友達の女の子(ギャル)を紹介してもらって遊ぶ
愛嬌たっぷりの女の子と沖縄南部デート!沖縄遠征三日目の朝が来た。俺は指先で頭頂部に触れていた。 「・・え?え?毛の感触がめっちゃ頼りなくなってる~!」 酒と女と寝不足と。一カ月のも及ぶ[…]
な「もし良かったらなんだけど・・友達にメールしたら一緒に遊ぼうって・・」
(さっきの携帯ポチポチは友達と連絡とってくれてたのね。ごめん、そしてサンクス!)
マンツーマンの狭い出会いしか体験して来なかったから新鮮。
「え?いいの?」
な「友達も明るくて楽しい子だから!YUちゃんにもきっと合うと思う!」
「じゃあ・・お邪魔しちゃおっかな!キミはなんて懐が深い女子なんだ・・」
な「あははw」
寂しそうなオッサンに女友達を紹介してくれるとは・・。沖縄人は温かい。
那覇に戻ってくると。ホテルの近くの駐車場に車をとめる。
な「え、ここらへんに泊ってるの?」
「うん!そだよ~言ってなかった?」
な「待ち合わせ場所近いよ!旭橋のバスターミナルだし!」
「マジで!今日はついてるね!」
彼女とバスターミナルまで歩く。ホテルから徒歩5分。めちゃ近いw
バスターミナルに着くと、二人で缶コーヒーを飲みながら、彼女の友達を待った。
なんくる子が携帯をちらちら見ている。
な「友達もう着いてるみたい!」
「おお!なんかドキドキするわ!」
キョロキョロと周りを見渡すYUTARO。
どれや?どれや!なんくる子の友達は・・・
な「あっ!友子!こっち!こっち」
友子「なんくる子!おつ~!」
以下、なんくる子の友達なので友子と呼びます。(雑)
な「友子!こちらはYUちゃん!今日会ってきた人だよ~」
どうやら、俺と会うことを友子は知ってたみたいである。
出会い系で会う男を知らせているとは、きっと何でも話せるオープンな関係なんだろう。
誰かに知らせておくことは、危ない人間が来た時の保険にもなるし、凄く良いと思います。(すっとぼけ)
「YUちゃんこと、YUTAROです~♪」
友子「どもー!友子です~♪」
露出度高めのギャル来た
友子の外見はかなりギャルだった。
金髪に、小麦色の肌。メイクも濃い目で、タンクトップ、ピタピタのミニスカートを着ている。
露出もかなり多い。100メートル先からでも発見できそうな女の子だ。
そして、声はすごししゃがれたハスキーボイス。酒ヤケだろうか?
すぐにヤレそう・・いやいや、南国らしい開放的な印象の女子だ。
「さっそく飯でもいきますか!」
仲のいい友達同士ということもあって、なんくる子も友子も二人でよくしゃべっている。
二人だけがわかる会話も多く、俺はついていけない。
- ハゲたオッサン(俺)
- 真面目そうな子(なんくる子)
- 金髪で弾けたギャル(友子)
周りからみたら、このデコボコ3人組はどんな風に映るのだろうか?
「ちゅらさん亭」沖縄の珍しい魚介類が楽しめる!
3人は泉崎交差点すぐにある居酒屋に入った。「ちゅらさん亭」というお店。
結構、オープンな感じの店で、賑やかだ。ちょっとだけ鮮魚市場の匂いがした。
とりあえずのオリオンビールを3杯。
たくさん運転したあとはグイっと飲みたくなりますな!
「カンパーイ!!!」
カチンとジョッキがぶつかる。始まりの合図だ。
新鮮な魚介類が自慢!夜光貝まで食える
このちゅらさん亭は、魚介類が自慢のお店らしく、沖縄の珍しい魚がたくさん揃っている。
メニューには魚の絵が載っていて、まーさ(美味しさ)度をつけてある。
魚ごとの「おいしい食べ方」なんかも書いてあります。
しかし南国の魚は身がしまってなくてマズいのが定番。
(沖縄で魚介類推しとは・・面白いじゃねえか。)
「え?夜光貝って食えるの?」
な「私も食べたことない・・w」
「頼んで見ようか・・?ちょっと怖いけど」
友「いっちゃえ!」
とりあえず、刺し盛りと、沖縄の定番海ぶどう(大好き!)と夜光貝の刺身、もずく酢とゴーヤチップスなんかを注文。
「こ、これが夜光貝か・・。パクリ・・。シコシコして思ったよりも美味い!」
初めての夜光貝は意外にも美味しかった!!
