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世の中には冒険があふれている!

さあ!クエスト(ウ○コ処理)の始まりだ!

▷高千穂デートいろいろお漏らし編の1話目を見る

ここは阿蘇山の南に位置する町、高森町だ。

阿蘇根子岳の雄々しい姿。透き通った上手い空気。

こんこんと湧き出でる、清らかな水。

そのどれもが一言で表現できないほど素晴らしい。

 

そして、この平和な町から始まるのが・・そう俺の物語なんだ。

 

「すいませーん!トイレ貸してくださーい!」

しれっと吐いた言葉の中には焦りが混じっていた。

 

きっと誰も気づいていない。魔王の存在に・・。

俺はこれからコイツを退治しにいくのだ。

 

クエストの内容はこうだ。

  1. バレずにトイレ入る
  2. ズボンを脱ぐ。
  3. 魔王の城(パンツ)を確認。攻略法を考える。
  4. 攻略不可ならむせび泣く
  5. 大丈夫そう魔王を処理
  6. 魔王城をビニール袋へ投入
  7. コンビニでしれ~っとパンツを購入

難易度はS。

これはもう、ミッションがインポッシブルである。(すでにゲームオーバーしている可能性もあり)

 

俺はビニール袋をポケットに忍ばせて、速足かつ慎重にトイレへと向かう。

(たのむ!パンツよ・・もってくれ!)

 

サイドギャザーが、ゆるゆるのトランクスだったら完全に終わっていた。

だが、魔界と人間界を隔てるのはたった布きれ一枚であるという事実は変わらない。

これは時間の問題だ。大事になる前に・・ジーパンまで達する前に・・なるべく手早く「攻略」しなければならない。

 

俺は刺激を与えないよう、滑るように小股で歩いた。上下運動は危険だ。

 

(頼む!トイレに誰も入っていませんように・・。)

 

雑誌ゾーンでは、作業服を着たオッサンが一人立ち読みをしている。

 

(ふむふむ。ここに人がいるということは、既にトイレ内には、人がいる可能性がありますな。)

 

(つまり立ち読みのオッサンは冷静な顔をしつつも、トイレが空くのを今か今かと待っている・・と?)

 

(そうなると、2番手のあなたは・・完全に「ジ・エンド」ですねえ・・。)

 

俺は推理を展開させ、トイレの前にたちはだかる。まずは鍵が空いているかをチェックする。

 

(鍵の色は・・?青!!・・ときどき赤・・だと!?)

85%青で15%赤の風味。

 

(これは・・どういうことだ!?)

  1. 中のおばあちゃんとかが鍵を閉めきれていない。もしくは施錠を忘れている。
  2. 鍵が故障していて、バカになってる。
  3. なんとなく神様のイタズラ(空いてる)

 

1だったら最悪だ。もしかして雑誌コーナーにいるおっさんも、この状況に困っているのかもしれない。

小心者同士、通じ合うものを感じる。

 

(ここはノックか?紳士としてノックなのか?)

 

コンコン・・。

 

・・・・・

・・・・・・・

・・・・・・・・・。返事がない。

 

俺は恐る恐るドアを開けてみることにした。ガラリ・・。

・・だれもいない。

 

「ふうううう!!神さま・・。」

 

次はズボンだけを下ろすミッションだ。迅速かつ、慎重にこなさなければならない。

いつもなら大胆にパンツも一緒におろすところだが、今回は危険すぎる。

※食事中の方はここから読まないことをオススメします。

 

(そっと・・そっと・・。よし!ズボンに付着物なし!)

 

(次はパンツ・・だ!)

 

だがしかし、俺の精神はすでに限界に来ていた。

震える手で、そっとパンツを下す。

額から汗がポツポツと滴ったが、いまは構ってはいられない。

パンツが濡れているのか、それとも俺が濡れているのかわからなくなってくる。(どっちも俺が原因)

 

・・・・・!!!

 

よし!思ったよりも癒着が少ない。プッチ下痢というヤツだ。

これなら・・やれる!メス!紙!

 

(ふきふき・・)

 

パンツは慎重にビニール袋へ。紙はトイレへと投入した。

 

なんか・・ほんとすいません。

 

シャワワワワワワワ!

(やっぱシャワートイレって・・こういう時に助かるわあ・・。)

 

俺は完全に魔王を攻略し、ズボンを履く。

そしてコンビニでパンツを購入。

念のため「何買ったの?」と聞かれた時のため、カモフラージュとして、靴下とコーヒーも買っておく。

 

よし!あとは姫を迎えに行くだけだ。

 

続く➡「無かったことにはならない」それが人生。