記事内に広告を含むことがあります
アゴしゃくれ女子

【札幌の出会い】初詣デート。顔は可愛いのにアゴがしゃくれな女

アゴしゃくれ女子

アゴしゃくれ女子

天国にいるばあちゃんの初夢でYUTAROは目が覚めた。夢の記憶は驚くほど早くあせていく。

印象の強い夢でも、午後には思い出せないこともある。記憶が灰色になる前に・・枕元にある日記帳を手にとると急いで書きこんだ。

卵かけご飯を勢いよく胃袋の中にかきこむと、YUTAROは立ち上がる。

ラブサーチで知り合った美容師の「初女」

もちろん今日もアポである。ということで相手女性の御紹介。

名前:初女
年齢:20代前半
出会ったサイト:ラブサーチ
コメント:実は新年三人目のアポ。三日連続でございます。
※一人目はタヌキ女。二人目は面白くもなんともないので省略します。

初女は札幌で働く美容師さん。出会い系には美容関係の女性は意外と多かったりする。出会いは多そうで、実は少ない職業なのだろうか?

ちなみに今回は写メ交換もしていて、電話もすでにしている(彼女を安心させるため)のでしゃべった感じで相手の性格とか雰囲気は多少つかめている。

送られてきたのは目と鼻のみが写った写真であった。かなりの美人の予感。

でもそれだけではわからないので次回に細かく書こうと思う。

出会い系のアポで写メと違う女が来ることなんてよくあるのだから・・。

今日の目標!彼女の下着を拝む!

下着拝む

よく考えると、年が明けて5日も経っているのに、まだ初セックスができていない。

もう初対面の女性とセックスまでいける方法なんてわからないよう・・

だからそんな高難度技術がいることは求めないことにしよう。

欲は人を醜くしてしまうのだから・・。

ということで今日の目標は彼女のパンティ・・いやブラジャーだけでも拝ませていただきたいものである。

もしそれが叶うのなら土下座でもなんでもする所存であります。

いや贅沢をいうならストッキングだけでももらって帰ろうかな・・?

では出発!

今日のデート内容は初詣だ。天気もいい。

それでもかなり冷えることも想定して靴下は二枚履き、インナーも厚手のものにした。そして貼るカイロで補強。万全の体制だ。

鏡の前には完全に武装されたジジイの姿があった・・。

じゃあばあちゃん行ってくるよ。ダメな孫でごめんね。

顎がしゃくれてバランスが崩れちゃってる女

大通駅

午後二時、待ち合わせの時間だ。YUTAROは大通駅にいた。

今日は一月五日。正月も後半にさしかかっていて、パッピーニューイヤームードや初売りのバーゲンセールに浮ついていた街も人も落ち着きはじめている。

待ち合わせ時間を10分ほど過ぎたころ、メールが届いた。彼女も大通公園駅に到着したらしい。

北国の冬で遅刻は命に関わるべさ!

札幌雪

北国北海道では10分の遅刻も命にかかわる。だって寒いんだもん。ススキノでは、酔っ払って眠ってしまい、凍死してしまうドジな人が毎年何人か出るらしい。(ニュークラ嬢談)

ある意味幸せな死に方だけど、もしも養っている家族がいたら泣くになけない。

まぁ暖房の効いた地下街にいるのでとりあえず大丈夫だ。とにかく「どさんこタイム」は正確でなければならない。

相手は美容師さん、ハゲには天敵!

美容師

さて、そろそろ彼女がやってくる頃だ。彼女の仕事は美容師さん。

ハゲてる身としては相性がいいのか悪いのか。

以前も札幌にきたばかりの頃に会った女性も美容師だったが、なんだかやりづらい女性だったなあ~

美容師とのお話⇒とりあえず会う

長崎でも美容師とアポしたけど、やっぱりハゲはNGということだった。

やっぱり髪を扱う仕事。髪があるかないかは重要なのかもしれない。

初女の美容室は火曜日は休みらしいので、今日は二人で初詣に行くことになっている。

はじめて会う男と初詣とはちょっと虚しい。

来たのは「しゃくれ女」だった。

宝クジ売り場の横で待っていると女の子に声を掛けられた。

「YUTAROさん。お待たしましたー。」

マスクをかけている女性がいた。声は女性らしく少し甲高い。サービス業に向いている声だ。今回の相手初女である。

ニットに皮のブルゾン。ふわふわのニット帽にタイトジーンズ。

さすが美容師さんオシャレなよそおいである。スタイルもいい。かなり綺麗めな女の子だ!美人と言えるだろう。

目元だけ出ているのでかなりの美人が来たように感じた。よっしゃ!

