「肉を食べたい」のは性欲が高まってる証拠?
一話目から読む⇨大阪ミナミの日本橋に住む、不思議ギャルと再会。【大阪出会い編】
ギャルから大人の女性へと変貌を遂げた日本橋の君。
今日は、何を語ろう・・何を食べよう。
俺のモチベーションはうなぎのぼりだ。
「この前会った時と雰囲気が違うね~」
日「え?この格好変です?」
「いや、大人っぽくてセクシーだよ。(キモス)」
日「え~セクシーです?この前とどっちが好き?」
「今日のほうが断然素敵やで~うっかり恋した!」
日「他の女子にもそんなん言うてるやろ~(笑)」
「さて、なに食べようか?肉?魚?」
日「普通、焼肉とかイタリアンとか具体的な言い方しません?」
「ボギャブラリーが少ないもんで(笑)てか焼肉かイタリアン食べたいの?」
日「するどい!いまめっちゃ焼肉が食べたいんです。」
偏食の彼女が肉を食べたくなる理由は?
「てか肉好きだったけ?ガッツリ食べる人じゃなかったよね?甘い物は好きって言ってたけど。」
日「普段はそこまで食べません。でも今日は無性に食べたい日なの。自分でもわからへん。」
無性に肉が食べたくなるのはわかるが、でも普段食べないのになんで?
(コヤツ・・もしかして生理真っ最中なのかもしれない。鉄分不足で普段食べない肉が食べたくなるのでは?)
(いやいや性欲が高まってる証拠なのかもよ?肉食う人って性欲強そうやん・・。)
あくまで勝手な妄想と推測・・。(想像力豊富)
こういう無意味な考えは、失敗を招く。
「わかるわー無駄に肉食べたくなる時ってあるわー。そういう時ってさ性欲も強くなるよね?」
でも聞いちゃう。
日「うーん。そうなん?わからへん。」
さらっと交わされ、二人はなんばパークスで焼肉屋を探す。
焼肉屋「倉」へ、奢り確定
なんばパークスのレストランフロアを見て回る。
発見したのは焼肉屋『倉』というお店。(・・なんだかちょっとお高そう。 )
「ここにする?」
日「ちょっと高級そうなお店ですねー。私、給料日前であんまりお金なくて。」
(こ、これはおごってアピール?でも彼女は悪い子じゃなさそうだし、本当に給料日前かもしれない。)
「大丈夫!おじさんに任せろ!俺もそんなに持ってないけど・・・」
日本橋娘はお酒を飲まないし、食べるほうじゃない。
安上がりだ。少食な女の子のほうがデートの時は助かる。
でもお酒はもっと飲んで欲しい。口説きやすいから。
「倉」に入店。案内されて席に座ると日本橋娘がコートを脱いだ。
白いブラウスを、「パンッ」と膨らませるのは豊満なお胸だ。
肉の脂や焼き肉のタレが、真っ白なブラウスを汚さないか心配だ。(母心)
メニューを確認すると、思ったよりも良心的なお値段で、ほっと一安心。
「とりあえず飲み物かな?俺はビール。日本橋娘は?」
日「そうですねー私もちょっと飲もうかな!仕事で嫌なことがあったから。」
飲めない彼女が飲みたいとは!やけ酒OK! チャンス到来だ!
「ふーん。何かあったの?」
日「お店で接客したお客さんからのクレームです。今日は一年分くらい謝りました(泣)」
「そうか~今日は飲んじゃいなよ!俺も付き合うよ!ビールでいい?」
日「ほな梅酒のソーダ割りで・・・」
(ええ・・アルコール度数少ないヤツやん。)
「肉はなに食べようか?まずはタンかな?カルビも!ユッケもいいね!」
日「タンいいですねー!あとレバー食べたい!大好きなんですよー!レバニラとかたまらんです!」
レバーだと?やはり日本橋娘は鉄分不足か?やっぱり生理ってことか?
お酒が運ばれてきて、乾杯!
