谷「前戯もすんだことだし・・そのカワイイお〇んちん、アナルに入れちゃおっか!」
「・・なんですって?」
さっきのウンコ騒動など無かったかのように、彼女はシレっと俺の粗末なち〇こを指名した。
そして俺のジーンズをパンツごと乱暴に脱がせると、情熱的で荒々しいフェラチオを披露する。
冬の乾燥にも負けない彼女のプルプルとした唇と、せわしない舌の感触を味わうのは、実に10カ月ぶりの事だ。
その巧みな口技によって、今日も素直に勃起する。
俺たちはいよいよアナルセックスを開始する。谷山子が持ってきたのはAmazonで買った大きなアナルバイブだった。俺たちは大きなアナルバイブでアナルごと拡張するという暴挙に出る。そしたらウンコも付いてきた。
アナルは生中出しOK?・・でもコンドームは必須!
正直、アナルセックスには乗り気じゃなかった。
彼女の肛門内にはまだまだウンコが存在することを知ってしまったから。
(でも・・ギンギンになっているのだから仕方があるまい。)
俺は枕元にある小箱から、しぶしぶコンドームを取り出した。
谷「・・へぇ、ゴム付けるんだ?」
「え?いつもエッチする時はコンドーム付けてるじゃん。」
谷「生のほうが気持ち良くない?お尻の穴なら妊娠しないんだしさ、中出しできるチャンスだよ。」
女性とは思えないほどの男目線。いや、男でもこんな言葉はなかなか出てこないだろう。
生のアナルセックスは危険
コンドームを付けていない「生のアナルセックス」は性病や感染症にかかりやすく、とても危険だということは紛れもない事実である。
まずは以下の情報を参考にして欲しい。
ペニスを肛門に挿入する(肛門性交・アナルセックス)
コンドームを着けた 感染確率:0%
「途中から着けた」「途中で外れた(破れた)」場合はHIV感染の可能性があります。コンドームを着けてない 感染確率:1%
※関係のあった相手がHIV感染していた場合の確率です。
上記の情報によると、生のままアナルセックスをした場合、エイズ(HIV)に感染する確率は1%。(※どちらかがエイズ感染者の場合)これは普通の膣のセックス(感染確率0.1~1%)よりも高い確率だ。
また、相手がエイズ感染者じゃなくても、性病や感染症にかかるリスクは大きいと言える。
腸内は雑菌のマンションです。
「よく聞け。腸の中にはとんでもない量の細菌が住んでんだ。」
谷「・・ビフィズス菌とか?」
「ビフィズス菌は善玉な。そうだな・・腸内をキミが住んでる鹿児島のマンションに例えてみよう。」
谷「例えなくていいから。」
「マンションの住人が全員良いヤツとは限らねえだろ?中には危険なヤツもいる。」
谷「確かに・・知らない男とエレベーターで一緒になる時は怖い。てか5階のヤツがヤバい。」
「そんな不衛生で治安が悪い環境に、カワイイち〇こを生で入れるわけにはいかんのよ。下手したら病気になっちまう。だからボクはコンドームをつけます!」
谷「・・あたしのマンションを悪く言うのヤメて。」
「しかも、肛門からウンコ出てきたばかりだろ?生で入れるなんてムリムリムリムリ!俺の行く末暗示しちゃうもん。」
谷「ダパンプ風に言うのやめろォ!それにウンコはバイブに付いてただけで、あたしがワザと出したわけじゃないもん!」
「だけどウンコはまだ肛門の中にいるんですよ!?」
谷「・・なんかムカつくわ。どうでも良いから、さっさとコンドームつけなよ。」
俺はサガミオリジナル0.01という超高級スキンを、スルスルと息子に装着していく。
(今日だけは0.02にすれば良かったか?・・破れないか心配だ。)
アナル本番。ペニスを肛門に入れたらどうなった?
彼女の肛門の入り口周辺には、ティッシュのカスが所々にこびりついていてカオスな状況だ。ローションをティッシュで拭き取った後の祭りである。
俺はげんなりしながら、指先でペニスにローションを馴染ませると、バックの体位でち〇こを押し込んでいく。
「こ、肛門が手強い。」
彼女の肛門口は狭く、小さく、ファンシーだった。
思った以上に外部からの侵入者を拒んでくる。おかげでち〇こがなかなか中に入らない。
谷「いてて・・何やってんの!強引でいいから一気に入れちゃって。」
「よいしょお!」
ズボッシ!
