天岩戸神社へ!神話に触れる旅。
そうめんとニジマスでお腹が膨れたら、次に向かうは、「天岩戸神社」である。
天岩戸神社は「高千穂峡」、「高千穂神社」と並んで高千穂三大マスト観光地と言うべきだろう。
天岩戸神社に祀られているのは、日本神の有名ランキングでも、常に上位にランクインする天照皇大神(アマテラスオオミカミ)だ。
アマテラスはすごく偉い神様で太陽を神格化した神。皇室の祖神とされる。
最近はスマホゲームとかで可愛く描かれる事が多い、一般的に女神としての認識が高いが、男神という説も・・。
天岩戸神話とは?(フィクションアリ)
ここで天岩戸神話に少し触れておこうと思う。
- 「日本で最初の引きこもりの話」
- 「スサノオやばすぎ説」
- 「話が色々と雑」
・・とこれが結構面白い。
神様には失礼かもしれませんが、軽い感じで書きますね。(フィクション含む)
1.引きこもりの原因。弟「スサノオノミコト」がヤバすぎる!
姉と弟は思春期になると不仲になったりというのはよくある話。アマテラスとスサノオも例外ではない。
ただこれが神様界の話しになるとかなりぶっ飛んでいる。
アマテラスの弟とされている素盞鳴尊(スサノオノミコト)は、巷の神様界でもかなりヤバいヤツ。ちなみにマザコン。
スサノオ「今度姉ちゃんの家に遊びに行くわ!」
アマテラス「(ヤベえヤツが来る・・。戦争あるかも?とりあえず武装しなきゃ!ヤラれる前にヤる!)」
このレベルのヤバさ。
よく二人で○し合ったりもする。
高天原(タカマガハラ アマテラス治める天界)へと遊びに来たスサノオ。
スサノオ「絶対悪さしないし!女神産んで約束するから!」
※神様は他の神様を産むことができる。スサノオはイザナギ(父【通称ゴッドファーザー】バツイチ )の鼻から産まれた。
・・だが約束は守られなかった。
スサノオはさっそくアマテラス姉さんの家にウ○チを撒き散らしたり、皆の大事な田んぼ埋めちゃったりと笑えないレベルの悪さばかりして、姉ちゃんや近所に迷惑ばかりかけていた。
アマテラスも最初は、
「うちのダメ弟がすいません・・。あんなのでも弟なんです。たぶんあの子なりの意味があってしてると思うんです。」
とスサノオかばっていた。
しかし、スサノオの悪さはどんどんエスカレートして行く。
スサノオ「家の屋根に穴開けて、そこから馬の死体落としたろwww」
と屋根から馬の死体を落とすという暴挙に出る。
ひょんなことから屋根の下で、織物をしていた女神様を殺してしまう。
被害者の死因は、彼女の陰部に梭(織物を織るための道具)が刺さるという、名探偵もビックリの壮絶を極めるものであった。(馬がヒットしたんちゃうんかい!)
もうね・・スサノオがサイコパスすぎ。
ついに越えてはいけない一線を越えてしまったスサノオ。
アマテラスもさすがに「コイツもうあかん・・。」と積年の怒りでブチ切れる。そして精神を病んでしまう。
そこで引きこもったのが天岩戸であった。
アマテラスが引きこもったおかげで世界は真っ暗闇に包まれ不作、疫病が蔓延する。
アマテラスが引きこもるよりも、スサノオをやっつけたほうが平和になる気がするのは俺だけだろうか?
2.「やべえ!太陽が無くなった!」天安河原に神様全員集合!会議の結果は・・?
アマテラスは太陽つかさどる神。周囲に与える影響は絶大であった。
神A「世界が真っ暗になってしもた!どうゆうこと??ボク夜目だからなんも見えへん。」
神B「スサノオのせいで・・アマテラス先輩、精神いわしてもうて・・引きこもってしまったんよ。」
神C「よし!みんなで集まってアマテラスさん出すアイデア大募集しましょうよ!」
天岩戸神社(西宮)よりさらに先へ進むと天安河原(あまのやすがわら)がある。
ここは、アマテラスオオミカミが天岩戸に身を隠した時に、どうやってアマテラスを岩戸から出す方法を八百万(やおろずのかみ)の神が会議をした場所だ。
まさに全国の神様大集合である。いかにアマテラスのポジションが重要だったかが解る。
「あーだこーだ」
「いや・・それじゃあダメっしょ!」
会議は続く・・。
800万というと大阪府の人口に近い。
多すぎて話し合いがまとまるわけがない。
神様も暇じゃない。せめて前もってアンケートを取るべきだと思う。
そして800万の神様が長時間の話し合いの結果、出した答えとは・・?
「800万も神いたら意見全然まとまらねえな・・」
「何年かかるのこれ?俺、明日も仕事あるし。」
「そうだなあ・・とりあえず保留にして・・せっかく全員集まったんだから、飲み会しようぜ!」
「そやな!息抜きって大事!飲んでリラックスしたほうが良いアイデア出るかも!」
とりあえず久しぶりに集まったんで、皆(800万)で飲むことに。
3.ドンチャン騒ぎ!飲んだら脱いじゃう系の「アメノウズメ」姉さん。
ワイワイ!ガヤガヤ!
