クリスマスまで秒読みだよ!
「やべえ・・今年が終わる・・。」
脳内でこの言葉を連呼している。
12月も中盤に差し掛かった。とりあえず目先の強敵はクリスマスだ。もう残りわずかの時間しか残されていない。
去年は名古屋で一人寂しいクリスマスを過ごした。一昨年のクリスマスは彼女(大阪子)がキャバ嬢に変わっていた。
そして今年は福岡に来ることによって、いろいろな女性と知り合うことができたものの、すんでの所でフラれ。蓋を開ければ相変わらずの一人だ。
今年はなんとかしたい・・いや今年こそはなんとかせねば・・。焦りだけが募る。
ーボクノートー
- 寂しがり
- 優柔不断
- 女好き
- 気が小さい
そんなメンタル(弱い)リストの俺。・・彼女が欲しい。
(筑紫女・・どうしてるかな?)
アドレスから彼女の名前を見つける。
「お久しぶりです!元気にしてますか?良かったら近いうちに飲まない?」と打ち込む。
送ってもいいのか?いや・・やっぱり。
俺は送信ボタンを押せないまま、メールを閉じた。
(ううむ・・どうしたものか・・。)
俺は筑紫女に送るはずだったメールをコピペして衛生女に送った。まさしく真性のクズである。
30分もしないウチに衛生女から返事が届く。
衛「久しぶり?この前会ったやん。もしかして誰か他の女の子と間違えてる?敬語だし(笑)」
メールの違和感に気づいたのか鋭いご指摘を頂く。
やはり雑なコピペメールは危険だ。
俺は出会い系のファーストメッセージでもメル友のメンテナンスでも「楽だから」という理由でコピペメールを乱用する。
真性を超えたカントン式のクズなのだが、誰が見ても違和感のないメールを心がけている。
だのに・・普段仲良くしてくれる彼女になんて雑な対応をしまったのだろうか・・。申し訳ない。
「・・冬ってほら寒いし寂しいやん?暗くなるのも早いし。」
衛「??何が言いたいのかわからん。」
「ごめん・・なんか会いたくなっちゃって。てか俺が敬語使うのおかしい?」
衛「うん。おかしい(笑)別に会うのはいいんだけど。」
「お!いつにする?」
衛「明日なら時間とれるよ。」
「何時がいいすかね?」
衛「午後8時半なら確実かな。」
「よっしゃ!店とか決まったら連絡するね!」
ありがたや。いつも俺の突然の誘いに対応してくれる衛生女。
ツンデレな所もあるけれど気心の知れた良いヤツだ。彼女とクリスマスを過ごすのもアリかもしれない。
衛生女の前回はこちら⇨人恋しい12月。引きこもりのボクを誘ってくれた女神
「さて今日はあっつい風呂に浸かって明日に備えよう。」
風呂に入りながら携帯でポチポチと明日のデートの場所を探す。
そんな事をしている間に時計は0時を周り、明日が今日になった。
そして今日の衛生女はいつもとは、ひと味違うのだった。
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