家に上がりこんでエッチなことを試みるがネコが!
彼女の部屋。ここは彼女のテリトリー。
ピンクの部屋着に着替えたカス美は優しい顔つきで愛猫を撫でている。
彼女達のいつもの空間に「不協和音」が一つ。・・それが俺だ。
いままで紳士を演じてきた俺は遂に行動に出る。
彼女の腰にそっと手をまわした。
そして「泊まってっていい?」とつぶやいた。
彼女の答えは・・「ダメです。」
NOだった。
「そっか・・急だしね。あはは・・」
ここまで来て失敗したことに恥ずかしくなり、顔が熱くなっていくのがわかる。
だけど、ここでめげる訳にはいかない。あきらめるな!
俺の手はまだ彼女の腰に回っている。俺は優しく彼女をこちらへと引き寄せた。
一瞬、彼女の体に力が入るのがわかった。
それでも俺は間髪いれずに彼女の唇へと突進した。
熱く柔らかい唇の感触。言葉なんて要らない。それは長いキスだった。
彼女の頬や首筋へとキスは移動していく。
カ「や・・そこ・・はあ」
今のところカス美が嫌がっている気配はない。さっきの「NO」はなんだったのか・・。
ピンクのTシャツの中に手をいれ腰、脇腹へと手を伸ばす。
カ「ん・・あ」
彼女のスリムな肉体の形が手に伝わってくる。それは上品な花瓶のようにエロチックにくびれていた。
「(イケる・・このままイケるぞ!)」
俺は彼女の背中に手を回して丁寧にブラを外した。
小さめだがしっかりと柔らかく形のいい胸。その先端を親指の人差し指で優しくこねくり回す。
キュッとカス美の脇が閉まった。
「乳首弱いと?」
カ「・・ばかあ・・」
小さくつぶやく彼女が可愛くて俺は居ても立ってもいられない。
貧血するほど下半身へと血液が集まってくる。ジーンズの中で硬くなってきているのがわかった。
決戦は近い。
俺はついに彼女の白いショートパンツへと手を伸ばし、秘密の花園へと侵入するべく隙間を探す。
「うぬぬ・・狭くてなかなか」
しかし、ぴったりとフィットしたショートパンツは断固として侵入を拒んでくる。
ボタンを外すて脱がすしかねえ・・。
俺は一番上のボタンを外しにかかる。これさえ外せば後はジッパーをおろして脱がすだけだ!
しかし、このボタンがなかなかに硬い。外すのに手間取って右手が踊っている。
よ、よし!もう少し!
その時・・シュッ!
「え?なんか痛い・・?」
俺は右手に違和感と小さな痛みを感じた。
「!!痛い!痛い!!」
彼女の肩越しに自分の右手を確認すると、猫が俺の手のひらに爪を立てて小指をガシガシと噛んでいる。
「う、うわ!」
俺は驚いて右手を振り払った。猫も驚いたようで飛び上がった。
カ「コラ!○○(猫の名前)ダメでしょ!」
カス美の大きな声に猫はさらに驚いて、部屋の隅で小さくなってしまった。
カ「すいません。大丈夫ですか?」
「ちょっとミミズ腫れになってるけど大丈夫。」
「もしかして俺がカス美ちゃんを襲ってるように見えたのかな?猫ちゃん嫉妬したのかも?(実際襲ってたけど)」
カ「うーん。たぶん・・ジャレたんだと思いますけど・・。」
彼女いわく、俺の右手の動きが猫にとって魅力的だったようだ。
猫は少し離れた場所で「にゃーん!にゃーん!」と悲しそうに鳴いていた。
その姿が可哀相で、俺はなんだか申し訳なく感じた。
・・飼い主にスケベなことしてごめんね。
場も白けてしまったのでさすがにこれ以上エッチを続ける気にはなれない。
そして彼(ネコ)の機嫌を損ねたら、もうこの部屋には上がれない気がした。
そこから俺は彼(ネコ)に媚びへつらった訳である。
最終的にはなんとか和解(ハーゲンダッツをあげたら一瞬で懐いた)して嫌われるという最悪の事態は免れた。
そして猫や犬を飼っている彼女の家でのエッチは意外と大変だということに気づかされた。
「じゃそろそろ帰るね!」
カ「ごめんなさいうちの子が噛んじゃって・・。」
