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今日、ボクは彼女と初エッチをする。涙なしでは語れない!

我慢した!涙した!今日は初エッチ解禁日だ!

kaikin

拝啓 母上様

彼女と付き合って一ヶ月にもなるのに、セックスどころか彼女の下着も満足に見たことがありません。

もう3回もうちに泊まりにきているのに・・。

一度だけ・・彼女が風呂から出た時にコッソリとのぞいてみました。

 

「次やったらコ〇すよ!」と言われました。

 

きっと恥じらいが昇華して、暴言に変わったのだと思います。

・・わかりません。どうやってセックスしたらいいのか・・わかりません。

一休

 

2月も後半に差し掛かった。俺の大嫌いな冬ももうすぐで終わる。

・・とは言っても北海道の春はずいぶん遅い。

これで引きこもりがちな生活ともおさらばだ。

 

春になったら・・「あんなこと、こんなこと、できたらいいな~。」

 

そして春が来るよりも一足早く、俺にとって待ちに待った日が訪れたのだった。

 

登場人物の紹介

YUTARO(俺):まもなく30になる自称出会い系マスター。結構ハゲてキテる。名古屋出身の札幌在住。

タヌキ女:タヌキ顔の可愛い子ちゃん。付き合って一カ月目。かなり好き。ワクワクメールで知り合う。

「付き合って一ヶ月間はエッチはさせぬ!」から始まった。

彼女「媚びぬ!退かぬ!付き合って一ヶ月間はエッチはさせぬ!」

しっかり者で頑固な彼女はYUTAROにそう言い放った。

おそらく、俺の「真剣度」を試すためなのだろう。

 

「体目的の男を見分ける方法」

・・なんて記事が書かれた女性誌でも参考にしたに違いない。

 

(そんな約束どうとでもなるわ・・ククッ・・生娘が。YUTAROを誰だと思ってる?)

・・そう俺はタカをくくっていた。

 

しかし、彼女の意思はテコでも動かず、その間は「キス」はおろか「ペッティング」すら満足にできない日が続いた。

とにかく、この一カ月間は「おあずけ」を食らいまくって、涙とヨダレを垂れ流す日々だったのだ(泣)

セックス解禁日。清潔感は大事!

・・ようやくそれが、解除される日がやってくる。

俺は、一ヶ月誰ともセックスをしていない。根は真面目だからだ。あとは・・彼女に対する愛・・かな。

おかげで、お肌はボロボロ。お腹はタプタプ。季節の変わり目で大量の抜け毛にも悩まされていた。

 

童貞だったあの頃のように、彼女の裸を拝むのが待ち遠しい。

入念にシャワーを浴び、水滴を拭き取った体に、シャネルの香水を少々。・・いい匂いだ。

そして、おろしたてのボクサーパンツをはいた。

セックスをしたからって安心できない。今後長く付き合って行くためにも、清潔感の演出は大切なのだ。

 

(キ〇タマが重い。・・リロードは完了している。)

 

いつ暴発するかもわからない危険なシロモノである。取り扱いには注意しなければ・・。

なぜなら俺は、ここ一週間、大好きなオ〇ニーすらも絶っているからだ。

 

YUTAROは入念に準備をすませると、壁にかかっている時計を確認した。

 

(もう待ち合わせ20分前だ!)

 

玄関のドアを押し開けると、北国の冷たい空気が入ってくる。

不思議なことに寒さを感じない・・いやむしろ暑いくらいだった。

今日のデートのシュミレーション

今日は、彼女の気分を少しでも高めるために頑張らなけれねば!彼女とロマンティックに過ごさねば!

 

(そうだ!奮発してオシャレな飲食店に行き、ちょっと高いラブホに泊まろう。)

俺の脳内で、様々なデート経路がシュミレートされていく。一応「デート」に関しては百戦錬磨だ。

 

とにかく彼女に媚びへつらい、土下座してでもエッチをさせてもらうでござる☆

待ち合わせはステラプレイス

ステラプレイス

タヌキ女は「恵庭市」在住。

札幌近辺を知らない人も読んでいると思う。簡単に言うと「まあまあ遠い。」

 

待ち合わせ場所はいつもどおりの「サツエキ(札幌駅)」だ。

その中にあるデパートの「ステラプレイス」の入口で落ち合うことになっている。

 

タ「いま新札幌駅だよ~もう少しで着くよ!待っててね♡」

彼女からメールが入ってきた。もう10分もすれば到着するに違いない。

 

