久しぶりの下関デート!唐戸市場に海響館、俺の体がおかしい。
キスをしながら、車は下関に入る。九州入りは関門橋だったが、今度は下道の関門トンネルで入った。
以前に下関に来た時はバーで謎の酒を飲まされ泥酔してい暴挙に出たという思い出の地だ。
⇒前回下関に来たときの話「【下関出会い編】20代前半の相武紗季似の可愛い女の子と会って来た!」
早速「唐戸市場」の駐車場に車を停める。ここは下関の観光市場としても有名で新鮮な魚介類や地物のお寿司を安く食べることができる。
百「うわあ!始めて来たよ唐戸市場!すごい魚の匂い!」
「え・・?そんなに匂う?」
百「さっそくお寿司食べようよ!お腹空いちゃった!」
市場内に入ると、カップルや家族連れ、中国、韓国の観光客でワイワイ状態。
昼食時だったせいか、市場の雰囲気も賑やかだ。
B「お寿司いかがですか~フグ!マグロ!新鮮ですよ~」
売り子のオバちゃんが大声で客を呼び込んでいる。長年ここで戦ってきた、ベテランの風貌だ。
B「お兄ちゃん!ほら!寿司食べてって!綺麗な彼女にいいとこ見せんかね」
おばちゃんの雰囲気に飲み込まれながらお寿司を入れるパックを受け取る。
唐戸市場でお寿司を食うということは、基本ビュッフェ的な形式で自分で食べたい寿司を一貫ずつチョイスすることになる。
百「うわあ!このウニ美味しそう!入れていい?」
ウニで思い出したが、温泉子もこのくらいの可愛らしい反応を見せて欲しかったものだ。
「おう!じゃんじゃんやっちゃえ!俺はやっぱり・・下関なんでフグでしょう!(トラフグではない)」
ということで新鮮なお寿司をトングでパックに入れていく。10貫ほど入れて、オバチャンに会計してもらった。
一人千円を少し超える程度で新鮮な寿司が食えるとなるとお得だ。(ちなみに終わりがけに行くと投げ売りされてます。)
「さて、食いますか?」
百「食いましょう!」
市場の二階に移動。市場全体が見渡せる場所がある。二人は会議室にあるような長テーブルに腰掛けた。
「さあ食べて食べて!お腹すいたやろ?」
百「ありがとう!頂きます。」
「どお?」
百「うん!美味しい!このヒラメプリプリやね!」
「よっしゃ俺も!」
・・・・
・・・・・・あれ?あんまり味がしない。
「この醤油・・味が薄くない?」
百「いや・・特に薄くないけど?」
おかしいな・・。じゃあもう一貫。
醤油の味は薄く、なんかやっぱり味がおかしい・・そして切り身がザラザラと口の中に残る。もしかして腐ってんのか?
百「どうしたの?食べないの?」
「な、なんか思ったよりもお腹空いてないかも?良かったら食べる?」
百「えーー!私そんなに食べられないよ!」
そう言いながらも百合子は俺の分までペロリと平らげた。予想以上の大食漢・・いや大食女だ。
「寿司の味・・変じゃなかったよね?」
百「全然!美味しかったけど・・。どうしたの?」
「い、いや・・。」
昼食を終えると次は海響館だ。海響館は下関が誇る水族館である。
百「水族館なんて小学生以来かも!」
「たくさん魚食った後は、魚をたくさん見るぞい!」
百「そう思うとちょっと残酷だね。」
館内は清潔で水族館としては新しい印象だ。たくさんの水槽を百合子と二人寄り添って回る。
今日は平日なので館内も空いていて、同じように巡っているカップルが目に付いた。
こりゃ・・一人で水族館は来れないな・・。そんな事を思っていると、館内放送が流れる。なにやらショーが始まるようだ。
百「おうイルカとアシカのショーだって!見に行こう!」
「あ・・おう!」
俺と百合子はステージに向かう、しかし俺は体調の異変を感じ始めていた。
「な、なんかちょっと・・気持ち悪いんですけど(心の声)」
ショーの会場のには続々と観覧者が入ってくる。
百「ここ見やすそうだね!」
「・・・・(チーン)」
俺たちは眺めのいい特等席に腰掛けた。
・・しかし俺はもう限界だった。水族館独特の「生臭い匂い」リーチをかけた。
「ぐぶ・・ちょ・・ごめん!トイレぶ!」
必死で口を手で押さえながらトイレに走り込む。
個室のドアを乱暴に明け、便器を見た瞬間「アレ」が吹き出した!
オベベベベベベb!
「なによこれ・・なんなのよこれぇ・・」
涙を流しながら便器を眺めるオレ。
「食べ物の味がおかしい」、「吐き気」・・・これってまさか・・