スウェットで「天使の歌声」を聴く
家の近くでお好み焼きを食うと、俺たちは博多駅に向かった。(近くにカラオケ屋がないので)
彼女の服が乾いていないので、彼女が持ってきた「お泊り用」のスウェットのままだ。
百「一人だけスウェットで出歩くのは馬鹿な女みたいで恥ずかしい」
という彼女の言い分に巻き込まれ、俺もスウェットを着させられた。
「DQNの休日」状態だ。
二人のこの格好は博多駅では明らかに浮いていた。
こんなことなら薬院あたりのコロッケ倶楽部にしておけばよかった・・。
百「YUちゃん、今日は楽しいね☆彡」
さっきの騒動が嘘のように百合子は甘えてくる。怒ったり泣いたり一時はどうなることかと思ったが、今は満面の笑みだ。
そんなスウェットの二人は受付をすませると個室に入る。
「んっしょ!まずは何飲む?」
百「その前にYUちゃん、ほら・・チュー。」
「お、おう・・ぶちゅ。」
そんな感じで何度もキスをする。・・彼女の思考回路がいまいち理解できない。
でも・・流石に今日はヤラせてくれるんじゃなかろうか?
俺はスウェットの胸のあたりの大きな膨らみをマジマジと見つめるのだった。
ちなみに百合子は歌がめちゃくちゃ上手い。
特に英語(なぜかある程度しゃべれる)の歌を歌わせると一級品だ。
俺も負けじと声を張り上げて対抗するものの、百合子の美声とは明らかな格差と才能の違いを感じるわけである。
マイクを握った彼女はとても輝いているござる。スウェットだけど。
さっきの「ビオレメイク落とし騒動」も遠い昔のことのようだ。もしかすると誰かと間違えている気もしてくる。
とにかくカラオケタイムは平和だった。
「よし最後の一曲やで!ジャネットジャクソンいっちゃえ!」
百「まかせて!」
最後はダンスしながら、二人で飛び跳ねる。・・なんだこれ?
でもこれまでのストレスやわだかまりはどこかへ行ってしまった。
カラオケを終えると、タクシーに乗って部屋に戻る。
今日は絶対的なチャンス!そろそろゴールを決めたいのだ。
グイっと!
俺は玄関に入ると百合子を引き寄せた。そして熱い接吻を交わす。
お好み焼きの臭いとかタバコの臭いとかもうどうでもいい。青のりが歯に挟まっていようが関係ない。
百「んふう・・。はあ・・。」
吐息を交換しながら壁際で口づけの攻防を繰り返した。
俺は、スウェットの中から百合子の胸に手を伸ばす。彼女の豊満な肉質を感じた。
そして背中に回した右手でブラジャーのホックを外す。
「ボイン!」
開放された彼女の胸は重力に負けることなく俺の手中に納まった。
そして突起した乳首を指でこねくりまわす。感触としては少し大きめだ。
百「・・あ・・。」
そのまま彼女の下腹部へと大胆に向かっていく。
パンティのわずかな隙間から魔の手をすべり込ませる。
茂った彼女の草原から湧き出したばかりのオアシスを発見。後でたっぷりと潤させていただこう。
「今日はエッチしていい?」
ここでNGだったらもうなす術がない。
百「うん・・ちゃんと暗くしてお布団でなら・・。」
彼女は小さな声でそう言って頷く。
「!!!」
ウヒョォォォ!初めてOKが出たので脳内が舞い上がってしまう。
「わかった。スグ布団敷くからちょっと待ってて!」
・・・なんかもう・・せっかくのムードとか台無しである。
近いうちにベッドを買おうと思う。