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広島市街

【広島の出会い】女性恐怖症のボク。久しぶりのセックスでイケない!

広島市街
目次

僕はまだ女性恐怖症。一年半ぶりの広島

出会い旅初日は早めの「お開き」でホテルに帰ってきた。

播磨女からは「抱いて」フラグが微妙に立っていたが、以前のように行き当たりばったりの感覚で、女とセックスする事はできない。

俺の男としての軽さや女性に対してのギラギラとした性欲はどこへやら・・。

ずいぶん長い間女性と肉体的関係を持っていない。

 

出会いはあっても、女性が怖いというジレンマが、俺から自信を奪っていく。

果たして、この出会い旅でセックスすることはできるのだろうか?

 

鯉(恋)の街、広島へ

さて今日のアポは広島だ。

広島では、メンヘラ女に会ったり、後輩のキャバ嬢を紹介されたりと、今までいろんな出来事があった場所だ。

 

広島人の県民性は情熱的で人情深い。それでいて熱しやすく冷めやすい。日本のスペインと言われる所以だ。

まあ・・俺が勝手に言ってるんですけどね。

 

姫路から広島まで250キロの距離。車は国道2号線を西へと進んでいく。

アクセルとブレーキを何千回と踏んだころ、俺は広島市内に入った。あたりは既に暗くなっていた。

 

待ち合わせの時間まで1時間もなかったが、焦る必要はない。

宿は流川(広島の飲み屋街)の近く。待ち合わせ場所まで遠くない。

俺はゆっくりとシャワーを浴び、アポに備える。

 

ワクワクメールで知り合ったジムのインストラクター

ということで今日のアポのお相手を紹介。

名前鯉女
年齢20代半ば
職業ジムのインストラクター
出会ったサイトワクワクメール
広島市内でジムのインストラクターをしている体育会系女子。これまで会ってきた中でかなり珍しい職業だ。心配なのはガチムチ系が来てしまう事。下手したらおっぱいまで筋肉でカッチカチということもありうる。

そもそも体育会系女子に腹も性欲もたるみきった俺は通用するのだろうか?

俺は流川を歩きながら、待ち合わせ場所へと向かう。

長距離を運転してきたので、少し歩くと膝の関節がキシキシと悲鳴をあげた。

広島の繁華街流川の写真

流川は中国地方最大の繁華街だけあって、キャバ嬢っぽい女性をたくさん目撃する。

 

(・・人が多いでヤンスね!・・これから出勤ですか?)

 

人ごみを掻き分けながら、俺のリハビリが始まる。

 

待ち合わせ場所は広島パルコ。どんな女子が来る?

待ち合わせの場所は、広島パルコだ。以前もここで待ち合わせをしたことがある。

県外から来た人間としては、使い慣れた場所が一番わかりやすい。

待ち合わせ場所の広島パルコ「アリスガーデン」

※写真はWikipediaより

 

「やっと・・着いた・・。」

 

約束時間の5分前。そろそろ電話をしても大丈夫だろう。俺は前もってゲットしておいた番号に電話をかける。

 

「プルルルル、プルルルル!」

鯉「はい!」

「どもども!YUTAROです。」

鯉「着きました?パルコで化粧品見てたんで・・すぐそっちに行きますね!」

明るくてキレのある声は、インストラクターという職業にとても似合っている。

 

「どこで待ってたらいいかな?」

鯉「アリスガーデンは人が多くて見つけづらいんで、お好み村の入口あたりで。YUTAROさんはどんな服装してます?」

「紺色のハンチング帽子を(ハゲ隠しに)かぶってるんで、見たらわかると思います。」

鯉「わかりました!スグ向かいます!」

(さてさて、どんな女の子が来るかな?)

俺はお好み村の入口に移動し、彼女の到着を待った。

 

そのお尻に首ったけ!

カッカッカッカ!