ステラの入り口で待っていると、目の前を次々と北海道美人が通り過ぎる。

 

(ああ・・かぐわしい香り。頭がクラクラしてくるぜ。)

俺は今、犯罪者になる「ギリギリ」の所にいた。

絶対領域がヤバい!彼女のスカート姿に暴発寸前。

絶対領域

一人悶絶していると、ふいにポンポンと肩を叩かれた。

タ「お待たせ!ごめんね。ちょっと遅れちゃって。なにボーッとしてるの?」

 

振り返れば彼女がいた。いつもはジーパンばかりのタヌキ女が、珍しくスカートをはいている。

スカートとタイツの間の「絶対領域」からは、白く輝くおみ足が垣間見えた。

 

(このクソ寒い中でスカートだと?生足だとぉ!?・・好き♡)

 

惚れなおしたとは、このことか?

俺の顔に血流が集まって、上気していく。・・いろいろと暴発寸前だ。

「カップルで行ったら別れる」で有名な観覧車へ

タ「ねえ、これからどこに行くの?」

「そうだなあ~今日は大通り近辺で、飯でも食おうか・・」

タ「いいね♡久しぶりのカップルデートって感じだね!」

「・・す、すまぬ(普段は家デートばかりで)」

 

タ「あっそれなら私、ついでにあれ乗りたいな!観覧車!」

(はて?観覧車なんてここら辺にあったっけ?)

「もしかしてノルベサのこと?」

タ「そうそうノルベサ!あれ一度乗ってみたかったんだよね~」

別れる伝説で有名なノルベサとは?

ノルベサ

「ノルベサ」とは、すすきの近くの、デパートの屋上に存在する観覧車のことである。

札幌民には「ノルベサ」と呼ばれるが、正確にはノルベサというデパートの「nORIA(ノリア)」という観覧車だ。

名古屋で言えば栄の「サンシャイン栄」、大阪で言えば梅田の「HEP FIVE」のようなもの。

ちなみにノルベサにはこんな伝説がある。

 

「ノルベサに カップルで乗る と別れる(字余り)」

 

こう言った話は、どの地域にも良くある都市伝説だ。でも札幌では有名な話である。

過去に一緒に乗ったキャバ嬢とは音信不通だし、大阪子とは最近別れてしまった。

もしかすると信ぴょう性があるのかもしれない。

理屈こねてもいいっすか?

だけど・・だけども。

一夫一妻制の日本では結婚できる相手は一人だけ。そこに至らなかったカップルはいつか別れることになる。

結婚しても別れる人なんて星の数ほどいるのだ。

 

だから「ノルベサ 別れる」なんてキーワードで検索してんじゃねえぞ!

こんなのはバカバカしくて都市伝説の域を出ないし、ただの営業妨害だ。

 

俺は言いたい。いつか言いたい。

「私たちノルベサに乗って結婚しました♡」・・と。

 

天邪鬼な俺はあえて、この話を知りつつも、ノルベサに乗ろうと思ったのだ。

 

「え?まだ乗ったことないの?一度も?」

彼女が恥ずかしそうに腕を組んでくる。そして頷いた。

 

(・・仕方ねえなあ~。・・好き♡)

今日の彼女は女の子らしい服を着て、クソ寒い中で生足を披露してくれている。

しっかり者のタヌキ女の事だ。今日がエッチ解禁日という約束を忘れるとは考えられない。それなりに心の準備をしてきているに違いない。

 

「よっしゃ!一緒に乗ろう、観覧車に!」

二人は地下鉄すすきの駅で降り、5分ほど歩くとノルベサに到着する。

入っているテナント店には目もくれずエレベーターで屋上へ。

 

観覧車のライトが点灯してキレイだ。そう、ここが「別れの聖地ノルベサ(正確にはノリア)」だ。

チケットを購入して、係員へ手渡す。そして、誘導されてカゴの中に乗り込んだ。

・・ゆっくりと観覧車は動き出す。

動き出すロマンティックな光の輪。

俺がノルベサの観覧車に乗るのは既に3回目。

実際のところ大したことはないし、とてつもなく景色がいい(札幌の街が一望できるレベルじゃない)とは思えない。

 

でも向かいに座っている彼女は、キラキラとした目で、窓の外を見つめている。

 

(今すぐお前に襲い掛かって、この観覧車を緊急停止させてやりたいぜ!)