ちゅらさん亭には、珍しい食べ物がたくさんある。那覇に行った際は寄ってみてくださいな!
沖縄の中ではお刺身もかなり美味しい部類だと思う。(でも調理してあるほうがいいかな。)
沖縄人の酒豪ぶりに白旗
はてさて酒が進む。俺も酒のペースは早いのだが、なんくる子、友子もかなりのスピードだ。
ゴクゴクと喉の奥にあっという間に吸い込まれていく。
沖縄で会う女の子は酒豪ばかりだ・・敵わない。
「君らめっちゃ酒飲むね~」
友「うん!酒好きすぎて毎月かなり酒代に使ってマス。」
「うーん・・wてか友子は彼氏いないの?」
友「彼氏みたいなのはいるけど、彼氏ではないかな?」
「それって・・セフレ?」
友「(笑)ご想像にお任せします。」
「まあ若いしね~バンバンやっちゃうべきだよ。」
友「なにそれ!おじさん臭い~。若くは見えるけど?」
「おじさんなのか、若く見えるのかどっちやねん!」
友「まあ・・おじさんかな・・?」
「・・・。」
友「なんくる子をよろしくね~☆この子彼氏いない歴長いから!」
な子「ちょ!友子!」
「まかせろ!嫁にもらうぜ!」
酔いも回ってめっちゃ楽しい。若い女の子とキャバクラ以外で飲める幸福。素敵やん?
ちゅらさん亭を出て、もう一件行くことにした。
松山のバーで更にもう一軒!
いつの間にか松山(沖縄の歓楽街)のバーで酒を煽っている。
以外にも強烈なギャルの友子と話が合う。
「お前はビッ◎だろうが!」
友「うるせえよ!ハゲ!」
などと、少しとがった応酬もちらほら。友子とは会って3時間とは思えない。
(次に沖縄に来るときは、友子とまた一緒に飲みたいな。ク○楽しい。)
そして、二人は、数年後結婚へ・・。
友子「ほら!飲めよ!グラスが空いてるぞお前!」
ない!ない!それはない!
友「よっしゃ、次いくよ次!」
な「笑える~www」
友子のキャラが強すぎて、なんくる子がすっかり存在感をなくしている。
俺達御一行は、3次会へ行くことになった。
いや昼間のデートを含めると、4次会か・・・。正直体力も限界に近づいていた。
まさかのゲイバー「~男男~だぶる」に連れてかれる。
友子に導かれるまま、向かったのは、松山の外れにあるバー。
歩いたので、酒がぐるぐると体をめぐって、さらにテンションは絶好調だ。
友「こっちこっち!」
「はいはい!」
興奮状態の友子にせっつかれ、ビルの地下へと降りていく。
しっかり素材のドアには「会員制」の表札がかかっていた。
ぼったくりバー?いやゲイバーだ!
「会員制って書いてあるけどいいの?」
友子「いーの!入って入って!(ニヤリ)」
扉を開き、友子に押し出されるかのように、中に入る。
(客がいない・・。)
「いらっしゃい~♪」
カウンターにはタンクトップの屈強な男性。俺のアンテナが危険を察知する。
そして、もうひとり屈強なマッチョの男性も出てくる。
そして、もう一人・・。こちらは少しぽっちゃりとした優しそうな男性だ。
(まさかボッタクリバー?油断しすぎたか?)
出会い系歴10年。多くの女性とのアポを経験したが、とうとう恐れていたことが起こった。
俺は、この屈強な男達を前に、逃げきることができるだろうか?
「ここって普通のバーじゃないよね?怖いんですけど・・」
四面楚歌におちいった俺は、コソコソと友子に耳打ちして聞いてみる。
ニヤリと友達子がニヤつく。
(やはり・・こ、こいつ!グルか!)
友「んなわけないじゃん!酔ってんの?ここは正真正銘のゲイバーだよ!」
(ぼったくりバーじゃないの・・?よかった~!)