コンクリートをヒールが鳴らす音がする。

コートを着た女性が、小走りでこっちへ向かってくる。

 

鯉「・・YUTAROさんですよね?」

「あ・・本当に急いで来てくれたんですね(笑)  ゆっくりで良かったのに転んだら危ないよw」

鯉「私バランス感覚だけはいいんで♪」

 

鯉女は声だけじゃなく、その行動も活発そうな女性だった。

青木愛

顔だちは元シンクロ日本代表の「青木愛」似だろうか・・?

 

(少し気の強そうなところがそそる・・。)

 

スコープはさらに彼女に入り込んでいく。タイトジーンズからすらっと伸びる脚。

 

(細すぎないのがいい。)

 

何より魅力的なのが、その引き締まった形の良い「お尻」だ。

俺の垂れ下がったケツとは違い、鯉女のお尻はキュッと斜め上を向いていた。

 

(強烈なヒップアタック・・顔面に食らいたい。)

 

彼女が越中詩郎とタッグを組んで、俺にダブルヒップアタックをかます・・そんな妄想が止まらない。

 

女性恐怖症の原因。元カノに似ている

(この子誰かに似てる・・。)

俺は違和感を感じていた。どことなく札幌で同棲していた元カノの「大阪子」に似ているからだ。

 

大阪子は、俺が女性恐怖症になった原因の女でもある。

もちろん別人なので、瓜二つではないけれど、「姉妹です」と言われれば納得するレベルだ。

 

(広島にまで来てアイツの面影を思い出すなんて・・・。俺はまだ病んでいるのか?)

一年経っても、まだそのキズは癒えきっていない。

 

美人局?連れて行くのはボッタクリ店?

美人局

鯉「YUTAROさんお腹すいたでしょ?」

「お昼ご飯食べてないからペコペコっす!」

鯉「魚食べたいって言ってたじゃないですか?」

「よく覚えてるね~そうなんすよ。」

鯉「お魚美味しいお店があるの。瀬戸内海の海の幸を堪能しましょ♪」

「いいねえ~♪どんなお店?」

鯉「実は・・もう予約してあるんですぅ!絶対オススメですよ♪」

「え?予約してくれてるの?」

 

これまでに何百人という女性と会ってきたけど、初アポで店の予約までなんてされた事があったっけ?

 

(・・全てが出来すぎている。美人局じゃないよな?連れてかれるのボッタクリ店なんじゃ・・。)

彼女の罠にまんまとハメられようとしているのかもしれない。猜疑心と恐怖心がふつふつと湧いてくる。

 

鯉「ちょっとだけ歩きます♪ついて来てね♪」

彼女はカツカツと小気味よくヒールを鳴らしながら歩く。

 

(オシリ・・美人局・・オシリ。)

 

俺は催眠術にかかったように、彼女のあとを着いていく。

振り子のように揺れる、小尻に釘付けになって。

 

料亭っぽいとこ来ちゃった!

鯉「つきました!」

「こ、ここ!?」

muroka

立派な店構えに白いのれんがかかっている。お高そうな「料亭」と言った感じだ。

のれんには平仮名で「むろか」と書かれている。

 

「・・なんか高級そうな店ですな・・。」

鯉「あはは!大丈夫ですよ♪ 今日は3,000円くらいのコースですから。」

YUTAROの心情を見抜いたかのように、彼女は柔らかい笑顔をくれる。

 

(・・無駄に疑ってしまった。)

ようやく安心しての扉を開けた。店内はお客さんで一杯だ。

 

広島で旨い魚が食える店「むろか」

鯉「むろかは人気店だから予約しないと入れないと思って・・。 出しゃばってすいません。」

「いやいや、ありがとうございます。」

この気遣い・・相当な男に教育されたに違いない。

 

鯉「最初はビールですか?」

「はいビールで。」

鯉「YUTAROさんは日本酒好きなんですよね?後で一緒に日本酒飲みましょうよ♪」

「おお!いいっすねえ~!」

 

鯉「広島は日本三大酒所の一つなんで、日本酒も絶品ですよ♪」

(この子・・広島の観光大使?)