 

タ「うわあ~札幌の夜景が綺麗!観覧車っていいね!」

無邪気な笑顔に、こっちまで嬉しい気持ちになってくる。

 

「観覧車に乗ったことないの?」

タ「あるにはあるけど・・もうね。ずいぶん小さい頃。どっかの遊園地かな。しかも好きな人と乗るのは初めてだから・・」

彼女は少し顔を赤らめて言った。

 

(んごおおおお!愛してるううう!!)

 

「若さ=経験の少なさ」・・その経験の少なさからくる好奇心。

それゆえに見たものを目に焼き付け、喜怒哀楽を素直に表現する「20代前半」というお年頃。

アラサーのオッサンから見れば、なんと、初々しく可愛らしいものなのだろうか?

やはり10歳近く年下の彼女ともなると、新鮮なドキドキを与えてくれる。

 

元彼女の大阪子もいいリアクションをしてくれるが、あれは水商売で培われたプロの技。・・卓越した「合いの手」のようなものだ。

 

二人は札幌のロマンティックな夜景を仲良く堪能した。とりあえず先行きは良さそうだ。

 

タ「お腹すいたね。ご飯どうする?ファミレスとか?」

(・・もしかしたら俺の財布を気遣ってくれているのか?)

 

(ふふ・・今日はATMで3万円下ろしてきたのだ。今夜は「大人のデート」を味わわせてやる。)

そして二人は夜の街に消えていくのだった・・。

初エッチの前は「女子ウケのいいお店」で奮発だ!

炙屋

観覧車を楽しんだ二人はすすきのに足を運ぶ。

タ「え?すすきのに行くの?怖いな~ホストとかぼったくりいるんでしょ?」

タヌキ女が苦々しい表情で言う。

 

彼女はすすきのにあまり行ったことがない。どうやら悪くて怖いイメージらしい。

「ホストや客引きは多いけど大丈夫!おじさんが付いてるよ!」

 

地下に向かって階段を降りていく、店の玄関にたどり着くとタヌキ女が小声で、

「YUちゃん!ちょっと!なんかこの店高いんじゃないの?私あんまりお金持ってきてないよ!?」

とテンパった様子で言った。

 

もしかして彼女は「割り勘」のつもりなのか・・?

「大丈夫だよ。今日は俺が出すよ。もう付き合って”一ヶ月目”だからちょっとくらい奮発するよ。」

ここはあえて「一ヶ月目」ということを強調しておく。

 

タ「ほんとに?大丈夫?」

どれだけ金がないと思われているのだろうか?悲しい。

「まかせとけって!」

落としたい女性と行く店

彼女を連れていったのは「炙屋すすきの別邸」というお店。

札幌の中心部でチェーン展開している居酒屋だ。広い店内に贅沢な個室スペースを完備している、ちょっと高級感のあるお店である。

料理も美味しく(魚がうまい)メニューも沢山あるので、YUTAROはアポで可愛い子が来た時や、落としたい女性とのデートではちょくちょく使っている。

炙屋HP

 

俺たちは個室に入り、メニューを紐解く。

(ふむふむ・・そういうのもあるのか・・。)

ちょっと通な風にメニューを読んでみたりする。

 

ビールと刺身の盛り合わせ、ホッケの炙り、アスパラさん、ホタテバター、串揚げ盛り合わせを頼む。

(しまった!メチャメチャベタなものばかり頼んでしもた!)

 

ドリンクが届くとまずは乾杯!

タヌキ女はいつもよりよそよそしい。すすきのというロケーションに緊張しているのだろうか?

 

「ほら、お刺身来たよ、食べなはれ」

タ「う、うん。いただきます。あれ・・おいしい。」

「ほらアスパラ来たよ」

タ「うまうま」

「ほらホタテバター」

タ「美味し美味し!ビールおかわり!」

「串揚げも・・」

タ「サクサクでたまらん!ビールもう一杯!」

気がつけば、ハイテンションで彼女はビールをガブガブと飲んでいる。

 

(あれ・・この子こんなに飲めたっけ?)

