セックス依存症レベルの性欲がありまぁす。
出会い系の旅は鹿児島へ続く。まぶたが開く。俺はそのまま動かずに、しばらく天井を見つめていた。あれほどだるかった体も、嘘のように軽くなっている。 「ヤッター!カゼ治った!」 一時はリタイ[…]
無事に「おしっこトラブル」を回避した俺たちは、タクシーでバーにやって来た。
谷山駅の近くにある、カジュアルな雰囲気のバーだ。
店内入口にあるボックス席では、40~50歳くらいのオバサンたちが集まって、誕生日パーティーを催していた。
彼女がまた突拍子もない事を言いそうなので、オーセンティックで落ち着きのあるバーよりも、このくらい賑やかなほうが助かる。
「カウンター席でいい?」
俺たちは長いカウンター席の一画を陣取った。
「さて、始めようか?」
谷「・・何を?」
「セックスの話さ。」
谷「え?なんで?」
「さっき言ってたじゃん。一年もエッチしてないんでしょ?」
谷山子
エロトークはヒートアップ!
谷「あ・・そんな話してたね。そう、あたしずっとセックスレスなの。」
「見た目もギャルだし、顔も良いからヤリまくってそうだけど?キミって意外と固いんだな。」
谷「あのね・・あたしはギャルじゃないのだよ。それに、こう見えても一途なのだ!」
「嘘つけ!どう見てもギャルだろ。それに、初対面で野ションする女だキミは。」
谷「これはファッション!野ションはセッション!それに心はギャルじゃねえ!」
「ラップ調で何わけわからんこと言ってんだよ!」
カウンターの向こうで、バーテンダーが苦笑いを浮かべている。
谷「あのね、あたし結構尽くすタイプなのよ。2年前に付き合ってた人には毎日炊事洗濯して、お弁当まで作ってたし。」
「マジで?想像できねえ。」
谷「ね!鹿児島女子のカガミでしょ?」
「そこまで男に尽くしてなぜ別れた?」
谷「あたしが、セックス依存症だから・・。」
「毎日エッチしないとダメ」セックス依存症になった理由。
「セックス・・依存症?つまり、性欲が強すぎてヤバいと?」
谷「あたしね、ダーリンとは毎日エッチしたいの。いや、エッチしないとダメなんだ。」
「いつから、自分がセックス依存症かもしれないって思ったの?」
谷「・・高校2年の時かな。毎日いたる所でエッチしてた。」
セックスの覚えたては、やりまくりモードになる。わからんでもない。
「ちなみに初体験はいつ?」
谷「・・小学6年生。」
「オイオイオイ!6年生って『なかよし』とか『りぼん』読んでる年頃じゃないの!おじさんなんて童貞卒業して10年も経ってないぞ!?」
こんな情報に需要はないかもしれないが、オイラの童貞卒業は大学4年生(22歳)の時である。
谷「あはは、だからまだ童貞の余韻が残ってるんだ。」
「なんだよ童貞の余韻って(泣)」
「でも、高校生から性欲に目覚めたきっかけは?」
谷「その時付き合ってた男が、めちゃセックスうまくてさ。しかも、精力がハンパなかったの。」
「ちなみに・・その男は同級生?」
谷「31歳だった。」
「オイオイ!今の俺と同じ年じゃねえか!てか犯罪だぞ!うらやましい。」
谷「もうオイオイはいいよ。」
セックスのしすぎでフラれた女
「でも今は一年セックスしてないんでしょ?禁煙じゃないけど、ちゃんと禁セックスできてるじゃん。」
谷「おかげでいつもムラムラしてる。出会い系にも手出しちゃったし。・・でもね、あたしやっぱ愛がないとダメなの。」
「うーん、愛があっても毎日セックスするのはキツイなあ。」
谷「だから、前の彼氏はセックスが原因でフラれちゃったの。最初は喜んでたけど、あたしが求めすぎて怖いってさ。」
「セックスレスで別れるならまだしも、セックスのしすぎが別れの原因になるって、どんだけだよ・・。」
会ったばかりなのに、俺はこの女に恐怖を感じている。谷山子の元カレは2年間もよく耐えられたもんだ。
強引なエッチが好きなド変態
「ふーん。で、どんなエッチが好きなの?俺は電マとかよく転がしてるぜ?」
谷「電マをバイクみたいに言うな。そうだな~電マみたいなオモチャより、強引にされるエッチが燃える。」
「例えば?」
谷「突然パンツ脱がされて、いきなり挿入みたいな。」
「玄関開けたら二分で挿入的な?」
谷「そうそう!」
「うん。ド変態確定だね。」
谷「だって突然求められると燃えるでしょ?パーキングエリアのトイレとか、公園のベンチとか。」
「野外が好きなのね・・いままで、よく捕まらなかったな。」
谷「それに突然されたほうが愛されてる感じがするの。あたしの可愛いお尻見て、我慢できなくなっちゃったんだ・・って!」
(お前それ・・肉便器扱いされてない?)