 

創作性の高い、むろかの前菜に舌づつみをウチながらビールをゴクリ・・。

 

鯉「いい飲みっぷり!さて日本酒に切り替えますか?」

YUTAROのグラスが空になると、鯉女もあわせて、グビグビとグラスを空ける。

 

鯉「この冷酒いっちゃいましょ!ちゃんと付き合ってくださいね!」

鯉女のペースに飲み込まれながら冷酒を注文。

(コヤツ・・酒豪だぞ・・へパリーゼ飲んでおけばよかった。)

 

冷酒と同時に、刺し盛りが届く。

刺し盛りは長い器に綺麗に並べられていて、見た目のパフォーマンスは抜群だ。

 

鯉「YUさん見てみて!カープ帽!可愛いでしょ♪」

むろかのカープ帽

ミニトマトで作られた、可愛いカープの帽子が乗っかっている。

皆さんも広島に行ったらむろかに是非訪れてみてくだせえ。

 

美人局じゃない、素敵女子だった!

「ジムのインストラクターとか、イケメンマッチョばっかりでしょ?出会いはないの?」

鯉「うーん。職場恋愛はありえないですよ。失恋したら職場に居づらいじゃないですかあ。」

「確かに・・だったらお客さんは?」

鯉「インストラクターとしてまだ駆け出しなんで、お客さんもちょっと・・。」

 

「意外と冷静に考えてるんだね・・。」

鯉「・・意外ですか?私ってやっぱりアホっぽく見えます?普段からテンション高いからかなぁ?」

「楽しくていいと思う。」

鯉「もっと大人しくなりたいんだけど、体育会系だから落ち着きなくって(笑)」

 

「正直な話、どんな人がタイプ?同じくらい活発な人?」

鯉「活発な人もいいですけど、大人の落ち着いている人がいいかな。」

「俺なんて落ち着きすぎて、お腹メタボだよ?」

鯉「えーー!・・触っていいですか?」

 

「いや・・ちょっと・・ああん・・。」

 

鯉「わー!可愛い♪ゼリーみたい!」

(・・ゼリーは言い過ぎだと思うの。)

 

鯉「男の人は、ちょっとメタボなほうがいいですよ。」

「・・インストラクターに言われても説得力ないんですけど・・。」

鯉「ほんとですって!ほら!もう一杯!」

 

日本酒は好きだけど弱い。立て続けに飲んだせいで、長く持ちそうもない。

 

鯉「次は私の行きつけに連れてきますね!お会計お願いします!」

「あ、ここは俺が払います。」

鯉「いやいや・・割り勘で。」

「さすがに年下の女の子と割り勘ってわけには・・食事に誘ったのは俺だし。」

鯉「でも・・お店選んだのは私だし。」

 

(・・嫁に・・嫁になってやろうか!

 

幸せな押し問答を続けた結果、むろかの料金は俺が支払うことに。2次会は鯉女に支払ってもらうことにした。

鯉女はとっても素敵な女の子だ。美人局とか思っちゃってごめんなさいね。

 

この子なら女性恐怖症も治るかも?

鯉「ふふふ♪久し~ぶり~の~はしござ~け~♪」

上機嫌の彼女は、演歌調の鼻歌を口ずさみながら、ぴょこぴょこと弾むように俺の横を歩いている。

そんな彼女のしぐさがたまらなく可愛い。

 

フラフラと歩いていると、彼女と肩が当たったり、指先が触れ合ったりした。

体が接触するたびに俺の心臓は大きく脈打つ。

女性恐怖症の影響で、童貞の頃の感覚に戻っているようだ。

 

(この子なら女性恐怖症も克服できるかもしれない。俺・・この子とセックスがしたい!)

