出会い系体験日記

サイクリングの聖地「しまなみ海道」をレンタル自転車で渡ってみる

投稿日:2019年3月30日 更新日:

来島海峡大橋

「尾道⇨今治」ルートでしまなみ海道をサイクリング!

YUTAROは、少し早めにホテルをチェックアウトすると、国道二号線を、さらに西へと梶を切った。

 

さてさて、次のアポで向かうのは、愛媛県の今治市。

「瀬戸大橋から四国入りして、香川でうどん食って愛媛へ向かうルート」も考えたが、

俺にはやり残した事があったのだ。

それは、

美味しい尾道ラーメンを食べる」こと。

 

出会い旅初日に台風の中で食った尾道ラーメンが美味しくなかったからリベンジなのだ。

詳しくは⇨【2014年版】出会い系で知り合った女の子に会いに全国を周る旅スタート。

 

むしろ「尾道ラーメンに食べられたい」そのくらいの気概でいかねばなるまい。

しかも、広島の尾道からなら「しまなみ海道」を通って愛媛の今治へと渡ることができる。実に都合が良い。

 

正午前、YUTAROは、尾道市へと入る。

しかし、全く腹が減らない。

昨夜食べた、二つの蒙古タンメン中本が、胃に甚大なダメージを残していた。

まだ時間もたっぷりあるので、腹が減るまで、尾道の町をぶらぶらする事にした。

尾道のローソン

瀬戸内海の潮風を感じながら、尾道港ポートターミナルの近くにあるローソンでタバコ&コーヒー休憩。

ローソンの店員さんの愛想がめっちゃ良い。

サイクリング好きにはたまらない・・と聞いて。

「むむ?妙にロードバイクにまたがってる人が多いな・・。」

ローソンの駐車場では、男性グループがロードバイクを入念にチェックしている。

 

「あの・・今日は自転車のレースでもあるんですか?」

俺は、男性グループの中で一番話しかけやすそうな男性に声をかけてみた。

 

男「今からチームのみんなで、しまなみ海道を自転車でサイクリングするんですよ。しまなみ海道は、自転車好きな人に人気で全国から集まってくるんですよ。」

彼は白い歯をキラキラさせて返事をくれる。

 

「へ、へえ・・。今治まで走るんですか?めっちゃ楽しそうですね。」

男「そうなんですよ~。そこで自転車レンタルしてるんで、お兄さんも借りて走ってみたら?気持ちいいですよ。」

オッサン無謀な決断をしてしまう

(自転車か・・。車の運転ばっかりで運動不足だし、愛媛までチャリで行ったら良い日記のネタになるな・・。)

という事で、YUTAROは、自転車を借りてみることにした。

 

YUTAROは自転車(クロスバイクだけど)で走ることが意外と好きなのである。

たまに、志賀島(福岡にあるチャリでいける島)まで自転車で走ったりしている。

札幌に住んでいた頃は、ハマーの折りたたみ自転車で「札幌⇨千歳」間の40キロの距離を女子に会いにいったこともあるアホだ。

 

俺は、「しまなみ海道ってそんなに長くなかったよね?」という不確かな記憶だけで、チャレンジをする事になったのだ。

レンタサイクルターミナルで自転車を借りる。料金はおいくら?

尾道港には「レンタサイクルターミナル」という公営の自転車レンタルスポットが存在する。

しまなみ海道にある島々や、終着点の今治まで、13箇所のレンタサイクルターミナルがあり、ちょっとした島巡りで借りたり、乗り捨ても可能とのこと。

地域一体となって「しまなみサイクリング」に力を注いでいるのかよくわかる。

シティバイク

YUTAROが借りたのは、キレイに手入れされたロードバイクとは違い、明らかなシティサイクル(ママチャリ)。

チェーンも錆びついていて、見た感じ少し痛んでいる印象。

 

レンタル料金は一日1,000円だ。保証金も1,000円かかるが、保証金は後で返ってくる。

ちなみに電動アシスト自転車だと1,500円。ヘルメットもレンタルできる。

 

しまなみ海道を車で渡る料金に比べれば、安く上がるような気がしている。

以下のサイトのほうがよっぽど詳しいので、気になる人はチェックしてみてね♪

 

スウェットとジャージに着替えると、俺は、他のツアラー達と渡船用のフェリーに乗り込んだ。

スタート地点は、「向島」だ。

波しぶきを立てて船は進んで行く。

(あっ・・尾道ラーメン食ってないや・・でもワクワクが止まらない!)