二人のセックス談議は大いに盛り上がった。というより、エロトークしかしていない。
相当ヤバい客だったことは、バーテンダーだけが知っている。
「ヤル気スイッチ」押しちゃった?
谷「アハハ!エッチな話してたら、やっぱムラムラしてくるね!」
「今日はオナニーがはかどりますな。」
谷山子は充分すぎるほどブログのネタになってくれた。それに、セックス依存症の話を聞けたのは良い体験にもなった。
だから、そろそろ車に戻って眠りたい。
谷「いや、オナニーよりもエッチしたくなってきた。」
「・・え?」
突然、二人を取り巻く空気が変わった。俺はこの空気を知っている。「ヤレる」空気だ。
谷「ねえ、今からエッチしよっか?」
「はは・・冗談やろ?」
谷「冗談じゃないよ。さっさとお会計してホテル行こうよ。」
俺たちはゲスな話しかしていない。どこに「ヤル気スイッチ」があったのだろうか。
谷「ほら、ホテル行くよ。」
「うーん。なんだかなぁ。」
谷「ねぇ、あたしってそこそこカワイイでしょ?ヤラないと後悔するよ?」
「・・ぐぬぬ。」
プレッシャーに負けて、半ば強制的にホテルに行くことになってしまった。
強引なセックスが好きだって?強引なのはどっちだい?
「愛がないとエッチしない」は嘘。
バーを出るとスグに谷山子が口づけをしてくる。犬のようにベロベロと。
「んーんー!」
こんな交通量の多い場所で、キスを堪能する余裕はない。
「ちょ、ちょっと待って!とりあえずラブホに行こ。人の目もあるし。」
谷「もう、早くタクシー拾って♡」
そう言いながら、彼女は俺の股間をまさぐっている。
「エッチは好きだけど、愛がないとダメなの。」
そう言った彼女の言葉に整合性を見いだせない。だから、ヤリマンの言うことは信用できないのだ。
彼女のセックスが肉食すぎて怖い。
谷山子なら、その辺の公園でもエッチさせてくれそうだが、大人の男女が裸になるには、それなりの「場所」がいる。
衛生的かつムードのある場所が必要なのである。
「ラブホの場所わかんねえや・・知ってる?」
谷「任せなさい。鹿児島のラブホは知り尽くしてるから。」
「さすが性豪ですな・・。」
谷「ちょっと遠いけど、タクシー代はあたしが払うから。」
「え?いいの?」
谷「その代わりあたしが満足するまで頑張ってね!」
「ヒョエ~・・」
鹿児島のラブホ「ココナッツリゾートマリーナ」へ
タクシーは産業道路を進んで行く。車内では、彼女がずっと俺の股間を触っている。
10分ほど走ると、派手なネオンが見えてくる。ここはココナッツリゾートマリーナ。南国の園だ。
タクシーの運転手に一瞥すると、二人は颯爽と入口に向かう。
谷山子は俺に相談もなく部屋を選んだ。部屋の内装など興味がないようだ。なんて男らしいのだ。
谷「アソコ・・全然立たんね。」
そう言いながら、エレベーター内でも俺の股間をまさぐっている。
25歳にしてエロに支配されている。将来が心配だ。
彼女は点滅する部屋に駆け寄ると、ドアを開けた。
谷「ほらほら早く!」
谷山子に手を引かれて、駆け出すように部屋の中に入る。
ここからは戦争だ。のんきに「お部屋拝見」をしている暇などない。
(谷山子の元カレは、こんな過酷な毎日を送っていたのか・・?)
想像すると涙が出そうになった。
そして俺は重大なミスに気が付いた。カマグラ(勃起薬)を飲んでいなかったのだ。
(カマグラなしで・・ただの地球人のままで・・この女を満足させられるだろうか?)