俺の中にその意識が芽生えただけでも大きな収穫である。

 

 

周りが発情してると影響を受ける

発情

鯉「YUTAROさん、お店もうすぐだから頑張って歩いて!はい!ワンツー!」

そんな感じでバーまでの道のりを歩く。

 

鯉「あれ・・見てください!」

鯉女が急に立ち止まり、ヒソヒソとつぶやいた。

「え?・・あっ・・。」

 

アーケードの端っこで、若い女性が男性の上にまたがっている。

そのカップルは人目もはばからず熱烈なキスを交わしていた。

 

「こんなところでおっぱじめやがった?」

と思ったが、幸い局部は出していない。

 

「これは・・なんか・・すごいね。」

鯉「若いですね~♪ちょっと羨ましいかも・・。」

「え?人前だし恥ずかしくない?」

鯉「だって、周りが全く見えないほど二人だけの世界に夢中ってことでしょ?」

 

俺たちは、発情しているカップルを見たことで、少なからず影響を受けてしまった。

動物に発情期があるように、周りがイチャイチャしていたら、

 

「じゃあウチもやりまっか!?」

 

的なことになりうる。春先の猫のように。

ここから二人の関係は一気に進展していくのだ。

 

二次会は民家バー

鯉「到着です♪」

 

鯉女が連れてきてくれたのは、民家を改装したようなカジュアルなバーだ。

斜め前の席では、若い男女の団体がコンパの真っ最中だった。

 

和やかな空気の中で、席を入れ替えたり、ボディタッチを仕掛けたりして、密かに今日の相手を値踏みしている。

きっと彼らも発情しているのだ。

 

「明るい雰囲気のバーだね♪落ち着く。」

鯉「でしょ♪おしゃべりしながら、ゆっくり飲むのにすごく良くって・・気に入ってるの♪」

俺はハイボール。鯉女はモヒートを注文。

 

鯉「ウイスキー飲めるんですね~大人だ!」

「いや・・俺もウイスキーはずっと無理だと思ってたんだけど、オッサンになったら妙に好きになっちゃって。それにハイボールならそんなにウイスキー臭くないよ。」

鯉「ちょっと一口くださいな・・うげ・・私はやっぱりこの匂いがダメ・・。まだまだですね。」

 

(これってあれやん?女子が男の飲んでる物を欲しがるセックスアピールの一つやん?)

 

「じゃあ俺もモヒート飲ませて。ほお・・スーっとするね。」

鯉「ミント入ってますからね。でも美味しいでしょ♪」

ウフフ♡間接キスをしてしまった。(童貞並感)

 

キスするのはまだ早い

「馬乗りカップルどうなったかな~?アレ激しかったよね?」

鯉「まだキスしてますよ。きっと。」

 

「鯉女は人前でキスした事とかある?」

鯉「・・ありますよ。」

「酔っ払って?」

鯉「うん。酔っ払ってなかったら、恥ずかしくてできない。」

 

「そのまま勢いでエッチまでいっちゃったとか?」

鯉「そこまではしてませんよ!キスだけ!」

 

「じゃあ外でエッチしたことはないんだ。でもキスするとムラムラしない?」

鯉「そりゃ好きな人とキスしたらムラムラしますよ。でもエッチはお部屋がいい。」

 

「俺らもムラムラするかどうか試してみる?・・なんつって!」

鯉「え?絶対に嫌です!」

「なんつって・・なんつって・・。」

 

あえなく撃沈。話題を変えなければ。

 

ボディタッチの基本。手相を見る(見れなくても可)

「ちょっと手のひら見せてみ?」

鯉「え?手相見れるんですか?」

手相占いでボディタッチ

彼女のキレイな手のひらが差し出される。ボディタッチの基本は手相占いだ。

実は手相なんて見れなくても構わない。「なんとなく」でOK

ニギニギ・・モミモミ・・。

 

鯉「どうです?私の運勢。」

「いや・・ただ触りたかっただけです。」

鯉「ちょw 私以外だったらセクハラですよ!」

「じゃあ・・これからは鯉女だけにしときます。」

 

