佐世保バーガー食って、はよ帰ろう
ホテルをチェックアウトして外に出る。
風は冷たいが天気はすこぶる良い。朝からの激しい運動で体は少し火照っている。
「せっかくだからちょっと散歩しよっか?」
ロ「うん。」
ロリ美と二人で港?までテクテクと歩いた。クソ寒い。
途中で成人式の集団に出くわす。
「おお振袖ってやっぱり華やかでんな!」
ロ「きれいだねー!」
「ロリ美も成人式は振袖きたの?」
ロ「うん。」
「こんど写真みせてくれ。でも振袖ってクソ高いらしいけど成人式以外で着る機会あるの?」
ロ「確かに。うちはおばあちゃんが買ってくれたけど、最近はレンタルで行く子も多いみたいだねー。」
「ほほう・・。」
雑談しながら港へと到着。港の景観はとくに特筆すべきものでもないが、潮の香が海を感じさせてくれる。波が小さく行ったり来たりしていて穏やかだ。
佐世保に来ればハンバーガー食いたくなる不思議
「佐世保だねえ・・」
ロ「うん佐世保よねえ。」
「腹が減ってきたねえ・・。」
ロ「減ってきたよねえ。」
「佐世保と言えば佐世保バーガーだねえ。」
そう!この港街にくれば、なぜかバーガーが食いたくなるのだ!人体とは不思議なものだ。
ロ「そういえば佐世保バーガー食べたことない。聞いたことはあるけどどんなの?」
「なんか・・アメリカンな?デカいバーガーかな?あくまでイメージだけど。(雑)」
ロ「あんまり大きいのは食べれないなあ・・。」
福岡にも、札幌にも「佐世保バーガー」という名前で売っているお店はあったけど、佐世保バーガーの定義ってなんだろう?
「うーん・・ちょっとwikiるわ。」
佐世保バーガー(させぼバーガー)とは、長崎県佐世保市名物の手作りハンバーガーの総称。いわゆるご当地グルメの一種。
ひとつの決まったスタイルのハンバーガーを指していうのでなく、佐世保市内の店で提供される「手作りで」「注文に応じて作り始める(作り置きをしない)」こだわりのハンバーガーの総称である。
ちょっと待てよ?じゃあ札幌とか東京とか福岡にあるバーガーは佐世保バーガーじゃねえじゃねえか!
「・・一応食べに行こうか?」
ロ「やった!」
ということで佐世保に来たときにいつもしているワンパターンなデートだが、初めての人にすればワンパターンじゃなくなる。
ログキットへ。30分待ちで「ファースト」フードじゃない。
ということで、以前も訪れた佐世保駅にある「ログキット」へ向かう。
お店自体は小さいが、駅の駐車場が使えるので車内で食べれて融通が利きやすい。
お昼時もあってか、めっちゃ並んでる。ちなみに店内には食べるスペースがほとんどないので、お持ち帰りが基本スタイルのようだ。
「させぼバーガーのスモールサイズのセットとUSバーガーのレギュラーサイズくだせえ。」
店員さん「30分待ちですけどいいですか?」
もはやファーストフードでも何でもない待ち時間である。
寒いのでバーガーが出来上がるまで車で待機。
駅のロータリーの駐車場は20分間は無料だが、ちょっとオーバーしそうだ。
・・30分経ったのでバーガーを回収。できたてを車内で食うことに。
袋から漂う、良い匂いが車内に広がる。ぐうううっと腹が音を立てた。
なんだかんだで美味すぎる
「ほい、させぼバーガー。」
ロ「うわあ・・Sサイズでも大きいね。」
「レギュラーはさらに大きいぞい。」
うん。これでこそ(僕の思ってた)佐世保バーガーというヤツだ。
ロ「すご!YUちゃんのお口に入るかなあ。」
「上からぎゅって潰して食うんやで。」
ロ「いただきまーす。うまー!」
パンズはサクッと、レタスはシャキッと、パテはジューシー!
うまいでござる!佐世保バーガー。これはデブ製造機だわ。
「ゲフウ!!僕もう食べられないよおお。」
ロ「私も・・。」
なんとか完食して、福岡へと帰ることに。胃もたれがヤバい。
帰りはさすがに面倒なので、高速道路の長崎自動車道をチョイス。やっぱり高速道路って早ええ。
あっという間に博多のロリ美の家へと到着。(雑)
「お疲れさま!楽しかったね!また遊びに行こうぜ!」
ロ「うん。YUちゃんほんとありがと!またね!」
「早く帰って昼寝したい。」
家路を急ぐ。同じ女の子と2日間も一緒にいるのは、とても疲れる。
俺のサービス精神はほぼエンプティ。長くは持たないのだ。
次回にロリ美と会う時、事態は急展開していくのだった。