ほっと胸をなでおろすYUTARO。
(・・え?ゲイバー?正真正銘?)
マッチョな店員さんがこちらを見た。俺の肛門がきゅっと音をたてて締まる。
会員じゃなくても、ノンケで入れるゲイバー
ママ「いらっしゃい~♪どっからきたの~?」
タンクトップの男性が話しかけてくる。
「な、名古屋からです・・。会員制なのに入ってもいいんですか?」
ママ「大丈夫よ~♪」
精悍なその男性は屈強な肉体を持っている。どう見ても普通の男性以上に男性だ。
ちなみにこのお店・・。「~男男~だぶる」というゲイバーである。
俺にとっては人生初のゲイバーだった。
「泡盛ヲ!」
恐る恐る注文。声が裏返る。とりあえず乾杯。
「友子、この店初めてなの?でもなんでゲイバー?もしやお前は男?」
友「アホか!女じゃ!この前、会社の人に連れてきてもらったんだよ~。楽しかったから!もう1回来たいと思ってさ。」
「俺、ノンケなんだけど?(ガクブル)」
艶やかな表情で店員さんがこちらを見る。やばい。この状況何を話していいものやら・・。
恐怖に怯えていると、ガチャリ・・。男性客が一人で入ってきた。
(リアルゲイ・・キタ━(゚∀゚)━!)
こりゃ早めに退散をと思ったら会社帰りの大集団(女子2人も含む)が入ってきた。(
「ホッ!普通の人も来るじゃん・・。(小心者)」
友子もなんくる子も含めると、なぜか男女比バランスのお店になっていた。
ショーも会話もめっちゃ楽しい。
実際この男男ダブルってお店。スゲー楽しい。
気が抜けたせいか、酔っ払って何喋ったか歯抜け状態だけど、喋っててめっちゃ楽しかったのは覚えている。
ちょっとぽっちゃりしてた店員さんがすごく優しかった。(最後は表まで見送ってくれた)
ショータイム的なのもあり、店員さんの肉体美マッチョも拝めマッスル。
このショーもユニークかつちょっと下品で面白かった。
(沖縄に行ったらまた行きたいな~♪一人行くのは絶対無理だけど・・。)
ということで、俺達三人はゲイバーで盛り上がりまくったわけだ。
帰ろう。一日楽しんだのだから贅沢はアカン
夜も更け・・。
な「あっ私そろそろ帰らなきゃ・・明日早いし。」
「え?マジで?」
明日は、YUTAROも夕方の便で福岡に戻らなければならない。
ただ、夕方までの間・・やることがない。今夜だけでも。
「めっちゃさみしいやん・・。」
な「また遊ぼうよ!ね!」
「・・はい。(泣)」
なんくる子は俺が明日帰ることを知らない。
友「じゃあ・・今日はお開きにしますか!タクシー呼んであげるから、途中まで一緒に帰ろ!」
「友子よ。キミまで帰るんか?さみしいい・・。」
友子「いい年こいたおっさんがメソメソするんじゃないよ!」
「おまいさん言葉にトゲがありますな・・・好きだったのに・・・」
友子「・・ちょっとキュンとしたやん!」
友子が携帯で知り合いのタクシーを呼んでいる。
闇タク(白タク)、非正規のタクシーで帰る
友子「あっ・・タクシーもう来てる!」
周りを見渡してもタクシーらしいものは見えない。
どうやら正規じゃない違法タクシーのようだ。
一般に「闇タク」だとか「白タク」だとか呼ばれている。
友子いわく、呼べば迎えに来てくれて、低価格で送ってくれるらしい。
俺はタクシーに乗ってからも、友子が帰らないように粘る。
すると友子が耳元でささやいた。
友「楽しかったし、また近いうちに二人で会おうよ・・今日はなんくる子がかなり酔ってるから送ってくね。」
俺「キューン♡わかった・・近いうち二人きりでね・・でゅふふ。」
結局、俺も白タクで泉崎の交差点まで送っていただいた。
友「うん・・今日はいろいろありがとう!おやすみ♪」
手を振り、なんくる子と友子を見送った。闇タクシーのテールランプが遠くなっていく。
また会おうぞ!遠くないうちに。でも次はゲイバーはやめてね。