「ややエッチな話」と「捕まらないレベルのセクハラ」を交えながらお酒は進んでいく。

なんだか久しぶりに絶好調だ。

 

アルコールのおかげで、次第に意識が朦朧としてきた。

いろんな酒をチャンポンしたのが良くなかった。

記憶はあるのだが、ふわふわと夢の中にいるようだ。

 

・・・チュ・・

・・・ッチュ・・チュ。

 

「・・ほら、もう一回。・・もうちょっと・・。誰も見てないから。」

 

俺は鯉女とキスを交わしていた。

鯉「もう終わり!・・恥ずかしいから!」

「ええやん・・ええやん。」

 

女を部屋に連れ込む難易度の高さよ

お持ち帰り

部屋には簡単に上がらないのが女のプライド

鯉「てか、男の人の部屋にあがるのなんて絶対にしないんで!わたし軽くないんで!ちゃんとわかってる?」

「・・痛い!わかってます!」

鯉女が俺の頬をつねっている。どうしてこうなった?

さすがインストラクター。力が強い。

 

「私は軽くないから」とわざわざアピールするってことは、女が守るべきプライドの一つなのだろう。

こっちも酔っ払っていたので、彼女が何に必死になっているのか、よくわからなかったけれど・・。

 

これから彼女はYUTAROの部屋に来る。

バーを出ると、コンビニでお酒を買っていくことにした。

建前上は、

  • YUTAROの部屋で飲み直す
  • 終電もないから泊まってく

というものだ。

そこに「セックスをする」という項目は「一応」含まれてはいない。だけど、そうなる予感はビンビン感じている。

便乗キスが止まらない

彼女の火照った手を握り、広島の街を歩く。

 

「ねえ見て!・・あのカップルってまさか?」

鯉「・・さっきのカップルだ!まだイチャイチャしてた!」

 

バーに行く途中のアーケードで、馬乗りになってキスをしていた連中だ。

さすがに馬乗りにはなっていなかったが、コインパーキングの片隅でまだキスを繰り返していた。

 

(さっさとラブホテルに行けばいいのに・・。)

 

鯉「・・あそこまで求め合えるのはちょっと羨ましいよね。」

「俺たちもチャレンジしてみる?」

俺は鯉女を人通りの少ない薄暗がりに連れていく。

 

「では・・」

鯉「やっぱり・・ちょっと恥ずかしい。」

「大丈夫、充分酔っ払っとるから。」

少しずつ鯉女に顔を近づけると彼女は目を閉じる。

 

ンチュ・・チュ。

 

柔らかい唇が触れ合って音を立てる。次第にその音は激しく早くなった。

鯉女はYUTAROの首元に手を回すと、グッと引き寄せられる。やはり力が強い。

 

俺も負けじと、鯉女の腰を抱き、形の良いケツに手を伸ばす。

いやらしい手つきで彼女のヒップをまさぐると、鼻息が乱れた。

 

・・まさしくそこは、二人のだけの世界だった。

ずっとキスをしているカップルの気持ちもわかった気がした。便乗キスが止まらない。

 

お泊りセットが必要だ!女は面倒くさい!

「・・ムラムラしてきちゃった。」

鯉「・・うん。」

鯉女はギュッと手を握り返してくる。

 

(このまま広島に住民票を移したろか!)

 

俺は一刻も早くセックスをおっぱじめたかった。

彼女の服を剥ぎ取り、自分の服を脱ぎ捨て、俺のチーンを彼女のマーンにブチこみたかった。

だって一年以上ぶりにセックスできそうな状況なのよ?

