二次会は「ショーパブ」で決まり!
「さて、お次はどこに行く?この辺のオススメスポット知ってる?」
ア「あたしショーパブに行きたい!」
ショーパブ?…20歳の女子から出てくる言葉ではない。
そもそも、女の子からショーパブに誘われたのは生まれて初めてだ。
ア「絶対楽しいからさ!行こうよ。」
アジア女の押しに負けて、俺たちは沖縄の歓楽街「松山」へと向かった。
だがしかし、彼女の言う「ショーパブ」は、ただのショーパブではなかったのだ。
松山の「ショーハウスレイコ」へ
俺たちは松山に到着。さすが沖縄一の歓楽街。たくさんの人で賑わっている。
俺の斜め前を歩くアジア女の足元を、どデカいゴキブリが足早に横切っていく。
「ひっ!デカすぎ!」
ア「デカくて悪かったわね!」
…いやいや、キミの事じゃないよ。
彼女に導かれ、とある雑居ビルの中へ入る。
着いた先は「ショーハウスレイコ」というお店だった。
(もしボッタクリ店だったら…しばらくカップ麺生活だな。)
ショーパブのドアは開く。
「いらっしゃいませー♪」
綺麗に着飾ったキャストたちが、店に入ってきた俺たちに声をかけてくれる。
教育の行き届いた良い店だ。そしてムダにいい匂いがする。
(でも…なんか…変だぞ。)
俺は違和感を感じていた。
なぜなら「いらっしゃいませ」の声が、全体的に低めに設定されていたからだ。
そこは「ニューハーフのいる店」だった…
「あの…この店って…。」
ア「ニューハーフのショーパブだよ♪」
「そういう事は先に言ってよ。ほら、心の準備ってもんがあるでしょ?」
ア「サプライズしようと思って。ごめん…嫌だった?」
そういうサプライズはいらない。
「まっいいか…こういうお店はよく行くし。 」
札幌の「ららつー」に通っている身としては、ニューハーフとの触れ合いに慣れている。
ア「えぇ~驚くと思ったのに!YU君ってニューハーフもイケるの?」
「どう見てもノンケでしょ!失礼しちゃうわね!てか20歳なのに遊び慣れてんな!」
ア「え~!これが沖縄女子の平均だよ。」
確かに…沖縄女子は夜遊びに長けている気がする。
ニューハーフのいる店に女の子を連れて行くのはOK?
ニューハーフのいるお店(風俗とかは省く)に、女の子を連れていってもOKなのか?
答えは「全然OK。むしろ連れてけ。」である。YUTAROもデートで良く使っている。
意外にも、こういうお店は女性ウケがとても良いのだ。
特にショータイムのある店は、
- 「セクシーなダンス」
- 「気の利いた下ネタ」
に触れることができる。
ノリの良い娘を連れていけば、一緒に盛り上がってスグに仲良くなれてしまう。
そして、店を出た後に「とりあえず行っとく?」とホテルに誘えば、なんやかんやでエッチできちゃったりするのでゲス。
ニューハーフのトークは「下ネタありき」で楽しい
俺たちはボーイさんに案内されて席へ座る。
しばらく二人で泡盛を飲んでいると「綺麗なニューハーフ」が、席に着いてくれる。
正直、アジア女よりも細くてスタイルが良い。女性じゃないのが残念だ。
ニューハーフ嬢「このお店は初めて~?」
ア「私は3回目です。」
「ボクは初めてです。」
彼女に一杯ご馳走すれば、トークも弾む。
ニューハーフ嬢「それでね~ピーしちゃってピーなのよ。」
ア「あはは!ピーとか笑える~!」
ゲスい下ネタも男が言えば気持ち悪いが、ニューハーフが言えばこんなにも笑顔になれる。
ニュ「ところで、二人は付き合ってるのかしら~?」
「いや、いまのところ友達です。てか、さっき会ったばっかりですw」
ア「そうそう。」
ニュ「ふーん。いろんな出会いがあるからね。さっさとヤッちゃいなさいよ!どうせ裸になったらチ◯コとマ◯コになんだから。」
どストレートな下ネタに、ちょっとだけ気まずい雰囲気が流れる。
ニュ「あ、もうすぐショーの時間だから失礼しますね♪楽しんでってね~♪」
そう言うと、下ネタ姉さんは席を外した。
イッツ・ショータイム
ズンチャズンチャ♪
音楽が流れ、幕は開く。ショーの始まりだ。
青いスポットライトを浴びて舞い踊るニューハーフたち。
あの子もこの子も、誰もがキラキラと輝いていて、俺はつい魅入られてしまう。
「フッー♪フッー♪」
他の客が叫ぶ。指笛も聞こえる。
ア「さっき席についてたお姉さん…すごく綺麗。あんなに下ネタ言ってたのに…。」
アジア女は手を叩きながら言った。
彼女の言うとおりだ。俺たちはそのギャップにヤレられいる。
気に入ったキャストにはチップを渡そう
ショーが終わると、キャスト達の紹介が始まる。
さっきまで舞い踊っていたオネエ達が、手を振りながら客席の横を歩いていく。
このタイミングでキャストにチップを渡すことができる。
チップ渡すことは「良かったよ」「ファンになりました」というの意思表示になる。
しかもキャストが席まで挨拶に来てくれたり、席についてくれることもある。
(調子に乗って…チップだけで3千円も使ってしまった。)
しかも席に着いたのはチップを渡した女の子ではなく、
ショーの振り付けを担当している男性(話すとオネエ)だった。
※ショーへの情熱とこだわりを聞かせていただき、とても勉強になりました。
「ショーハウス・レイコ」の情報
せっかくなので、今回行ったお店を紹介させていただこう。興味がある方はぜひ足を運んでみてほしい。
店名:ショーハウス・レイコ(show house Reiko)
リンク:公式Facebook|食べログ
住所:沖縄県那覇市松山1-13-8 タップスビル3階
松山にある老舗のニューハーフショーパブ。宮古島にも支店がある。
レイコでは、スリリングかつセクシーなダンスショーを楽しむことができる。キャスト達の歯に衣着せないトークも楽しみの一つ。
女性を連れていっても盛り上がる店なのでデートにもオススメ。沖縄旅行の良いスパイスになると思う。
まさかの延長。
レイコを出て、俺たちは再び松山の繁華街へ吐き出された。
しこたま飲んだせいか、ふらふらと歩行がおぼつかない。かなり酩酊しているようだ。
ア「はぁ~酔ったぁ!楽しかったね。」
彼女はそう言って、ぴょんぴょんと弾んだ。いや…ドスンドスンか。
ア「なんか眠くなってきちゃった~。」
「ほな…そろそろお開き…」
ア「ねぇ。どっか泊まっていこうよ~。」
ここでまさかの延長である。