「あっどうも!YUTAROです。マスクしてるけどもしかして風邪引いちゃった?」

初「えっと喉が弱いんで乾燥する冬場は普段マスクしてるんですよー。風邪引いて声がガラガラだとお客さんの印象悪いし。」

そういいながら初女がマスクを外す。

ところがマスクを外すとアゴがしゃくれていたのです。

あれ?アゴが長い。もしかして猪木さん?

彼女は下顎がちょっと出しゃばっていた。俗に言う「しゃくれている」というヤツだ。

目元よし!スタイルよし!センスよし!アゴダメし!

顔は整っているのに、アゴのせいで美人が台無し

彼女の顔のパーツのほとんどはかなり整っているのに、まさか顔の骨格でけっこう残念な感じになってしまうとは・・。

少しのアンバランスさがデザインすべてをぶち壊すかのように、初女のアゴ骨は彼女から美人という言葉を奪っていった。

「綾瀬はるか」など軽度のしゃくれであれば美人なのだが、それ以上を超えるとやっぱり顔のバランスに違和感を感じる。

マスク補正恐るべし!

それにしてもマスク補正恐るべし!できればマスクをつけたままでお願いしたいです。

世の中に沢山の補正があることを知った。

  • マスク補正
  • グラサン補正
  • 髪型補正
  • 補正ブラ
  • 骨盤矯正

人間というものはいろいろなごまかしに頼って生きているのだな・・。

そんな俺は帽子に頼ってるし、仮性包茎を高速剥きの技術によって、ごまかしている。

だから人のことは言えないよね。

でもおしい!おしすぎるぞぉー!

ただヤれるかヤれないかでいうと断然ヤれます。(`・ω・´)

雑念を捨てなさい、あるがままに生きるのです。もうずいぶんセックスしていないでしょう・・

「あっ、喉弱いならマスクしててね。(できればずっと・・。)」

初「うん、ありがと。」

わずか1秒で再び美人の出来上がりだ。

YUTAROの心中はとりあえず置いといて、会は平和的にはじまりを告げたのだ。

こんな業の深い男が初詣に言ってもバチは当たらないだろうか?

しゃくれた女子と行く、北海道神宮の初詣

鳥居

しゃくれ女子と合流。彼女はアゴが出ていること以外はスタイルのよい完璧な女性だった。

「じゃあさっそく北海道神宮に初詣に行きまっか?」

初女「はいよ!」

大通駅から再び地下鉄東西線に乗り込むと「円山公園駅」まで一本。

北海道神宮のある円山地区は、札幌の山の手になり、すなわち「高級住宅街」に位置する。

この一帯に住んでいるだけでちょっと「いいとこの子」扱いでございます。

一度大阪子とチャリで浸入したが、円山地区は「この人なんの仕事やってんの?」ってくらいの豪邸が立ち並んでいた。

しかも高台にあるので、札幌都心の夜景が綺麗に見える。

まさに成功者の街である。でもちょっと不便そうだ。(山側になると車がないと無理)

YUTAROには一生縁がなさそうだ。

成功者で思い出したが、いま話題の故たかじん氏も北海道をこよなく愛する人物らしくススキノでは頻繁に目撃されていた。(キャバ嬢談)