 

「すぐに部屋に行こ?」

俺は力強く彼女の手を引く。久しぶりに見せるオスの一面だ。

 

鯉「ダメ・・」

「えっなんで?やっぱりお酒いる?」

鯉「違うの・・メイク落としとか買わなきゃ。」

俺が思っているよりも女ってヤツは冷静だった。

 

彼女がウチに泊まるのに必要なものは

  • メイク落とし
  • コンタクトの保存液
  • 歯ブラシ

が必要らしい。

 

結局コンビニに立ち寄り、ビール4本と軽いつまみ、そして彼女が所望する三種のお泊りセット(メイク落とし・コンタクトの保存液・歯ブラシ)を購入。

 

「よし!もう忘れ物はないかな!?(鼻息プスプスー!)」

鯉「うん、わがままいってごめんなさい。」

いよいよ念願が叶うわけだ。もう我慢できない。

 

「・・??」

俺は周りをキョロキョロと見渡す。

 

鯉「どうしたの?立ち止まって。」

「・・わからない。ホテルへの帰り方がわからないの。」

酔っ払って街中をフラフラと歩いたせいで、ホテルの帰り道がわからなくなってしまった。

 

鯉「タクシー拾えばいいじゃない。」

「・・冷静な意見ありがとうございます。」

さっそくタクシーを停めて乗り込む。

 

「あの・・繁華街の中にあるビジネスホテルってわかります?夜の街あたりなんですけど・・。」

運ちゃん「夜の繁華街って流川のことですか?あの辺りにホテルは結構ありますよ~?」

「流川です。たぶん真ん中らへんにあると思うんですけど。」

運「ワシントンホテル?それとも○○かな?」

「あっ○○です!」

 

ベテランのタクシードライバーさんに当たったのがツイていた。

 

鯉「流川の中に泊まってるんだね・・男性なら誘惑すごいんじゃありませんこと?」

「・・そう?ご飯食べるのは便利だよ?」

 

鯉女には何日か仕事で広島に来ていると説明してある。

こうして二人はホテルまでたどり着くことができたわけである。

 

ホテル連れ込み成功。俺は狼になる!

ホテルのドア

部屋のドアノブに鍵を差しこむ。いよいよ快楽の扉が開くのだ。

部屋に入ると同時に、YUTAROは鯉女に襲いかかった。

 

鯉「んん!・・ちょ!まだここ玄関・・」

「・・カーペット敷いてあるから。」

 

熱いキスで思考がとろける。

俺は彼女の来ているシャツに手をかけ、ボタンを丁寧に外していく。

 

薄水色のブラジャーがあらわになるが、それを堪能している暇はない。

さっさとブラを外して、「ポーイ!」だ。小ぶりだが、形の整ったキレイな乳房だ。

 

「乳〇カッチカチですやん・・。」

おっぱいは小さいほうが感度がいいと言うけれど、鯉女も例外ではなかった。

軽くつまんでやるだけで、身体を震わせ、濃厚なため息をついた。

 

「魔の手」はいよいよ下半身へと伸びていく。 ジーンズの固いボタンを、片手で外すのは苦労した。

ジーンズを脱がすため、ジッパーを下ろそうとしたその時!

 

・・ンガシッ!

 

YUTAROの手は、ゴリラ並のすげえ握力で握りしめられた。

 

鯉「ダメ・・お風呂入ってないから・・」

女性ならではの「テンプレ発言」が発動する。

 

「ちょっとくらいの汚れものならば残さずに全部食べるから!」

鯉「そういう問題じゃない・・」

「ヤダ・・途切れたくない。」

もうおあずけを食らうのは充分だ。

くっついたままベッドに移動し、鯉女を押し倒す。

 

「んしょおお!」

最大限の力でタイトジーンズを脱がす。

鯉女の引き締まった裸体。腹筋にはキレイな筋が入っている。

そして、ラストオブ布「おパンティ」を剥ぎ取る。

 

「ちょ・・なんで隠すの?」

鯉「だって明かりついてる・・」

「あっ・・ごめん。(消灯)」

 

部屋の灯りを消すと、YUTAROは鯉女の股ぐらに頭を滑り込ませていく。

 

・・ガツン!