 

頬っぺたは既に真っ赤っかだ。

 

「タヌキ女って酒を飲むとスグに赤くなるよね?」

タ「え?やっぱり赤くなってる?お酒飲んだり寒いところに行くとすぐに赤くなっちゃうんだ~。」

「充分かわいいと思うよ・・真っ赤なほっぺ。」

タ「馬鹿にしてるでしょ!小さい時はほっぺがりんごだったし、今もちょっとコンプレックスだよ。」

「いやいや・・ほれほれ」

タ「ん?どれどれ」

チュ・・。

タ「んもう・・」

エッチの前は臭いの残る食べ物は止めておこう。

ちなみに初エッチをする時に、イタリアンや焼肉など、臭いの残るもは止めたほうがいい。

イタリアンは一見マストに見えるかもしれないが、口がチーズ臭くなる。焼肉も同様だ。

 

「うちの彼氏・・なんか口臭い?」

「うちの彼女・・マ〇コ臭い?」

 

まあ・・そこまで気にする必要はないけど。

いよいよホテルへエスコート。どうやって誘う?

nukasete

観覧車でロマンティックな夜景を見て、雰囲気の良い店で飯と酒を味わった。

 

(さて・・お次はどうする?)

 

もう一軒つれて行こうかと思ったが、これ以上酒を飲むとチ〇コが立たない可能性が出てくる。

今日のメインイベントはタヌキ女に「エッチの約束を守っていただく」ことなのだ。

 

約束を守るという事は、恋人同士の関係を維持していく上で、とても重要なのである。(早くヤリてえんだよ!)

 

(ラブホテルか家か・・。)

正直な話、お金のかからない家のほうがお財布には優しい。・・しかし、うちのマンションは壁が薄いのだ。

しかもオナニーをガマンしすぎたせいで、3回分のザー〇ンバズーカが蓄積されているわけだ。

 

日頃は性的な弱者なオレも、今日はこのセリフを言えそうな気がする。

 

「今夜は寝かさないぜ!」

 

とにかく彼女とのセックスを思いっきり楽しむためにも、そして、ウチのお隣さんに迷惑をかけないためにも、ラブホのほうがいいだろう。

ラブホへの誘い方(真面目な彼女の場合)

問題は彼女をラブホへと「どうやって誘うか」である。すすきのという場所に恐れを抱いている彼女。

お堅い性格なので、初エッチが「ススキノのラブホ」だとOKが出ない気もする。

 

ポクポクポクポク・・チーン!

 

降りてきたアイデアは「ラブホに誘ってみて、ダメなら家に連れて行く」という、一休にも申し訳ないほどのありきたりな作戦であった。

ホテルに誘う時は、少し強引に、明るいキャラで。

「ねむーい!アカン急にねむーい!」

タ「え?どうしたの?お酒飲みすぎた?」

 

「あっ、あんなところにHOTELの看板がー!」

タ「え?え?」

 

「よし、眠いし今日はあそこに泊まるでござるよ!」

タ「え?武士?」

 

タヌキ女の手を引き歩く。目標まで200メートルだ。

向かうはあのラブホの看板だ!あと100メートルゥ!

 

ポカーン状態の彼女の手を引き、高速で歩く俺。

ここが「すすきの」でなければ、かなりシュールな絵だったかもしれない。

ホテルに誘う時は、「少し強引に」、「明るいキャラ」で、行くのが成功率が高いのだ。

 

「よし!眠い!眠いぞ!」

タ「ちょ!元気じゃん!ストップストップ!痛いって!」

ビク!

・・女性の「痛い」には弱いでござる。

断られても諦めない心が大切。

「大丈夫?・・ごめん」

・・冗談が過ぎたのかもしれない。

 

タ「てか、なんでラブホなの?」

「今日は・・その・・約束の1ヶ月目でして・・(小声)」

 

タ「??」

「ラブホはいやですか?」

 

タ「いや!」

「・・Why?」

 

タ「なんか初めてのエッチで、ラブホはいや!」

「そこをなんとか・・お頼み申し候。」

 

タ「だってご飯食べたばっかりじゃん!」

「だからこそラブホでゆっくり胃腸を休めるべきだと俺は思うな!」

(・・俺は諦めない!)

 

タ「エッチなことしない・・?」

「いや!今日はする!絶対する!約束だもの・・」

 

タ「でも・・まだ心の準備が・・」

 

急に彼女の声のトーンが弱くなる。一ヶ月間セックスをさせていない事に、負い目を感じているのか?

 

(ここでもう一押しだ!)

 

「わかった、ありえないくらい優しくするから。」

タ「ほ、ほんとに?」

「信じてほしい。・・いや愛してるよ!」

 

タ「う、うん。じゃあ・・わかった。」

「やった!\(^_^)/」

こうしてラブホへのいざないは成功を納めたのだ。

オシャレなラブホに連れていこう!

