『脳バテ』に注意!現代社会は脳に負担がかかりすぎる!
やっちまった。
彼女と会う日付を間違えるとは・・俺から8月15日を指定してたのに・・。しかもお盆の最終日で、終戦記念日だったりもする。
これはあれだろうか?
夏休みに学生が「今日って8月の何日で何曜日だったっけ?」とわからなくなったりするヤツ?
現代社会はとにかく脳に負担がかかる。これは夏バテならぬ脳バテなのかもしれない。
ということで自らのボケっぷりを現代社会のせいにして家に到着。
さっそくタバコで一服して落ち着くと、「苺女に悪いことしたな。」という感情と、「ただの間違いでよかった」という感情が沸いてくる。
一応、苺女に「おかげで間に合いそう!ありがとね!」と感謝のメッセ―ジを送っておく。
架空の嘘イベントの何が間に合ったのだろうか?自分のクズっぷりにむせかえるぜ!
とにかく彼女二人との関係は昨日とは何も変わらない。ホッとしたが、寿命は少しだけ縮んだ。
後は衛生女と明日のデートの打ち合わせだ。
「おう!高千穂遠いから出発は午前8時くらいにしようぜ!(高千穂遠いしできれば、もっと近場にしてくれませんかね?)」
衛「そうだね!あと延岡も行ってみたい」
「延岡なんてなんもないよ?旭化成とチキン南蛮と辛麺くらいだよ?あとオッサンみたいな性格の女がたくさんいるよ?(延岡とか・・高千穂からさらに遠いじゃねえか!?あと延岡の人すいません。)」
衛「・・そうと?」
衛生女の場合は、苺女と違って綿密なデートコースの指定がないから説得しやすい。
例えば、長崎佐世保のハウステンボスに行きたいとなると、ハウステンボスだけで、その近くのスポットや途中ルートのスポットは調べない。
だからこっちの都合で動きやすいのだが、たまに突拍子のない案を出してくる。
今回の福岡⇒高千穂⇒延岡という「運転手ぶっ殺す案」のように。
※現在は高速もつながって延岡や宮崎にはすごく行きやすくなったよ!みんな行ってみてね!
「まだお盆だし、道も混んでるだろうから、帰りにゆっくり温泉でも入って帰ろうぜ。(休憩は大事。無理は心筋梗塞の元)」
衛「あっ!それ名案だね!」
脳バテはどこへやら。言い訳だけは頭が回る。
こうして明日の予定は決まった。
「なんか疲れた・・。とりあえず体を休めよう・・。」
布団に転がると、俺は動かなくなった。