しまなみサイクリング開始。前半楽しい、後半ヤバい。

さてルートは、六つの島をチャリンコで経由して、最終目的地の今治市まで向かうルート

6つの島のご紹介

6つの島とは、

しまなみサイクリングルート

ルート

  1. 向島(むかいじま)
  2. 因島(いんのしま)
  3. 生口島(いくちじま)
  4. 大三島(おおみしま)
  5. 伯方島(はかたじま)
  6. 大島(おおしま)

総走行距離約70キロだ。後にYUTAROは語っている。

「今治まで70キロもあるなんて知らなかったんです・・吾輩はアホ。」

出発前に調べとけよって話。

 

そもそも自動車専用道路の西瀬戸自動車道と並行して、直線的に今治まで走って行けると思っていた

俺は、「西瀬戸自動車道」の事をずっと「しまなみ海道」だと思っていたふしがある。

スタート地点「向島」

船を降りるとそこは本当のスタート地点「向島(むかいじま)」だ。船の料金は忘れたが100円以下。だって一瞬で着くもん。

きっと尾道の向かいにあるから「むかいじま」なんだと思う。

 

ロードレーサー達が、色とりどりのロードバイクに乗りスタートしていく。

ところがスタート地点の向島はいきなり町である。イナックでババアと楽しく飲めそうな町である。

 

「だが、それが良い。」

俺は鼻歌混じりに、向島の味のある街並みを進んでいく。

後続の「性能の良い自転車」に抜かれつつ、見えてくるのは因島大橋の偉容だ。

因島大橋

※僕の撮った写真がポンコツなので、橋の写真には、素材写真を使っています。

 

「おお!あれを渡るのか?景色良いだろうなあ・・」

しかし自転車道は別なのだ。景気がよく見えねえ!しかも寒い。

吹き付ける海風が、オッサンの体温をごっそりと奪っていく。

第二の島「因島」で帰るか迷う

「寒いならタオルをマフラーがわりにすればいいじゃない?」

YUTAROは、第二の島「因島(いんのしま)」へ入る。

一旦降車して、リュックの中を漁る。

 

「うふふ♪タオルなんて入って無かった・・着替えも全部忘れております。」

リックを背負っている意味が無い。

今日のデートはスウェットとジャージで登場だ♪

 

「帰る・・か?」

今ならまだ引き返すこともできる。紳士のたしなみとして、汗臭い恰好でデートをするわけにはいかない。

 

だけど・・だけど、こういう経験は貴重だ。

 

いつか孫ができた時に「じいちゃんは、今治までチャリでいったんやで!」と自慢することができる。

俺は前を向き、ペダルを力強く踏み込むと、再び前進を始めた。

 

ロードレーサー達の後を必死で追いかけて、アップダウンを繰り返す。膝がパコパコと妙な異音を奏でる。

 

(うおおお!なんか知らんけどでっかい橋が見えてきた!これだよこれ!)

ここは生口橋だ。橋を渡りながら、見事な景色を堪能する。

生口橋

途中でロードレーサーに抜かれ。奇声を発しながら爆走を続ける子供にも抜かれる。

 

「マー君!待ちなさい!待ちなさい!マー君!」

 

そしてマー君のパパにも抜かれたが、そんな事は素晴らしい景観の中では些細なことだ。

第三の島、「生口島」で旨い尾道ラーメンを食す。

第三の島は、生口島(いくちじま)。潮風に吹かれながら、海沿いの道を進んでいく。

生口島?

※しまなみ海道のどっかの島で撮った写真。

 

「そろそろ腹が減ったな・・」

ということで瀬戸田にあるラーメン屋に入る。

 

「ズゾゾーズゾゾー!」

(うめえ!涙が出るほどうめえ!)