許されるなら、その巨大なおっぱいにグラスをぶち当てて、震度をはかりたい。
「ふぅー酒うまい!あっあれから彼氏できた?」
日「そんな簡単にできないでしょwまだYUTAROさんと初めて会ってから一ヶ月もたってないやん!」
「そうだったね。ワクワクはしてる?あれから誰かと会ったりした?」
日「今は仕事が忙しいんで、ほとんどできてないですねー。だから会ったりもしてません。」
「そっかー!あなたは美人だからすぐ彼氏ができちゃうんだろうねー心配だわ!」
オッサンの会話はまあまあキモい。
もう最初はタンだってー!網の上カオス
日「えー!うれしい!じゃあ今日は私がお肉焼きますね!」
なんちゅうかわいい子や!そのおっぱいにダイブしたいわ!
前掛けをセットした日本橋娘は、早速トングで肉をつまむと焼きはじめる。
(ちょちょちょ!それはカルビ!最初はタンだろうが!)
一番打者の塩タンを無視して、真っ先にカルビを焼き始める日本橋娘。
「最初はタン」という焼き肉界の暗黙ルールは、完全に無視される。
(言いたい・・だが注意しても、デートの雰囲気が悪くなるだけだ。)
彼女は、焼肉の順序なんて知らないのだろう。まだ若いし、仕方ない。
仲良くなってから、ちょっとずつ教育していくべきだな。
日「レバーも入れちゃお!ポイっ!」
(Oh!No!レバーも入っちゃったよ!)
網の上がカオスだ。
「あの・・そろそろタンも入れません?」
・・・美人は罪であり、得である。
日「はい、YUTAROさん、焼けましたよ」
そういって、お皿の上にカルビを置いてくれる。
「もぐもぐ・・いやうまいわあ!キミが焼いてくれたカルビは最高ですな!」
日「ほんとですかあ~うれしい!ほな、カルビもういっこ!」
また・・カルビ。さすが偏食家のチョイスだわ。
でもオイラは幸せだった!かわいい女の子と食べるご飯は本当にうまい!
焼肉を一緒に食べる男女は肉体関係になりやすい?
焼肉を二人で食べるのは「友達以上の親密な関係がある」または「肉体関係になりやすい」という話しを聞いたことがある。
だれがこんなアホな研究してるのかわからんが、これって本当なんだろうか?
そもそも根拠があるのだろう?オイラの経験を元に考えてみたい。
焼肉は男女のコミュニケーションがとりやすい
焼肉は、お肉を焼く係を決めたり、箸を交える機会が多いのでコミュニケーションがとりやすい食事の一つ。
「俺が肉焼くわ!できらあ!」とか「私がタン焼いてあげる♪」なんて感じで、頼もしく見えたり、女らしく見えたりするものだ。
そんなキャッキャウフフな空間が、距離を縮めるんではないだろうか?
・・でも、鍋でもいい気がする。また肉の焼き方にこだわりすぎると逆効果。
肉を食うことでメスを呼び覚ます説
血の滴る、肉を食うことで、人間が本来持つ野生DNAが刺激される説。
女性は本能的に狩りが上手く、食に困らせない男性を、優秀なオスとみなす傾向にある。
「肉喰う」⇨「お腹いっぱい」⇨「子孫作り」
女性が満腹時に、性欲が高まると言われているのは「コイツめっちゃ食わしてくれるから産んどけ」ってなるからかもしれない。
つまりアポ時には、うまい飯を食わせて、うまい酒を飲ませれば成功率が高まるという事か。
「うどんでも良いやん」ってなるけど、多分うどんじゃダメだ。
焼肉は精がつくよね!説
焼肉は「精の付く食事」として一般認識されている。
「焼肉食べて精をつけて、早く孫の顔を見せてね!」なんてセリフを安っぽいドラマで聞いたことがある。
肉はアミノ酸が豊富だし、栄養満点なので、精がつくのは間違いなさそうだ。
焼肉では食べることの多い、ニンニクも強精作用がある。また肉食の欧米人のほうが精子が濃いというデータもある。
でも、精子が薄いわりには日本の人口は意外と多い。
YUTAROの経験では?