真っ暗ながらも、飲み会は盛り上がっている。
やっぱり酒は大人数で飲むと楽しい。
神A「おいおいあれ見ろよ!」
神B「アメノウズメ姉さん・・やっぱり始まっちゃったw仕方ねえなあw」
神様界のス○リッ○ーの異名をとる、天宇受賣命(アメノウズメ)は飲むと脱ぐタイプ。
今回の宴会でも例外ではなく始まった。
アメノウズメ巧みなダンスにのせて一枚・・また一枚と脱いでいく。
どんどんエスカレートして皆の前でオッ○イ出して踊ったり、陰部を出して踊ったり。
「っちょ!丸見えww」
「俺ちょっとトイレ行ってくるわ・・。」
神様全員で大爆笑の馬鹿騒ぎ。
「楽しい!」は正義である。
飲み会が盛り上がりすぎて、神々達はアマテラスのことなんてすっかり忘れていたのだった・・。
4.「騒がしいけど何してますのん?」最後はみんな仲良く。でもスサノオは追放な!
天岩戸は遮光性には優れているが、防音性能はイマイチだった。
アマテラス「なんかめっちゃ騒がしいけど何してますのん!?もう0時でっせ?もうちょっと静かにやってもらえます?」
世界は闇に包まれているので昼と夜の境がない。
だがもう深夜である。騒ぎっぷりに苦情を言う為、アマテラスは天岩戸の扉をちょっとだけ開ける。
うっかり天岩戸が開くという意外な結果だったが、八百万の神達は当初の目的を忘れてしまっていた。
タヂカラオ「まあまあ!つれないこと言わんと!せっかく全員集まってるんですから!アマテラスさんも一緒に飲みましょうぜ!ほらほら!」
グイッ!
パワー系の神様「アメノタヂカラオ(アメノウズメと並んで高千穂のマスコット的神様)」がアマテラスを強引に飲みの場へと引っ張り出す。
おかげさまで世界は再び光に照らされた。でもやっぱりスサノオは追放されるのだった・・。
ーHAPPY ENDー
・・これが天岩戸神話である。(後半はほぼフィクションです)
個人的には天岩戸神話のアマテラス出す作戦は、「ただの飲み会だったんじゃね?」説を推したい。(個人の解釈で悪気はありません。)
※詳しく知りたい人は、下のリンクを参考にしてね!
さて天岩戸観光だ!
二人は高千穂峡から車に乗って少し走ると、天岩戸神社の駐車場に到着。
高千穂峡とは違って、ここの駐車場は無料だ。しかも誘導員のおじさま付きである。トイレもあったりと至れり尽くせり。
駐車場から鳥居をくぐり、石が敷かれた参道を歩くと、天岩戸神社(西宮)が見えてくる。
なんだかすごくゴージャス。
ちなみに、こちらのほうは、天岩戸神社の「西本宮」。
祀ってあるのは、大日霎尊(アマテラスオオカミの別称とのこと)
ちなみに「東本宮」もあるが、意外と気づかれないままスルーされることが多い。
衛「天岩戸って実際にどこにあるの?」
「うーん・・知らん。」
天岩戸は岩戸川対岸の断崖中腹にある岩窟(跡)にあるが、残念ながら普段は見れないとのこと。
天岩戸神社の西宮からさらに進むと、次は神様達の会議場「天安河原(あまのやすがわら)」だ。
渓谷沿いを川沿いに下って行く。
渓流と森林のお陰で気温が下がって涼しい。そして雰囲気も神々しい。
だが食後すぐに歩いたせいで、横っ腹が痛くなってくる。
この天安河原は凄まじいパワーを感じるスポットなのだが、八百万の神が集まるにはかなり狭い印象。
しかも、こちらのほうが『天岩戸感』がある気がする。(本物見たことないけど)
「ここに石を拾って積むとご利益があるらしいよ?」
衛「じゃあ積もうよ!」
・・・・。
・・・・・・。
・・・・・・・・。石が一つも落ちてねえ。
さすがに人気のスポット。みんなが積んでしまって慢性的な石不足だ。
人の積み上げたのを崩して、自分色に再構築するのも気が引ける。
※天安河原に行く時は、途中で石をいくつか拾っておくと積むことができます。
あるとすれば、横を流れている川の中だ。
衛「YU君川から石拾ってきてよw浅そうだよ!」
「いやいや・・流れ急だし!ヤマメの餌にさせる気?」
急な流れの中、命がけで石を拾うのはご利益どころか、下手したら人生終了になる。
今回は石を積むのは諦めた。
「パワー頂いたし、お参りもしまくったし、温泉入って帰るか。」
衛「うん。そうだね。」
駐車場での道のりでソフトクリームを食って、俺たちは温泉へと向かった。