谷「痛ったああぁ!」
アナル内に入ったものの、肛門括約筋の活躍により、ペニスはあっけなく外へと押し出されてしまった。
「あはは、押し出されちゃったよ。肛門の力ってすげえな!」
谷「笑うな!真面目にやってよ。」
「・・ごめん、痛かった?」
谷「痛くても怒んないから。ぶっ〇すつもりで向かってこい。」
・・かっけえ。
ペニスを入れたらゆっくり動け。
二度目の突入は一度目よりもスムーズだった。
ペニスを肛門から抜けないレベル(5㎝ほど)まで入れたら、動かないようにピタッと停止する。
それから深呼吸して全身の力と緊張が和らいだら、もう少し進んでいくという具合だ。
これを繰り返しながら、ペニスは生暖かい肛門内を突き進んでいく。その様はトンネル工事さながらだった。
谷「いい、いてぇ!固くて真っすぐだから、アナルバイブよりも痛い!」
少しでも入れるペースを速めると、谷山子から「痛い」が飛びだした。
彼女が苦悶に満ちた声をひり出すたびに、肛門には力が入り、息子は強く締め付けられていく。
ちなみに「固くてまっすぐ」と言われて、俺はまんざらでもない気持ちになった。もっと褒めてくれ。
「教官!ペニスがだいたい入りました。」
谷「よし、しばらく一旦停止。動くなよ。」
「はい。」
谷「ゆっくり動いてみて。この道は徐行よ。」
「・・はい。」
谷「スト―ップ!スピード出し過ぎ!肛門が事故る。」
「はい(泣)」
初めてのアナルセックスは懐かしの自動車教習所に似ていた。彼女はエッチな鬼教官だ。
俺たちは10分ほどかけて、ゆっくりと「ストップ&ゴー」を繰り返した。
すでにローションは乾いてきて滑らかさを失っていたが、やっとアナルにペニスが馴染んできた気がする。
面倒くささを乗り越えれば快楽が訪れる。
俺は自分のペニスがウンコまみれになるのを見たくなかった。
だから、彼女の細く筋肉質な背中をジッと見ながら腰を振った。
俺はウンコの臭いをかぎたくなかった。
だから、口呼吸に切り替えて嗅覚をシャットダウンした。
そんなアナルセックスの「面倒くささ」を乗り越えた時、ようやく快楽は訪れたのだ。
(こ、これがアナル?これが直腸の感触?肛門の締め付けがダイレクトに伝わってくる・・世にも奇妙な快感だ。)
同じ穴でも「アナル」と「ヴァギナ」は全く違う。
ふわりとした直腸の柔らかさと、肛門入口の強い締め付け感。
例えるなら、厳格で力強い父親が「肛門」。慈愛と優しさに満ちた母親が「直腸」だ。
アナルからの刺激は彼女が叫んだり、いきむたびに増幅された。俺は肛門からのアンサーソングに人体の神秘を感じざる得ない。
一部の人間がアナルセックスにハマり、執着する理由もわかる気がする。
(これは気持ち良い・・クセになる感触だ。)
谷「あぁ・・そこ気持ち良いわ♡・・と思ったら痛ぇ!」
だけど俺たちはアナルセックスを覚えたての初心者だ。
もっと気持ち良くなって、自由気ままに動けるようになるには、さらなるアナル経験と開発が必要になるだろう。
それは5年後かもしれないし、明日かもしれない。
お尻の痛みを超えてイケ!受け手の犠牲愛。
谷「こんなゆっくり腰振ってたんじゃ射精できないよね?もっと早く動いていいよ。」
「で、でも・・おまえ痛いんだろ?」
アナルセックスは「入れられる側」の負担があまりにも大きい。そして入れられる側の犠牲によって成り立っている。
谷「いいの。痛くても我慢する。それがアナルセックス・・借金の利子よ。」
「・・そんな無茶な。でも金は返せよ?」
谷「ここはあたしがなんとかする。グダグダ言ってないで先にイキな!」
彼女の吐いたセリフは思ったよりも、漫画のワンシーンで見たヤツだった。
(早漏よ出番だ!アクセル全開だ!)