出会い系で知り合った女性と食事に行きまくって散財している、YUTAROの経験から言わせてもらおう。
焼肉デートってめっちゃやります。
なぜなら焼肉デートは女さんサイドの食いつきが良いから。肉を餌にすると意外とすんなり会えるのだ。
「女を誘えないなら焼肉で釣れ!(過言)」ってことだ。
では焼肉に行った相手と深い関係になったかと言うと、深い関係になることが多い。・・気がする。(あくまで体験談だよ。)
コミュニケーションか、野生本能か、肉の強精作用かわからんけど・・私は焼肉が好きです!
女性とのデートであんまり結果が出ない人は、一度焼肉デートでもしてみてはいかがでしょう?
俺は彼女と肉体関係になれるのか?
日本橋娘の素早いトングさばきでどんどん肉が焼けていく。
肉はうまい!でも中年と言っていい年になると、脂身の多い肉は重たく感じてしまう。箸がピタリと止まる。
「ちょっとペース落とそうか・・。20分も経たないうちにお腹いっぱいになっちゃうよ(笑)」
二人は満足に会話もできないまま肉を食い続けている。
日「すいません!こうみえてせっかちで(笑)」
のほほん不思議ちゃんの日本橋娘もやはり大阪人ということか。
日「あっこの梅酒ソーダおいしい!YUTAROさん飲みます?」
こ、これは! 「自分の飲んでいるお酒を飲ませる女は、俺に気がある!説」 ではないか!(もうええわ!)
落とすには「酔い」も肝心。
「めっちゃお腹一杯になってきました!うう・・。」 と、
少食な日本橋娘の満腹中枢はゴール間近のようだ。
・・見ている限り、焼いてばかりで肉もあんまり食べてないんだが。
レバーがまだまだお皿にのっていて、たまに網の上にのせて焼かれたと思ったら、YUTAROの小皿に輸送されてくる。
(・・あんた!なんでレバー頼んだの?)
彼女は既に梅酒ソーダを三杯目。今日はハイペースで酒を飲んでいる。
・・これでお腹いっぱいになっちゃった感があるんですが。
「日本橋娘大丈夫?顔真っ赤だけど(笑)暑いの?」
日「ホンマに?私お酒めっちゃ弱くて・・」
「でも、今日は飲むんだねー、もう3杯目が空になっちゃうよ?そんなに飲んで大丈夫?」
本音ではもっと飲め、もっと飲め!だ。
だがホンネと建前は違う。ここはいい大人を演じる。
そう、すばやく落とすには「酔い」も肝心なのだ。
「明日は遅番。」お泊りのチャンス!
日「何杯目か数えてたんですか?なんか恥ずかしいわ~。今日は、ヤケ酒です(笑)明日は午後出勤の遅番だし!ウフフ・・。」
キタ!「遅番の知らせ」は吉報だ。
遅番ということは、今日は遅くなっても良いということなのだ。
彼女の真っ赤な顔と、トロンとした大きな目がかわいい。そして、意味不明な笑いが増えてきている。
(もうこれ、かなり酔っ払っている気がするんだが?)
急性アル中になる前に止めておくべきか?
・・・さらに時間がすぎる。
「ふぅーかなり食べたね!(ほとんどYUTAROが食った)そろそろ出ようか!」
日「はい。ご馳走さまでした!美味しかった!」
席を立ち、会計所へ。
日「少しだけでも払います!」
「いいって!給料日前でしょ?」
日「うち、かなり食べてたし(ほとんど食ってないんですけど)、前もごちそうになってもうたし・・。」
女子からのこういう気づかいはありがたい。
長く出会い系やってると払ってもらって当たり前って女もよくいる。
オッサンになるに連れて「ごちでーす♪」の傾向は強くなる。
あんまり露骨だと、オッサンも凹むんだぞ!
「わかった~。んじゃ1,000円だけ払ってもらおうかな?」
日本橋娘から1,000円頂いて会計を済ませる。
「よし、自宅まで送っていくよ!夜道は危なそうだし。」
日「ホンマに?ありがとうございます!」
さて、ここからが勝負だ!
YUTAROと日本橋娘の二人はなんばパークスを後にした。カオスな夜の日本橋に向けて。