久しぶりの沖縄!さて二人でどこへ行く?
筑「うわあ綺麗!」
「やっぱ沖縄のは違いまんな!明日は海に行こうぜ!」
飛行機から沖縄のコバルトブルーな海が見える。
福岡から2時間ほどの空の旅を経て、俺たちは南国沖縄へとたどり着いた。
ドアよ開け!早く!
一刻も早く沖縄の地へとスタートダッシュを決め込むために乗客の誰もが浮足立っていた。
飛行機のドアが開く。これでようやく沖縄の空気とつながった気がする。
「あれ?蒸し暑いけど福岡とそんなに変わんないね。」
空気の読めない俺はそんなことを口走ってしまう。
「さすが南国沖縄だわ!暑いわ!じりじりと照り付ける太陽が俺のサマーを刺激するぜ!」的な事でも言っておけば良かった。
観光客が撮り鉄と化す「ゆいレール」
空港で荷物を受け取ると「ゆいレール」に乗る。ゆいレールは那覇市街を走るモノレールだ。
「これからレンタカー取りに行くから。泊港(とまりん)ってとこまで。」
車両が到着。観光客たちはゆいレールの車両の写真を撮りまくっている。
ごく普通のモノレールだがなぜかここでは誰もが「撮り鉄」と化す。
筑「私も撮っちゃお!ほらYUさんも写って!笑って!」
那覇空港からの各駅停車スローな旅。駅が近づくことを知らせる音楽も南国調だ。
筑「沖縄の町並ってやっぱりどこか違いますよね!」
しばし、ゆいレールからの景色を味わって俺たちは美栄橋駅で降車した。
「あれ?地図で見ると意外と離れとる。ごめん・・ちょっと歩くかも。」
筑「大丈夫ですよ!」
見栄橋駅から泊港まで少し距離がある。彼女のほうが荷物が多いので引っ張って歩くのは大変そうだ。
こんなことなら那覇空港でレンタカーを手配しておけばよかった。
苦労をかけてすまぬ・・筑紫女。
レンタカーをゲット!美浜アメリカンビレッジへ
「とまりん」のOTS(沖縄のレンタカー会社で安い)で俺たちはようやく車を手に入れた。
いつもお世話になってます。
この会社はなぜかヒュンダイ車が多いので、借りるのはいつもヒュンダイのコンパクトカーだ。
「結構歩いたから汗だくだわ・・やっとクーラーガンガンで移動できる。さてどこ行く?」
筑「そうですねえ~とりあえずホテルの方角に向かいましょうか?」
「市内は観光しなくて大丈夫?」
筑「市内は最終日にしましょう♪アメリカンビレッジ行きたい!」
さすがわかってやがる・・沖縄来たらやっぱり廻らにゃ!
俺はアクセルを吹かし、アメビレへと向かうのだった。
やはり観光地だけあって「わ」ナンバーのレンタカーが多い。
以前にも触れたが沖縄に来ると「Y」、「E」、「A」など見慣れないナンバーを見かけることがある。
これは沖縄の米軍基地の人が所有している車のナンバーだ。Yが多い気がする。
「米軍の車には気を付けて~」以前の沖縄アポで女の子がそう言っていたのだが、いきなりマシンガンで撃たれるとかそういうことではない。
彼らの車と事故を起こすと、米軍の警察もかかわってくるので日本の法律全てが適応されずいろいろ面倒だとか。
・・やっぱりアメさん強ええわ。
運転に気を付けながらアメリカンビレッジに到着。
このアメリカンビレッジはアウトレットモールっぽい感じの雰囲気のする大型商業施設である。(アウトレットじゃないけど)
店ぞろえはどこかしらアメリカンっぽい特徴的なものが多い。米軍の人とその家族で遊びに来てたりと外人さんを沢山見かける。
「オラ・・この青いボクサーパンツとサンダルと帽子を買うっす。」
筑「あははwサンダル持って来なかったの?・・でもその帽子はYUさんに似合ってる!」
A&Wの看板「ルートビア」に再チャレンジ!
そして昼食。「A&W」でハンバーガーを食う。この流れは以前と来た時と同じだ。
なぜなら筑紫女に「俺ってば沖縄知ってるでしょ?」感を出したかったから。
「ちょっとこのルートビアっての飲んでみ?」
筑「え?それってビールですか?ちょっと頂きます!」
ゴクゴク・・。
ちなみにA&Wの発祥となった「ルートビア」。
ビアとあるがアルコールは入ってなくて、ハーブとかいろいろ入った健康的?なドリンク。
これがおいしくない今まで味わったことのない斬新な味だ。癖になるかも?
A&Wに立ち寄った時にはぜひ飲んでみてね。
「う・・リベンジを試みたけどやっぱダメだ! 口の中パニックだわ。ハンバーガーはうまいけど・・。」
筑「私もちょっと苦手かも・・。いろいろ複雑すぎて・・。」
「友達が言ってたけど、ルートビアはハマる人はハマるみたいだよ?中毒性があるみたいw」
筑「そこまでの領域にはたどり着けない気がする・・。」
ホテルへ。「カフーリゾート」で愛を語らう。
アメリカンビレッジを出て北へ少し走ると沖縄アメリカ空軍の本拠地(嘉手納(かでな)空軍基地だ。この基地は極東最大規模である。
とにかくバリ広い!基地の面積は約19.95km²と那覇市の半分くらいの大きさ。東京ドーム425個分に相当するらしい。
基地をさらに超え、少し山道を走るとそこからは完全なるリゾート地「恩納村(おんなそん)」へと入って行く。
今日泊まるホテルまではもう少しだ。
「うふおおお!海だぜ!綺麗だぜ!」
この恩納村地区は大規模なリゾートホテルが点在する沖縄本島最強のリゾート地である。(恩納村も広いけど)
俺たちは立ち並ぶリゾートホテルと綺麗な海を横目に「冨着」へと入る。
そして今回俺たちが泊まるホテル。「カフーリゾートコンドフチャク」へと到着した。
名前が長い!カフーリゾートホテルでええやん。
「ふああ!ついたばい!」
筑「お疲れさまですバイ♪」
「思ったよりも綺麗で大きなホテルだね!新しいし!」
筑「ロビーも綺麗だし、フロントのお姉さんも美人さんだし。」
チェックインを済ませて部屋へと向かう。
どちらかというとリゾートマンション的な作りで外廊下からは沖縄国際ゴルフ倶楽部の雄大なコースが見える。小さいながらもプールもある。
「うおおお!部屋広い!キレイ!」
筑「なぜかベッドが三つもある!」
「ちょっちょ!テラスからは東シナ海が見えるでよ?」
筑「キャー素敵!」
沖縄ではいつもビジネスホテルに泊まっているのでリゾートホテルのリゾート感には感服だ。
テンションの上がった俺たちは小一時間飛び跳ねる。
「ほら・・もそっとちこう寄れ・・。」
筑「んもう・・。殿ったら♪」
そしてこのテンションをぶちまけるべく早速愛を語らうことにしたのだった。