なんだか精神にくる12月。ボクは引きこもりがちでした。
ども!YUTAROです!
冬って日照時間が短いからなんか精神不安定になるよね!
そうやって太陽のせいにすることで孤独で死にそうな12月を乗り切ろうと考えている。
この時期はイルミネーションがきらめく博多駅には近づかない。恋人達がうごめく天神には近づかない。
そうやって自分で立ち入り禁止区域を決めては、自宅周辺での狭い範囲で生活をしている。
それはまるで俺自身の心の狭さを反映しているかのようだ。
名古屋で過ごした昨年も同じだった。とにかく12月には魔物を通り越して「魔王」が住んでいる。
魔王の手下ども(カップル)は街を闊歩し、襲いかかってくる。
この太陽が高く登る日までは・・。暗黒を煌々と照らす勇者が現れる日までは・・。
俺は・・極力家から出ない!春よ来い!
「YUちゃんお疲れ様!この前飲みに行く話してたやん?突然だけど今日はどう?」
「え?イクイクうう!」
完全に精神を病んでいた俺に一人の女神が現れる。衛生女である。
彼女からのお誘いによって俺の中二病はとりあえず終わりを告げた。
明日にはまた発病していないといいが。
待ち合わせ場所は魔王の住まう城「天神」である。
普段はビックカメラにPC用品を買い物に行くぐらいだが、
やっぱ女性と待ち合わせで行くとなると心持ちが随分違うんだなあ・・。
待ち遠しさでケツがムズムズしながら時間は過ぎていく。
ここは渡辺通と国体道路が交差する渡辺通4丁目の交差点。エディバウアー前は人でごった返している。
信号が青に変わると前後左右から人が歩きだす。まるで合戦だ。
そんな人の波をかき分けて進む。
久しぶりにたくさんの人間を見たせいで酔いそうだ。頑張れ!俺!
「待ち合わせは確かこの辺り・・。」
俺はなんとか信号を渡りきり、カメレオンのように周りをキョロキョロと見回した。
「えっと・・ボブヘヤーの女。ボブヘアーの女・・。人が多いなこんちくしょう・・。おっ!あれはボブヘアー!」
三越の入り口あたりにわかりやすく突っ立っていたボブヘアーの女。
3ヶ月ぶりの衛生女である。
「うっす!お待たせ!」
勢いよく手を上げて彼女にアピールする。
衛「遅い・・もう帰ろうかと思ったよ。」
「え?ごめん・・。でも遅れたの五分だけだよ?」
衛「あはは冗談!てか久しぶりやね。」
基本は無口な彼女なので冗談が下手だ。
久しぶりとはいえ、前回会ってからそれほど時間が経っていないので変わったのは夏服から冬服になったくらいだ。
「んで何食う?」
衛「今日は和食が良いなあ・・。」
ということで以前後輩のイケ男がコンパをして盛り上がったという「弁天堂」というお店へ行くことにした。
店までの道のりを携帯で地図を調べながら人をかき分けて練り歩く。
ここ最近は魚女、山女と強烈なパンチを見舞われたせいか不安だ。
彼女も変わっていなければいいが・・。
触り馴れた手にも触れることができない。
※衛生女の写真出てきたんで貼っときます。この話の場所と関係ありません。あしからずw