そんなたかじんの思い出に浸りながら地下鉄は円山公園駅へ到着する。

まだまだ参拝者が多いのか、ずらっとたくさんの人が降車し、北海道神宮の方角に向かっていく。

雪道の中、靴で作られた轍を歩く。白い息が濃く吹き出す。

「やっぱり寒いねえ~てか手袋してないの?」

初「寝坊して忘れちゃった。」

「ところで出会い系で会うの初めて?」

初「ちがうよー。先週も会ってみたよ。」

「へぇーベテランやん!で、その先週の男はどうだった?」

初「ベテランじゃないし!真面目に彼氏が欲しいの!北海道神宮で彼氏ができるようにお祈りするの!あっこの前のはあんまりだったかなー?」

「北海道神宮にそんなご利益あったっけ?てか美容師さんって出会い多そうやん。初女美人だし。(アゴ出とるけど。)」

初「えー!うれしい!でも職場恋愛とかないわぁ、うちら給料やすいし!」

「それじゃあお客さんとか恋愛対象にならないの?」

初「うーん、なんかワタシ職場じゃそういう気分にならないの。」

「いがいと真面目なんやねー。」

初「でもやっぱり彼氏は欲しいなぁー。」

北海道神宮ってなんぞや?

本殿

由緒

西洋の文明を取り入れて現在に至る日本の礎を築かれた明治天皇を昭和39年増祀(ぞうし)(その神社にお祀りする神様が増えること)し、社名も「北海道神宮」と改称しました。
約18万平方メートルの境内地は、桜の名所としても知られ、市民に親しまれていますが、現在の北海道神宮の社殿は、昭和49年放火に遭い、昭和53年に復興されたものです。

祀られてる神様

  • 大国魂神 (おおくにたまのかみ):北海道の国土の神様
  • 大那牟遅神(おおなむちのかみ):国土経営・開拓の神様
  • 少彦名神 (すくなひこなのかみ):国土経営・医薬・酒造の神様
  • 明治天皇 (めいじてんのう) :近代日本の礎を築かれた天皇

北海道神宮HPより

ん?縁結びのご利益はなさそうな気がする・・。

ちなみに北海道神宮は札幌でもっとも初詣の参拝者が多い神社。毎年80万人もの人が訪れるとのこと。

距離感近い!しゃくれ女子のサイドフォルムの美しさよ

彼女と会話を交わしながら北海道神宮の入り口に到着。林の雪化粧が神々しい。

結構たくさん人がいたのに、広大な敷地のせいかまばらに見える。

初女はパーソナルスペースが狭いようで、時折右の肩甲骨あたりに腕があたるという密着ぶり。

乳らしきものも触れるがあまりおおきくはなさそうだ。

この女!ヤれる!yutaroは確信に近いものを感じた。

でも横には大きなウリのようなアゴがあって、ちょっとゲンナリした。

とにかく俺がバチ当たりな男なのは確かだ。

あなた参拝奉行ですか?

奉行

「お~でっかい鳥居!行こうぜ!」

初「ちょっと待てい!まずは鳥居の前で一礼!鳥居の真ん中は歩かないように」

「え?なんで?」

初「真ん中は神様の通り道だから失礼でしょ?人間は端っこを歩くの。」

「前のおじさん真ん中歩いてるじゃん。てか動物はどうするの?」

初「・・・知るか!」

二人で長い参道を歩く、端には大きな木が整然と並んでいる。

北海道神宮は桜の名所でもあるので、春は花見客で賑わう。

「お!本殿っぽいところが見えてきた!さすがに立派ですな~」

初「うん!」

「さて、早速おみくじ・・」

初「いやいやまずはお参りでしょ?はい!これで手を洗って」

「は、はひ・・」

手水舎(てみずや)でひしゃくを持って手を洗う。

初「じゃ最後に口をゆすいで・・汚いから水は手にうつしてね。」

「汚い・・うん」

カラカラカラッペ!