 

強烈な痛みと圧迫感が、俺のこめかみに走った。

鯉女の太ももが、俺の頭をギリギリと挟み込んでいた。

 

「痛い!脳みそ出ちゃうっ!」

鯉「・・だってアソコ舐めようとしてません?それ絶対ダメだから!」

「わかった!ク〇ニしない!目ん玉飛び出る!トータルリコールになっちゃう!」

あやうくベッドの上に潰れたトマトを撒き散らすところだった。筋肉女子の脚力は伊達じゃない。

 

鯉「ごめんね・・もっとチューして。」

もう少しで尊い命が奪われそうになったのに・・可愛すぎるわ。

 

たまらなくなって、キスの嵐で彼女を愛撫する。

次第に陰部へと近づいていく・・。スグに指なんて入れちゃダメなんだから。

 

(ここが大〇唇ですね。あーこれはク〇ト〇スですね。)

卑猥な触診は繰り返される。ブランクを感じさせない匠の技だ。(自称)

 

「あ・・ああ・・」

 

彼女は官能的な声を出し、その身体はビクビクと波打つ。

 

「俺のも触って・・。」

鯉「・・こう?」

「・・直接がいい。」

ボクサーパンツの脇から息子をつかむ鯉女。その慣れない手つきに興奮を覚える。

 

(・・こりゃ本当に経験が浅いか、しばらくエッチをしてないな。)

 

充分に濡れているのを確認すると、彼女の中へ指を入れてみた。

グチョグチョに濡れているのにもかかわらず、指一本が入れるのがやっとだ。

 

「痛くない?」

鯉「気持ちいい・・です。」

敬語に戻っている!なぜだ!

 

(さあ息子よ準備はOKか!?)

 

俺はいそいそと財布からコンドームを取り出すと、愚息に装着した。

 

「入れるよ?」と言いながら、亀の頭で彼女の陰部を刺激する。

彼女は無言のままパックリと脚を開き、獲物を待ち構えていた。まるで食虫植物だ。

 

俺はまだ自らの身体の「重大な変化」が気がついていなかった。

 

久しぶりのセックス。だけどイケぬ!射精できぬ!

彼女の中へと狙いを定め、ゆっくりと挿入していく。

 

(せ、狭い。スポーツをしていると、やっぱり締まりがいいのか?)

 

彼女は俺の陰茎を押し出すかのように締め付ける。

少しずつ腰を動かすと、じわじわと快感がYUTAROを襲った。

一年ぶりのセックス。精子と一緒に涙が出そうだ。

 

ラブジュースの分泌によって次第にすべりがよくなり、ニチャニチャといやらしい音が聞こえ始める。

 

鯉「んん・・ああ・・はあ・・。」

体育会系の彼女に答えようと、俺は高速で腰を振り続ける。

 

「はあ!ふう!ふうう!ぶふー!ヒュウ・・ヒュウ・・。」

息が切れてきた・・。激しい動きは長くは続かない。

日頃の運動不足はどうにもならないのだ。

 

早漏だったのに射精できなくなってた

(何かおかしいぞ?アレが来ない。)

 

いつもなら開始3分もすれば、抵抗できないほどの射精感に襲われている。

なぜなら拙者は早漏で候♪

 

もしかして脱早漏しちゃった?

 

(しめた!存分に腰を振って、鯉女を楽しませてやろう!)

彼女の引き締まったお尻に軽く平手をかますと「パンッ!」といい音がした。

 

俺は額に汗をしながら猛烈に腰を振る。焼き切れんばかりに陰茎が熱くなった。

 

鯉「ああ・・あああ!いい!」

いい女を抱く征服感。彼女のアエギ声はなによりの応援歌だ。

 

(なんだか気持ちよくないんですけど?)

