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彼女を迎えに行く前に呼子デートプランを立てましょう♪

デートプランをしっかり立てれば後は怖いものなし

「ああ・・おしっこしたい・・。」

朝7時、尿意で目が覚める。3月も下旬になるころとはいえ、朝はまだ少し冷える。

耳栓を取ると、朝方の繁華街にはお決まりのカラスの鳴き声が聞こえる。

コンビニで用を足し、温かいコーヒーを買う。

車で寝た割には体調はすこぶる良く、頭がスッキリと冴えていた。

なによりも息子がいつもよりもいい角度でおっ立っている。

息子をなだめながら(朝っぱらからただの変態)俺は考える。

「ふむ・・田川に向かうにはまだ空いている時間がいいかも?もうちょっとすれば町が動き出して渋滞が起こる」

福岡はバスの街(市バスが存在せず西鉄バスの独壇場)であるラッシュ時はバスの量が増えるので渋滞も起こりやすい。

ということで、待ち合わせは午前10時だが、まだ早い時間に俺は福岡を出た。

東の方向へ移動し、山を越えると飯塚の街が見えてくる。

筑豊地方の入り口で最大の都市。麻生一族(元総理の麻生太郎さんとか)の本拠地である。

ちなみに福岡は麻生グループが非常に強く教育など様々な分野で活動している。(TV局RKB毎日放送の大株主でもある。)

そんな飯塚市を超えると田川市だ。思った以上に早く着いたのでまだ8時半。

コンビニで1時間ほど時間をつぶそう。

俺の中で「修羅の国のカサンドラ」扱いになっている田川だが、朝方からコンビニで襲われるということはなかった。

俺氏。綿密なデートプランニングに酔う

さて百合子である。この間のデートの大失態を挽回しなければならない。

そして今日は二人で長距離のドライブということになる。幸い今日の体温は36.5度だ。

俺は車のナビを指でタッチしながらひたすらデートコースを考えた。

膝の上にはるるぶの「九州ドライブまっぷ」的なものもある。

「ふむふむ・・」

A案 遠くへ行くことで帰れなくなるプラン

百合子をひろう⇒呼子でイカ食う⇒呼子大橋を渡る⇒加部島の「風の見える丘公園」で景色を楽しみながらイチャイチャ。⇒ついでに嬉野or武雄で立ち寄り湯⇒なんなら佐世保まで行っちゃう?⇒うっかり酒とか飲んじゃって帰れなくなってホテルに泊まる。

呼子からさらに遠くに行くことで帰るという選択肢を不可能にする犯罪ギリギリの連れまわしプランである。

もしくは・・。

B案 ムードとおもてなしの心で帰らなくなるプラン

呼子でイカ食う⇒呼子大橋を渡る⇒加部島の「風の見える丘公園」で景色を楽しみながらイチャイチャ。⇒糸島で海をみながらロマンティックにカッフェ。⇒福岡で夜ご飯。酒とか飲んじゃって帰れなくなってそこらへんに泊まる。

彼女をエスコートしもてなすことで「あたい今日は帰りたくない」と思わせるプランだ。

ちなみに呼子にいったら「風の見える丘公園」はマストだ。実際にはなんにもない(滞在時間は長くて30分くらいが限界)けど、景色がいいのとお土産屋のおばちゃんがめっちゃいい人。

「ううむ。完璧。スキのないプランだ。こりゃお泊りも確実なんじゃなかろうか?」

こういうタイプが一番足元をすくわれる。

「B案よりA案のほうが可能性は高そうだな・・。流れによって臨機応変に・・。」

俺は田川のローソンで一人謀略をたてるのだった。

さて10時。待ち合わせの中華料理屋さんに車を配置する。

そして、どこからともなく今日のターゲット百合子が現れた。

 

続く➡彼女と呼子で活きイカ!仲良くなるにはまず飯から!