リマスタイル部屋

すすきのはさすが『夜の街』だけあって、結構なラブホ街だ。選ぶには困らない。

 

「今まで何回くらいラブホに行ったことあるの?」

デリカシーのない俺は、平気でそんなことを聞いてしまう。

 

タ「なんでそんなこと聞くの?・・一回だけ行ったよ。」

「へえ・・いくつの時?」

タ「もう!教えない!」

 

そこには「恥じらい」を演じる女がいた。

女ってヤツは大体こういう事は、少なめに見積もって言う。軽い女に見られないための「女性の知恵」でございますね。

 

とにかく「経験の少ない(はず)」の彼女に、できるだけ素敵なラブホテルをチョイスしてあげたい。幽霊が出そうなホテルは論外だ。

入ったのはすすきのRIMASTYLE(リマスタイル)

二人が到着したのは、すすきのに存在するキレイ目なラブホテル「RIMASTYLE(リマスタイル)

インテリアデザイナーが手掛けたような、オシャレで高級感のある内装がカップルたちにウケている。

料金設定は少しお高めだが、キャバ嬢の姉ちゃんを口説いて連れ込むなら、このくらいのラブホは選んだほうがいいだろう。

ホテルに入ったら迷わず部屋を選べ!

「ほえ~・・エントランスもオシャレですなあ~。」

タ「ちょ!恥ずかしいから早く部屋選ぼうよ・・」

 

(・・やっぱり全体的に高いなあ~。一万円くらいの部屋しか空いてない・・。)

 

「・・ど、どれにしよう。(ちょっと後悔)」

タ「どれでもいいよ!」

他のラブホも近いけど、このまま引き返すのも、男らしくない・・。

 

「じゃあ、このベッドにカーテンついてる部屋にしようか?マッサージ機もあるみたいよ?」

タ「じゃあそれね!」

 

タヌキ女は部屋の内装のことよりも、ラブホのフロントにいることが恥ずかしいようだ。

これだけ恥ずかしがりやだと、セックスするのも一苦労かもしれない・・。

 

(・・ちゃんと俺の乳首を舐めてくれるだろうか?まさか処女ってことはないよな?)

 

すぐにでも襲ってやりたいが、大人の男性として、余裕をもって望みたいところである。

ここが二人の愛の巣だ

愛の巣

エレベータが開き、二人が入るべき部屋が光り輝いている。

 

「さーてどんな部屋かねえ~。ガチャリ・・」

自動精算機「イラッシャイマセー!」

 

入口にある料金精算機の、間抜けな声はムードが台無しになる。・・マジでやめてほしいわ。

 

「見てみて!綺麗な部屋やで!」

タ「うん・・。」

「ほらマッサージ機もアルヨー!」

すすきので見かける「外国人」のモノマネをするも全然ウケない。

 

彼女は緊張しているのか、ソファの端に座りこんで固まっている。

まるで買ってきたばかりのハムスターだ。

 

「怖いのかい?安心して大丈夫だよ・・」

チュッとおでこにキスをする。

(じっくりコトコト煮込んでやるぜ!)

 

・・・・

タ「もうだめ!ちょっとトイレ行ってくるね!」

なんだ・・おしっこしたかったのね。

セックスまでの時間がもどかしい

もどかしい

さすが札幌市内で高名なラブホだけあって「トイレの音」は全く聞こえない。

チャペココ並み、いやそれ以上の安心感だ。

 

彼女がトイレに入った理由が、うんこなのかオシッコなのか・・それともマンマンをウォシュレットでキレイにしているのか?

・・そんなことはどうでもいい。

セックスまでの時間だけが、只々もどかしいのだ。

 

(おっ!帰ってきた!)

 

YUTAROはタバコを灰皿に押し付けると、すぐさま彼女に襲い掛かった。

タ「ちょ!ちょ!」

二人してキングサイズのベッドに倒れこむ。そして間髪いれずにタヌキ女にキスをする。

 

タ「いきなりなに?てかタバコ臭いよ~」

タバコを一切吸わないタヌキ女からすれば、YUTAROの口臭はいただけないらしい。

 

「オラもう・・がまんができねえがす!」

ムードもそっちのけで野生に帰る。

俺は彼女の首筋にキスをしながら、ブラウスのボタンを外そうと試みる。

ラブホテルの「思い出ノート」に物語を書き込む余裕もない。・・既に射精しそうだ。

 

ブラウスのボタンを一つ、二つ外したあたりでチラリと見えるのは・・

 

(ブラ・・初ブラジャアアア!)