 

生口島は尾道市になるので、「尾道ラーメン」を食ったことになる。

自分でも気づかないまま、「旨い尾道ラーメンを食う」という当初の目標を達成してしまった。

カップルから知らされる現実。

食事を終えると、ラーメン屋の外で、タバコを一服。

するとサイクルウェア(ピタピタのヤツ)に身を包んだカップルに声を掛けられる。

なんだか・・みんなフレンドリーだ。

 

男「今日はどこまで走るんですか?」

「・・今治までです(ボソッ)」

男「レンタルバイクでですか?余裕ですねえ!この時間だと夜になっちゃいますよ?」

女「フフフッ!」

「・・お兄さん達はどこまで行くんですか?」

男「僕らは途中の島で一泊していきますよ。」

女「フフフッ♡」

「ほおお・・それはいいですねえ!」

(むむ・・到着が・・夜だと?)

 

俺はカップル達を笑顔で見送ると、スマホでGoogleマップを開いてみた。

(道間違えとるやないか・・遠回りしとるやないか・・。)

 

到着が夜となると、もういろいろヤバい。

急いで、自転車にまたがりペダルを踏みこんだ。

 

(なんだ?足がクソ重い・・。)

 

自転車は一度降りると、足の疲労がドッと出てくる。

多々羅大橋

なんとかかんとか、多々羅大橋へたどり着く。これでやっと「前半戦」が終わる。

最高の景色も焦りによって楽しめない。

第四の大三島から伯方島まで!

多々羅大橋を渡り、大三島(おおみしま)へ。

ここからは愛媛県だ。グッバイ広島。

「多々羅しまなみ公園」という道の駅に、多くのチャリ達が吸い込まれていく。きっと「何か」があるに違いない。

でも・・観光してたら間に合わない。YUTAROは、誘惑を振り切ってそのまま疾走を続ける。

伯方の塩

次は伯方島(はかたじま)だ。「はーかーたーの!しおっ!」のCMで有名だよね。

よく「伯方の塩」を福岡の「博多」で作っていると勘違いしている人もいるが、実はこの島で作られている。

ちなみに今治のメル友が、もう「伯方の塩は伯方島じゃ作ってない」とややこしい事を言っていたが、本当かどうか真相はわからない。

 

この伯方島辺りから、疲労と寒さでYUTAROはあまり記憶が無い。

 

「負けないで、もう少し、最後まで、走り抜けて」

 

フライング気味に出てきた名曲が、頭の中で何度も再生されている。

俺は、ただひたすらペダルをこぎ続けた。

(凄く・・孤独だ。)

最後のボス「大島」が地獄なんだわ

最後のボスは強くなければいけない。

だからこそ、エンディングは思い出深いものになるのだ。

 

最高にハードモードだったのが、最後のボス「大島」だ。

体力的にも限界が近い。

既にYUTAROの太ももはピクピクと痙攣を始め、長い間サドルの振動を受け続けた尾骨からは、鈍い痛みが続いている。

 

夕日に映える潮流も、村上水軍博物館も無視して前へ前へ・・。

エネルギー不足で脳はぼーっとしている。

ここからは表現がいささか雑味を帯びるが許してほしい。

 

大島をしばらく走ると、見えてきたのは、

 

「なんかスッゴイ坂。」

 

とうとう俺は自転車から降りて歩く。

まるで自分の足じゃないかのように、平衡感覚を失っている。

 

んでね。終わったと思ったらね、

 

「なんかスッゴイ坂二世」

 

歩く、歩く。登り切ればきっと下りがある。

もう・・耳元でZARDは歌っていない。

 

んでね。終わったと思ったらね、

 

「なんかスッゴイ長い橋。(来島海峡大橋:全長4キロ)」

来島海峡大橋

※プロの写真

 

しかもこの橋、途中までずっと上ってたりすんの。

来島海峡大橋

※ポンコツの写真

長い長い来島海峡大橋。

吹き付ける強風は凍えるほど冷たかった。

高所恐怖症の人にもオススメできない。(なんか飛び降りたくなる)

 

「ようやく・・ようやく・・。今治だ・・。」

俺はモスキート音のような声を絞り出し、ゴールまでの道を下っていく。

 

しかし、これで終わりではなかった。

レンタル自転車の返却場所は、ほとんどが17時で終わっていた。

結局、今治市役所まで返しに行くこととなる。

 

(やった・・走りきったぞ!)

約70キロもの距離を、最後まで走り抜けた達成感は忘れない。

忘れていたいのは、これからデートあるという現実。そして明日どうやって尾道まで帰るかだ。

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