初「はい。よく出来ました。」

初女がハンカチを渡してくれる。こういう時にハンカチを貸してくれる子はいい女な気がする。

「ありがと」

初「じゃあ参拝するよ!二礼二拍手一礼ね・・・」

「おまっ!参拝奉行か!!ジーザス!(゚д゚)」

財布から50円玉を出して賽銭箱に投げ込む。今日は奮発だ。

そして目を閉じて祈る。

心の声「大金が入りますように、美人で性格のいい嫁さんと結婚できますように、あっスタイルも大事・・えーとできれば料理上手でお願いします。あと・・世界が平和で・・」

YUTAROは思いつく限りの夢を希望をぶちまけるのだった。

そしてこの後に引いたおみくじはYUTARO「末吉」で初女は「大吉」でありました。

神社デートのすすめ

宗教観は置いといて、神社デートって結構楽しいです。

賽銭+おみくじ+お茶で500円もあれば充分なので、たいしてお金もかからないし、おみくじ(最近は恋みくじとかもありますな。)引いて「ねえねえどうだった?どうだった?」とキャッキャいいながら盛り上がることもできます。

寒い日でも寄り添って歩けば二人の距離感もグッと縮まることでしょう。

北海道神宮なら近くに円山動物園もあるので暖かい季節にはセットで楽しむこともできます。

そんなほのぼのデートで彼女の手作り弁当とかあったらすぐ結婚するわ!

初詣を終えて・・・。

初「寒~い。手がかじかんでもう限界!」

初女が発狂。

「そっか、手袋忘れちゃったんだよね?」

初「めっちゃ冷たいんだよ!ほら。」

「ほんとだ!めっちゃ冷たい!末端冷え性?」

「よし、ここのほうがあったかいよ!」

YUTAROは彼女の手を自分のコートの中に入れた。これはもはやトレンディドラマである。

水仕事の多い彼女の手はYUTAROよりもガサガサしていた。

でも・・あったかいね。

精をつけるならやっぱりジンギスカンだべさ!

北海道神宮の初詣が終わる頃には四時を回っていた。日は沈んで、辺りはもう暗くなっている。

貼るカイロを体じゅうに張っていたのに、体は冷え切っていた。芯から震えがこみ上げてくる。

YUTAROの状況でこれなのだから、痩せている初女はもっと寒いに違いない。

か、カロリーが足りない・・。腹がぐうう!と鳴った。

「うう・・なんかか冷え切っちゃったね!これからどうする?お腹減っちゃったけどメシでもいく?」

どうする?と聞いておいて、選択肢は一つしか与えないぜ!

初「そうだねーなんかあったかいもの食べたいよね。」

「うん、酒もあるとなお良し!肉は?」

初「え?焼肉とか?今ダイエット中だからちょっと・・」

「あんさんこれ以上痩せてどうするの?骨と皮と(アゴ)になっちゃうよ!」

初「そうかなあ~・・」

「じゃあジンギスカンとか久しぶりに食べてみたいかも。カロリー低いらしいよ(適当)」

初「ほんと?羊肉!!いいねぇー!」

ダイエット中のヤツなんてカロリー低いって言っとけば楽勝さ!

北海道人がこよなく愛すジンギスカン、臭くなるけど大丈夫?

「でも明日、強烈に口臭くなるかもだけど大丈夫すか?仕事やろ?」

初「ふふふ・・ミンティア食ってりゃ大丈夫っしょ!それよりも低カロリーで肉が食えることが大きいのだ。」

口臭よりもダイエットですか・・女子の基準ってわからん。

ということでジンギスカンを食することに決定。

このジンギスカン(成吉思汗)という食べ物は、北海道人がこよなく愛する食べ物だ。

ちなみにBSE問題の時に一時全国的なブームとなったが、今では北海道以外ではあまり口にすることが少ない。他の地域ではジンギスカン屋さんってあんまり見ないしね。

羊肉は独特の臭いがあるし、かつてはYUTAROも苦手だった。

でもジンギスカン3回目からなんか美味しくなってきて、5回目からあの独特な臭みがクセになるようになった。(大阪子はいまだに食べることができません。)

これはもう北海道人の仲間入りと考えていいのだろうか?

羊肉は精がつくんだぜ!