ヒラヒラのついた薄緑のブラに、ドーパミンがドバドバ分泌される。

 

その刹那・・。

ドン!胸元に衝撃が走ったのだ。

 

 

ドクン・・ド、クン・・。

 

心臓の鼓動がおかしい。これはハートブレイクショット・・!?

焦ると嫌われるぞ。

yamuc

「暴力・・はアカンって言ったじゃない・・。・・ううう。」

もしや彼女はDVの気があるのだろうか?将来が心配だ。

 

「ちょっと突き飛ばしただけじゃない。いきなり来るから・・」

(突き飛ばしただけ?・・これが人間と戦闘民族道産子とのパワアの差か?・・勝てる気がしねえ。)

焦りは禁物・・焦ると死ぬぞ。

 

「ふう・・ふう・・」

ようやく呼吸が落ち着いてくる。

 

タ「でもお風呂入らないと汚いじゃん!清潔感は大事!」

「今・・冬ですし・・。」

タ「関係ないし!とりあえずお風呂に入ろう!ね?」

「一緒に入るってのは・・どうですか?」

タ「ちゃんと体洗いたいから・・今日はだめ~!」

 

なんなんだ一体、ウチに泊まりには何度も来ているのに・・。女ゴコロはわからん。

 

とりあえず俺が先に風呂に入ることになった。

シャワーを浴びながらも、モンモンとした気持ちは洗い流せない。

 

シャワーを浴びて、素早く体を拭くと、手っ取り早く歯を磨く。

 

タ「おかえり・・」

「おう!」

タ「それじゃあ、私もお風呂入るね!」

「おう!」

タ「なんか怒ってる?」

「怒ってなんかねえし!」

タ「さっきはごめんね。・・すぐに出てくるから待ってて(チュ!)」

「お?・・おう・・♡」

エッチする前の「女の準備」は思ったよりも長いぞ!

「アン!アン!アン!」

ジュッポジュッポ!

「イクイク!イクぅ!」

「こ、このまま!中に!中に出してええ!」

果てた二人の激しい呼吸が続く。

女陰を激しく、突き続けた男根がゆっくりと抜き取られる。アソコからじんわりと流れ落ちる白濁の液体。

 

しかし、それはモザイク越しの世界だ。

(まだかな~?早くしないとエロ動画でオナニーしちゃうよ~。)

彼女が風呂場に消えてから、既に30分以上経過している。

 

「ボオオオー!」

ドライヤーを使う音が聞こえ、ようやく彼女が風呂から上がったことを知る。

 

俺はとっさにリモコンを手に取ると、チャンネルを変えた。

さっきまでの卑猥な映像は、動物達が悠々とすごす大自然へと変わる。

 

ドライヤーの音が止んで、「いよいよか?」と身構えてから、既に五分も経っている。

ガチャリ・・。

『精神と時の部屋』のドアが開く。

 

タ「お、おまたせ・・」

ラブホのパジャマを着た彼女が現れた。恥ずかしそうな表情を浮かべている。

 

「待ちくたびれたよ~(さっさと始めようぜ)」

タ「まあまあ・・お茶でも飲む?」

これ以上引っ張るというのか?女はエッチまでの準備時間が本当に長い。

いよいよセックスの時間です。

いよいよセックスが始まる。

 

「・・こっち来て。」

タ「恥ずかしいからお部屋暗くしていい?」

「もちろんだっぺ!」

俺は枕元にある照明のスイッチをひねって暗くしていく。

 

「これくらい?」

タ「・・まだまだ。」

「これくらい?」

タ「まだまだ・・。」

「これくらい。」

タ「うん・・」

「ほとんど真っ暗じゃねえか!」

タ「だって緊張する・・。そういう事するの本当に久しぶりだもん。」

「どれどれ・・?」

俺は、彼女の上着のボタンを外し、彼女の胸に手を伸ばす。

既にブラは外されていて、ノーブラ状態だ。

 

優しくおっぱいに手を触れる。

「ホントだ・・めっちゃ心臓バクバク言ってる。(乳神様~乳神さまぁ~!)」

タ「・・優しくしてね。」

 

俺はタヌキ女に覆い被さるとキスをする。お互いの舌をにゅるにゅると絡ませる激しいキスだ。

そのまま首筋、鎖骨へとゆっくり舌を這わせていく。

 