快楽は薄れ、チ〇コは無感動になってきている。

 

「ねえ・・上に乗って・・」

こんなったら一番好きな体位「騎乗位」を試すしかない。

鯉女がYUTAROの上にまたがる。そしてズブズブと息子を飲み込んでいく。

 

彼女はたくみに腰を振ったり、上下に弾んだりして、抜群のバランス感覚と運動神経を発揮する。さすがはインストラクターだ。

 

「こ、これは・・イケるかも・・ん!んん!」

YUTAROも下から突き上げ応戦する。

 

鯉「はあ・・はあ・・ダメええ!」

 

いつもならここでハッピーなエンディングを迎えるところなんだけど・・。

 

ガチでイケない!!精子が出ません!

 

チ〇コがくすぐったくてギブアップ!

(アパァーー!)

 

パンパンと突くたびに、チ〇コのくすぐったさで身がよじれそうになる。

射精した後に、そのままエッチをしている感じに近い。内臓ごとくすぐられている感覚だ。

 

(もうアカン・・。)

そして限界がやってきた。

 

「ストップ!!休憩してもいいかな?」

突然の中断に彼女はポカーン状態。

 

鯉「ごめんなさい。私・・慣れてなくて。気持ちよくなかった・・?」

「キミは悪くない。久しぶりにエッチしたから緊張しちゃったのかも?」

 

だけど男として、射精しないと気持ちが悪い。

奮起して何度かチャレンジをしてみたが、余計にドツボにハマっていく・・。

結局イケずじまいだった。(´;ω;`)

 

セックスでイケなかった理由を考察

落ち込む

鯉女が背中を向けてスヤスヤと眠っている。

(なんだかなぁ..なんだかなぁ..)

俺は天井を見上げ、天国のアドウカイと会話をしながら「なぜイケなかったのか?」原因を考えた。

①女性恐怖症のトラウマとストレス

チ〇コというのものは、精神的影響を強く受ける。

俺は、大阪子の一件以来、女性に大きな不信感があり、女性恐怖症になっていた。

「射精したら子供ができる⇒修羅場」というトラウマが深くインプットされていることで射精ができない可能性もある。

②オナニーのしすぎ?

オナニーでは簡単に射精することができる。だから完全に射精不全ではなさそうだ。

「自分を最も知るのは自分」である。つまりチンポが右手に順応しすぎたのかもしれない。

完全にツボを心得たベテラン選手(右手)に比べると、女性のアソコの快感は取るに足らないものなのかもしれない。

③年齢的なもの(オッサン化)

YUTAROも30代に入り、性欲が衰えてきたような気がしている。

セックスのブランク期間の間に、急激にオッサン化(老化)が進んでしまったのかもしれない。

ただし日課のオナニーは2回/日くらいこなせているので、これが直接の原因とは考づらい。

④彼女と体の相性が悪い

彼女は美人で「視覚的」な要因は申し分ない。

だから勃起もした。いやいやギンギンだった。

もしかすると彼女のマーンが、俺のチーンと絶対的に相性が悪いのかもしれない。

⑤酒を大量に飲んでいるから

この時はアルコールを大量に摂取していた。酒がセックスにもたらす影響は大きい。

原因が「酒を飲んでいる」からというのであれば、気持ちは楽になる。

酒のせいにしておけば俺も彼女も落ち込まずにすむからだ。

でも、本当に酒が原因ならボッキしづらいし、勃ったとしても中折れしやすい。

やってる最中は充分すぎるほどボッキしていたのだ。

 

「このままセックスでイケなかったらどうしよ・・。」

落ち込んでいたら夜が明けてしまった。

 

俺には「女性恐怖症を克服する」というリハビリに加え、「普通にセックスする」が新たにリストに加わった。

再会を願って次の目的地へ

鯉「じゃあ、また連絡してください。チュ♪」

 

ホテルのチェックアウト時間前に鯉女は帰っていった。

帰ってもらったと言ったほうが正確だろう。ホテル側にバレるとヤバイので・・。

 

(もう鯉女とは会えないかもしれないのか・。)

 

しかし、奇跡は起こる。

一年後、YUTAROと鯉女は再会を果たすのだ。

続く➡「写真が可愛い女」それだけで遠くから会いに行く価値はある!【別府出会い編】