「たいしたことないし、大丈夫だよ。次はウチに遊びにきてよw(下心丸出し)」
カ「うん。わかりました!おやすみなさい。」
今回はおとなしく帰ろう。・・次回のチャンスを信じて。
ペット飼ってる彼女の家で苦労したこと
ということで今回のようにペットを飼っている女性の家に上がることは何度もあったがいろいろと苦労した。どんな面で大変だったか挙げていこうと思う。(愛犬家、愛猫家の方はすいません。)
1.エッチの邪魔をする(特に犬)
これが一番の問題だった。ワンちゃんやネコちゃんは基本的に飼い主の近くに居たがる。
特に一人暮らしの女性の場合は1ルームとか1Kに住んでいる人が多いので、ペットと同じベッドで寝るという人が多い。
そして犬猫は空気が読めない(ヤツが多い)。だからイチャイチャタイムのわずかな時間であっても飼い主の行動は見逃さない。
経験上、ネコちゃんはまだいいのだが、ワンちゃんの場合はベッドで彼女に腰を振ろうものなら一緒にベッドインして落ち着きなくジャレてくる。
ゲージに入れるとパニックになって「キューンキューン」とすごく悲しい泣き声を出し続けるので萎えてくる。
・・これが慣れないうちはラブホ代もかさむ。
- ペットが横にいてもセックスができるように慣れる
- ゲージなどで過ごせるようにペット慣れてもらう
などが解決策である。少しの間でもゲージで過ごせるおりこうさんになってもらうのが一番だけど・・。
2.嫉妬深い、人見知りで警戒心が強い
一人暮らしの家で飼われているペットの場合や捨てられたなど悲しい過去のあるペットの場合は人見知りで警戒心が強いことが多い。
慣れない人間が馴れ馴れしくすると威嚇されることもあった。最悪の場合なでようとしただけで牙を向く。マジ噛みだ。
例えばチワワなどは人気の犬種だが、「飼い主至上主義」なところがあるので、飼い主以外の人間にはなかなか慣れない。嫌われているようで結構凹む。
解決策は、餌や好物をあげたり、散歩を一緒に行って楽しい時間を共有すると意外とすんなり仲良くなれる。
でも、仲良くなればそれだけジャレられるので「エッチの邪魔」も増えたりもする。
3.彼女が泊まれない。旅行にいけない。
「今日はうちに泊まっていけよ!」
「ネコがお腹すかせて待ってるから今日は帰るね・・」
ということでペットがいると急な外泊はNGな場合が多い。
ネコは犬と比べて放置に強い動物だが、それもちゃんとした準備(餌、水、トイレ、室温)があってこそ。ワンコの場合は尚更だ。
ということで外泊や旅行が却下されやすいのは苦労した。宿泊の際は前もって準備しておくほかない。
4.目がかゆいアレルギー発症?
突然彼女の家でネコを触っていたら目がかゆくなり鼻水が止まらなくなることがあった。
万が一アレルギーになってしまうとなかなかに辛い。最悪彼女の家へ行けなくなる。
彼女には部屋の掃除をしてもらってアレルギーの薬をカバンに忍ばせておくと安心だ。
俺の場合は2・3回程度だったのでアレルギーじゃなかったかもしれないが一応アレルギー薬を飲んでいたらいつのまにか痒くならなくなった。
でも、マジなアレルギーだった場合はちょっと厳しいかも。
それでもペットは愛らしい
動物慣れていないとペットを飼っている彼女の家に行くのは戸惑う。そして慣れるまでちょっと苦労する。
でも懐いてくれると「嬉し。楽し。愛らしい。」
いつかは一緒に寝れるようになる。デートにも連れていきたくなる。彼女とうまくいかない時は慰めてくれる。彼女よりも可愛く見えてくる。
彼らが横にいても普通にセックスできるレベルになれば一流だ。
彼らの疑いのない信頼。そして純粋で正直な行動は癒しと素敵な時間を与えてくれる。(アレルギーじゃなければ。)
いま俺は、ペットを飼おうと思っている。
・・これなんの話だったっけ?
続く➡ゲスとカスの報告会