いきなりフェラにMは花開く
部屋に入ると真っ先にベッドに押し倒される。普通ならこれは男の役目だ。
彼女は俺にまたがったまま、上着を脱ぎ始めた。
「に、肉食が過ぎるぞ・・。」
谷「タクシー代払ってんだから良いでしょ?」
これはもう、昭和のオヤジの発想だ。
いかにもギャルが好きそうな、パッションピンクのブラジャーから、小さな乳房が垣間見える。
全裸になるのかと思いきや、次は俺のズボンのベルトをカチャカチャと外しはじめた。
彼女は吟味するように、パンツの上からチ〇コに触れる。
谷「ふーん。」
すると、いきなりパンツをずり下ろし、思いっきりぶん投げた。
(あぁ、ワイのパンツ・・。)
彼女は剥き出しになった、剥けていない俺のチ〇コを口に含んだ。
「ちょ、洗ってないから汚いぞ。」
「構わん。」と言わんばかりに、口と手を使って乱暴に息子を刺激する。
あっという間に息子はギンギラギンなっていた。まだ、カマグラも飲んでいないのに。
(ああ・・そうか・・俺はMなのか・・)
俺はずっとSよりのMを豪語していた。ここまではっきりとマゾを自覚させられたのは初めてだ。
無理やりで野生的な騎乗位
谷「ジュルルル!へへへ、じゃあ入れるよ。」
谷山子は雑にジーンズを脱ぎ捨て、パンティすらもあっという間に脱いでしまった。
そして、なぜかブラだけはつけたままだった。こう見えて胸にコンプレックスがあるのかもしれない。
彼女は手際よくチ〇コにゴムを装着すると、俺を押さえつけるように跨る。
そしてまだ濡れきっていない自身の陰部へと息子を挿入していった。
「ぐぬぬ・・ちょっと痛い。」
谷「あたしも・・でも、この無理矢理入ってくる感じが好きなの。」
快楽には痛みが伴うと言うのだろうか?哲学である。
彼女は息子を万個になじませるように腰を振っている。
やがて彼女の蜜壷が湿り始めると、ヤンキー座りのように足を大きく開いた。その体勢を維持したまま、俺の上で激しく上下運動を繰り返す。
(コイツ!めっちゃくちゃ運動神経がいい!)
類まれな身体能力が生み出す、激しくも野生的な騎乗位。俺はただ寝転がっているだけだ。とっても楽だ。
エステでしっかりと処理された薄い陰毛のおかげで、息子が出入りがよく見える。
谷「アァ!アァ!ほら!もっと下から突いて!」
彼女のケツが着地する瞬間を見計らい、俺は下から小さなロケットを打ち上げる。
谷「お尻叩いて、横から!」
「こ、こう・・ですか?」
谷「もっと強く!早く!」
パンパンパンという破裂音が部屋の中に響きわたり、彼女の横尻はみるみる赤く染まっていった。
彼女のセックスには緩急などない。すべて全力投球だ。
セックス依存症はタチが悪い
もっともっと腰を振れ!もっともっとケツを叩け!
鬼コーチの指示が飛ぶ。もう腰がバカになりそうだ。酸素量が圧倒的に足りない。
これじゃ突いているのか、突かれているのかわからない。
苦しんでいる俺の顔を見下すように、谷山子は満足そうに微笑んでいる。あぁ、麗しの女王様♡
彼女は一日セックスをしないだけで落ち着かなくなり、二日セックスをしないと不機嫌になると言っていた。
(・・セックス依存症はなんてタチが悪いんだ。)
鹿児島に住んでいなくて良かった。
「はあ!はあ!・・あのぅ・・」
谷「んん?どうした?」
「俺もう・・イキそうなんすけど。」
愛情も、ペッティングも、休憩もないセックス。こんな世界はいやだ。もう、こんな世界にいたくない。
早漏の俺は必死で自分に言い訳をしていた。
「イッテもいいけどもう一回戦」
谷「はぁはぁ!YOUイッちゃいなよ。」
「もっと我慢しろ」と難題を押し付けられると思ってたが、意外にもOKが出た。
気が緩んだ瞬間、俺は強烈な射精感に襲われる。
「あ・・ああ!イク!」
谷「あとでもう一回ね!」
「イクイクイク・・え?」
ドピュ!ピュ!ピュ!
すでに射精しているというのに、彼女はまだ腰を動かし続けている。
「ちょ・・もうイってます!ヤバい!ゴムが取れる!」
谷「・・仕方ねえなあ。」
彼女は立ち上がり、アソコからチ〇コを抜き取る。
谷「ゴムとっちゃうね。」
「お手数をおかけします・・。」
彼女は手際よくコンドームの口を結ぶと、ティッシュで包んでゴミ箱へと捨てた。
(・・やっと休憩できる。次はカマグラの力を借りよう。)
しばしの休息に安心していると、谷山子が精子まみれの我がチ〇コをギュッと握りしめた。
「え?・・おたく、なにしてますのん?」
谷「いいからいいから、黙って見てて。」
(まさか・・お掃除フェラまでしてくれるのか?)
そう思ったのも束の間・・。彼女はまだ萎えきっていないチ○コをゴシゴシとシゴき始めた。
「ちょ!もうイってるから!くすぐったいって!きゃああああああ!」
谷「いや、ちょっと潮を吹かせてみようと思って。この前友達に聞いてさ、男の人も潮吹くんだって!」
そう言って無邪気に笑う彼女の目は、好奇心と狂気を含んでいる。
薄れゆく意識の中で、俺は最後の人間性を必死で保っていた。
(俺は・・誰だっけ?あぁ、そうか・・ボクは・・モルモットだ。この女の実験動物だ。)