彼女は体を硬直させている。

「リラックスして・・頭の中でウンコって10回唱えるといいよ。」

タ「バカ!アッ!」

 

暗闇の中で、俺の唇がタヌキ女の乳首を確認する。そして思わず吸い込んだ。

そしてそのまま舌先でコロコロと愛撫する。

その小さな胸の、小さな乳首は、あっという間に固くなっていく。

 

タ「あん・・あんん」

ぎこちなく・・そして消え入りそうな彼女の声が聞こえてくる。

 

彼女の左右の胸をまんべんなく愛撫しながら、右手は少しずつ下っていく。

このまん丸なのがおヘソ。この少し突き出ているのが腰の骨。これは太もも・・。

そしてこれが・・ひざ。おっと!行き過ぎた。

 

オイラの魔手は、とうとう恥部へとたどり着く。

大陰唇の周りには、アソコの毛がうっそらと生えている。

親指でなぞるようにマッサージすると、親指は少しずつ粘りを含んでいく。

 

指先に絡みついた彼女の愛液を、クリトリスに塗りこんでゆっくりと刺激する。

タ「・・はああん!」

ため息のような吐息が漏れる。

 

しばらくクリちゃんに戦力を傾けていたのを、いよいよジャングルの奥地へ。

指を一本突撃させる。

(ゆっくりと・・優しく・・。膣壁をなぞるように・・。)

 

「うん・・あ!」

彼女は苦しそうに喘ぐ。

(・・もう一本・・いけるかな?)

 

唾で指を湿らせて・・投入。

全部が入ったところで、ゆっくりと動かしていく・・。

タ「ごめん、YUちゃん・・痛いわ。」

 

ええー!!痛かったのー?(゚д゚)

めっちゃシリアスに書いたのに・・。

久しぶりのエッチは痛い?女のアソコ事情。

awabi

俺の指は細い。女のような手をしていると言われることが多い。それが自慢だったりする。

今日のために爪を切り。現代の万能薬「オロナイン軟膏」を塗って、ササクレのない状態にしてきたはずだ。

 

(それが・・痛いだと?・・まさか処女?)

 

「ごめん、二本は痛かったかな?」

タ「うん・・久しぶりにエッチなことしたからかな。」

「そっかそ!一瞬処女だと思って結婚意識したわ。」

タ「・・ばか。」

優しい愛撫を心がけるべし!

戦力を減らし、指一本で彼女の中を優しく愛撫する。

これだけで痛いと言われると、オイラの粗チンですら「巨根」となってしまう可能性がある。

 

(慣れるまでデンマとか小道具は使えませんな・・。)

 

彼女のアソコも充分にほぐれてきた。俺もそろそろ乳首を舐めて欲しいのである。

でも、そのスキに彼女のアソコが乾いてしまう可能性がある。そうなると後が大変だ。

彼女も緊張しているし、札幌の冬は乾燥が酷い。

 

(ご飯も暖かいウチが美味いし、早速入れちゃいましょ!)

 

俺のチ〇コはギンギンで、空気抵抗で射精しちゃうんじゃない?ってくらいになっている。

 

「入れてもいい?」

タ「う、うん・・」

枕元のコンドームさんを引っ張り出すと、手際よく息子に装着する。

息子は薄緑の艶やかなベールで包まれた。

「じゃあ・・入れるよ?」

少しでもスムーズに入るように、彼女に陰部にこすりつけ愛液をちょうだいする。

タ「あん・・うん。」

 

(少しずつ・・ゆっくりと・・あれ?)

あれれ?おかしいよ~ラン姉ちゃん。

トラブル!アソコが狭すぎて入らない!

彼女のアソコが狭すぎて、一定の位置から前に進めない。

「ぬりかべ」がとうせんぼうでもしているのか?

 

タ「んん・ッツ!」

 

タヌキ女が苦しそうな声を出すと、アソコがしまって息子を苦しめる。

アソコも狭い上に、さらに締めつけられる。

 

(ヤバい!・このままじゃ・・先っちょだけでイッテまう!)

 

「ふう・・なかなか奥まで入らないね。ちょっと深呼吸してみようか・・」

タ「はあああ」

ぐぐっ・・ニュルリ。入った!