体が冷えているとセックスも億劫うだし、なによりチンポを膨らませるには血流の活性化が大事なのだ。

羊肉は非常に栄養価が高くヘルシー(高タンパク、アミノ酸豊富、ミネラルたくさん、本当に低カロリー)。

しかも体を温める作用もあるらしいので、まさに冬の北海道にぴったりの食材なのだ。

ということで精をつけるべく?YUTAROと初女は再び大通公園に戻った。

既に五時なので、そろそろ飲食店もやる気を出してくるころだ。

「どの店にする?やっぱり無難にだるまですかね?」

だるまと言えばジンギスカンの老舗、札幌人は知らない人はいないほどの有名店である。

初「あー!あそこめっちゃ混むしなあ、しかもここからだと、ちょっと距離あるよ。」

あからさまに嫌な顔をする初女。

コイツ・・だるまの店員となんかあったのか?

ちなみにだるまはすすきのに店をかまえるているので、観光と現地人でごったがえす。

北国らしく、店の中に行列をつくるシステム?(僕が行ったときはそうでした。)なので、かなりのプレッシャーの中でラムとたわむれなければならない。

食ってすぐ出る!という感じになるので、落ち着いて彼女とジンギスカンしたい人はあまりお勧めできないっす。(観光で来る場合は断然オススメ、キャバ嬢の同伴ではあまり喜ばれないかも。)

「じゃあ狸小路の近くにあるところにしようか?」

二人は移動する。彼女の右手はYUTAROのポケットの中に入ったままだ。

ジンギスカンの新風『ひげのうし』でラム肉に舌鼓。

ひげのうし店内

二人が入った店の名前は『ひげのうし』

ここは午後5時からやっているので助かった。店内はオシャレでスタイリッシュ。大衆的なイメージのジンギスカン屋の中でもちょっと高級感がある。

女性とのデートディナーにはかなりオススメのお店である。(YUTAROは何度も利用させてもらってます。札幌近辺の人は是非デートで使ってみてね!)

ちなみに時間が早いのでほとんど客はいなかった。

「うー寒かった~!早めに空いててよかったねー。」

初「ほんと!お腹ペコリアンだよ。」

「・・ぺ、ペコリ?」

初「・・早く注文しよー!一杯目ビールでいい?」

ペコリアンの意味もよく分からず、強制的に場を仕切られる。

「まぁとりあえず乾杯。」

初詣の話しで盛り上がっていると、さっそくラム肉が運ばれてくる。

珍しくタレ?につけて込んである。

ひげのうしは肉にこだわっていて、羊肉のいろいろな部位を食べられる店でラムの叩きとか生ハムとか、ランプ肉、あまり食べられないタンの部位も提供している。

ジンギスカンも食べられるが、どちらかというと焼肉のようなスタイル。

ちょっと変わった形で羊肉を楽しみたい方にオススメです。(もちろん普通のジンギスカンも食べられます。)

ジンギスカンは親しい人と

ジンギスカンって焼肉以上にお互い口や服が臭くなるので、親しい人と食べるものというイメージ。

ということは、はじめて会っていきなりジンギスカン屋に来てしまったが、これは彼女もある程度はYUTAROに心を許してくれているということだろうか?

「ねぇねぇ、今日俺たちキスしたらさ口の中でもジンギスカンかなぁー?」

「は?もう酔ってんの?ほら焼けたよ!」

初女がYUTAROの取り皿の上にラムを投げ込む。初詣の時の振る舞いといい、ジンギスカンでの振る舞いといい。初女は気の強い年上女房といった感じ。

付き合うとなると確実に尻にひかれそうだ。

「すいません!もう一杯生中!」

肉が焼けたタイミングでビールをおかわり。さっそくラムちゃんを口の中へと放り込んだ。

「あつ!あつ!でも肉汁ジュワッで美味いね!」

でもあまり羊くさくない。羊肉に慣れてくるとあの灰色がかったような獣臭もいいんだよなぁー。YUTAROは少し寂しさを覚えたのだった。

あの匂いにさえなれてくれば旨味の強さが羊さんのいいところ。鍋の上で野菜にも肉汁が染み付くのでたまらない。むむ!身体もあったまって酒もほどよく回った!

久しぶりに体が熱く火照っている。今日はバイアグラ的なドーピング無しでいけそうな予感だ。目の前で初女のアゴがすこぶる奇妙に動いていた。

 

続く➡未知の快感!彼女に電マを使ってみたよ