俺氏、彼女の家に上がり込む
六本松の牛兵衛で焼肉を楽しんだ二人。
俺は当たり前のように衛生女の部屋へ上がりこむことになった。
男女で焼肉を食ったんだ。やることは決まっている。
何より彼女から発情したメスの匂いを感じ取っていた。
店を出ると、雨は小康状態になっていた。土砂降りじゃなくて助かった。
「やっぱり焼肉食うと喉が渇くねえ・・。」
衛「それわかる、あとお寿司とかカレーとかラーメンも喉渇くかも。」
「味が濃いもの全般はそうなるよね~」
途中でコンビニに寄ってビールを買い込んだ。
衛生女はビールとシャンディガフ以外のお酒をあまり好まない。
酒が弱いとか苦手というわけじゃないのだが、もともと好き嫌いの多い女だ。
衛「今日はまだお腹痛くならないねw」
「いや・・もうちょっと時間が経たないと結果はわからない・・。」
衛生女にとって俺のイメージは「お腹の弱い男」らしい。
それは間違ってないし、そう思ってくれていたほうがこっちとしても気楽だ。
包茎だとか、腹が出ているとか、髪が薄いとか・・・。
もう自分の「体」の事に関して見栄を張る年齢でもない。
そんな俺が毎日のように油山(福岡市内にある標高約600メートルの山)に登るのはもう少し後のことである。
さて、衛生女の部屋に着いた。扉を開けると、女性の部屋の良い匂いがした。
しかし、女性の部屋とは言い難いほど殺風景である。
「相変わらずなんもないね・・」
衛「あはは・・断捨離ってやつ?」
「もともと何にもないから断捨離でもないじゃん・・。」
衛「うるさい!シンプルが好きなの!掃除楽だし。」
「まあ俺の部屋には洗濯機すらないけど・・。」
衛「マジで?どうしてんの?」
「近くのコインランドリー。でもネットで安い洗濯機(韓国製)買ったから大丈夫。」
この洗濯機は、のちに俺の数少ない衣服達を八つ裂きにしてくれる可愛いヤツである。
「とにかく乾杯!お久しぶりやで!」
アルミの安っぽい音が鳴った。グビツ・・・。
だが俺の中では焼肉がまだ消化されきっていない。
満腹時に飲むビールはあまり上手くないし、さらに膨満感を高めるだけだった。
このままでは彼女とのセックスに支障をきたす。
それに酔っぱらった状態では息子のやる気が心配だ。
さわさわさわ・・。
だから俺は衛生女のお尻を撫で回すことにしたんだ。
衛生「え?なに?いきなり?」
ペロン・・!
そして彼女のタイトスカートを腰のあたりにまくし上げた。
まるで空気の抜けた浮輪のような輪っかが彼女の腰あたりに出来上がる。
「お・・白。 ぼ、ぼくは興奮して来たんだなあ~・・。」
衛生「わー!ちょ!ちょちょ!」
衛生女は驚き戸惑っている。・・が今のところ拒否はしていない。