 

「ふう・・じゃあゆっくり動かすね・・」

よいしょ!よいしょ!・・セックスというより作業だ。

「んん・・ああ・・」

吐息が漏れる。

気持ちいいのか?よくないのか?イマイチ良くわからない。

一方その頃・・俺はとてつもない快感に襲われていた。

「狭い=正義」なのである。

エッチの時こそ優しさの真価が問われる

腰を動かさずとも彼女のマ〇コは「キュッキュ」と息子を締めつける。それでいて暖かい。

彼女は意識せずとも「アメとムチ」を使い分ける。

 

(こりゃ・・マ〇コ界の聖母マ〇コ様や!)

「・・痛くない?」

タ「うん、ちょっと慣れてきたかも・・?」

いつもの汗だくで、がむしゃらにせめぎ合うセックスとは違い、童貞と処女のようなやりとりが続く。

 

しかし、エッチの時こそ、気づかいと優しさの真価が問われるのだ。

画面の向こうにいる男性諸君よ!覚えとけ!

ひたすら腰を振り続けるのは、セックスじゃねえ・・ただのオナニーだ!(誰?)

 

「とりあえずバックで、お尻をこっちに向けようか(イキそうだから体位を変えて落ち着きたい)」

タ「え?恥ずかしいよ!」

「大丈夫・・真っ暗で見えないから」

タ「わかった・・」

実際は既に目が慣れていて、ずいぶん見えちゃってる。

彼女が四つん這いになる姿を見るだけで、チ〇コの角度はさらに10度上を向くのだった。

 

彼女のアソコをめがけて息子は突き進む。にゅぽ、にゅぽ。

 

(正常位にもまして、絶妙なところを締めつけやがる・・。)

タ「あ、あん!あん!」

タヌキ女もテンポよく声を出すようになってきている。すごい成長ぶりだ。

 

俺は射精をこらえるため何度も腰を止めた。

彼女はその行為を「気遣いと優しさ」と、感じるに違いない。

キミの彼氏はただの早漏だと言うのに・・。

 

「そ、そろそろ出すよ・・」

彼女からの返事はない。俺は腰を一層早く振った。

 

ジュポ!ジュポジュポ!

タ「ああ!ああ!」

「おう!おう!」

タ「ダメえええ!」

タヌキも感じているではないか!

よおおし!ラストスパートだ!いっけえええ!!

 

タ「もうダメええ!YUちゃん!ストップ!痛い!!」

「おおおおお!ええええっ!?」

 

ピュッ!ピュッピュ!

 

(で、出てもうた・・。)

二人の初エッチは無事?終了した。

しかし、彼女のアソコが、俺に馴染むには、もう少し時間がかかりそうである。

焦らずに。ゆっくり行こう。

最後に。彼女がエッチで痛がった時の解決策

女の子にとって、久しぶりのエッチは、痛くなることもあるみたい。(アソコが柔軟性を失っているから?)

男性も久しぶりにエッチすると、気持ち良くなかったり、ムダに早漏だったり、なかなかイケない事があるのと一緒だ。

愛撫は優しくが鉄則

愛する彼女に苦痛を味わわせないためにも、時間をかけてゆっくりと愛撫してあげよう。間違ってもガンガン指マンしたり、乱暴にかき回したりしちゃダメよ!

(エッチ下手クソだな・・コイツ)と思われるぞ?

舐めて濡れてきたらチ〇コを入れてみよ♪

また彼女が「アソコをなめられるのOK娘」なら、舌先で優しく舐めてあげよう。

唾液と愛液で口元がぬるぬるとしてきたら、きっとマ〇コにも入りやすくなっているはず。

ただ、舐められるのが嫌な子も多いので、無理矢理したらダメだよ?

また、濡れにくい体質の女の子もいる。その場合はローションを使ってみるのも全然アリだ。

体位で痛がる人もいるよ♪

体位によってチ〇コの当たるポジションは違う。深さも変わってくる。

体位次第で痛いということもありえる。僕の前の彼女はバックが痛いらしかった。

痛い場合は体位を変えてみるのも一つ手だ。

 

とにかく無理はしないこと、射精してなくても、諦めることも大事。(お口で抜いてもらうとか・・)

ゆっくりやればいいじゃない。それも愛情。

チ○コがデカすぎて・・というヤツは知らん。

 

えーと・・この話。なんの話でしたっけ?

あっそうだ!

・・という事で、「一カ月間おあずけを食らったYUTAROが、初めて彼女とエッチをした時の体験談」でした。

※「10話分」を無理矢理一つにまとめたので、めっちゃ長くてすいません。

 

続く➡幸福な時間にやってくる腹痛。初めての胃カメラは想像以上に辛かった。