俺は全ての力を開放し、ズンズンと腰を振った。
谷「痛ァ~い!ギブギブ!肛門がめくれるぅ!」
谷山子は頼もしい言葉を吐いた10秒後にあっさりギブアップした。・・受け手役ってそんなに痛いのか?
「ガンバレ!あと少しの辛抱だ。」
俺の精子はすぐそこまで上って来ている。
谷山生まれの肛門よ・・誇り高き薩摩の肛門よ・・ファイトん!
ブツン!
とつぜん何かが破けたような感覚に襲われる。
そして、その瞬間から快感のレベルが一段階上がった。彼女のアナルが一皮むけた瞬間である。
(アナルが成った!)
これまでさえない歩兵だったアナルが、将棋界の概念をも覆し、一気に「龍王」に上り詰める・・そんなサクセスストーリー。
その快楽に抗えず、俺は夢中で彼女の肛門をかき回した。
谷「止めて止めて!痛すぎるぅ!ケツの穴がもう限界よおぉぉ!」
谷山子の悲鳴は断末魔の叫びへと変わっていた。
でも・・ここで止めたらコイツは無駄死になっちまう。
谷「ぎゃあぁぁぁ!止めろって言ってんだろうがァ!このハゲ!」
「待って!待って!もうイクからあぁ♡」
肛門内でドクンドクンと脈打つおティンポ。
俺は初めてのアナルセックスでなんとかイクことができた。
気持ち良かったし、借金の利子も無事回収した。いろんな苦労があったけど「終わり良ければ総て良し」だ。
「アナル・イズ・ピースだねぇ。」
谷「はぁ?何言ってんだ?あんたはもう、一生動くな!」
共通の目的を達成した俺たちは、もっともっと深く解り合えるはずだった。
しかし彼女の「犠牲心」は、いつの間にか「怒り」に塗り替えられていたのだ。
コンドーム破れちゃった・・望まぬアナル中出し。
彼女の肛門と怒りが落ち着くのを見計らって、俺はペニスをゆっくりと抜いた。
・・するとどうでしょう?ケツ穴からラテアートのような精子が流れ出てくるじゃありませんか。
ようやく俺は状況を理解した。コンドームが破けていたのだ。どおりで気持ち良いわけだ。
(コンドームが破けるなんて・・こんな名誉は初めてだ。)
なぜなら俺は粗チンで、仮性包茎で、カリも小さめだった。
自分の余った皮ですら、満足にコントロールできない男だ。
(なのに・・なぜコンドームは破れたのだ?)
彼女の肛門が狭すぎた?
肛門の圧が凄すぎたのか?
コンドームが劣化していたのかもしれない。
「中出ししちゃったけど・・妊娠しないよね?」
谷「妊娠するわけないでしょ!童貞か!」
「・・ですよね。てか、ち〇こ汚れちゃったから、シャワー浴びてもいい?」
谷「てめぇ・・。」
これは望まぬアナル中出しだ。だが、生でアナルセックスをしてしまったのは事実である。
数分間という短い時間とはいえ、俺の剥き出しのち〇こは、汚れきった肛門内で活発に運動し、射精後はくつろいでいた。
(・・一刻も早くち〇こを洗いたい。病気が怖い。)
思いやりの無さはケンカのもと
二人で洗面所に向かい、ローションにまみれたバスタオルを洗濯機の中に入れる。
洗面ボウルの中では、汚れたままのアナルバイブが横たわっていた。・・なんだか少し寂しそうだ。
「アナ~雪ねぇ~♪肛門まで白く~染めら~れたならぁ~Ah~♪」
俺はボディーソープを泡立てながら、ゴキゲンな替え歌に没頭していた。
二つの候補が頭に浮かんだが、ディ〇ニーを敵に回すわけにはいかない。レ〇オ〇メンにしておこう。
谷「その替え歌、ムカつくからやめろ!」
ボディーソープを肛門に塗り込みながら、谷山子は不機嫌なご様子だ。
「・・およよ?何で怒ってんの?一緒に歌う?」
彼女が怒っている理由はだいたい想像できる。ボディーソープをちんこに塗り込みながら、俺はすっとぼけた。
谷「肛門がめっちゃヒリヒリするんだけど!痛いから止めてって言ったよね?あたし。」
「ん?痛くても怒んないって言ったし、もっと早く動いていいよって言ったのもキミだけど?」
浴室の空気がピリピリしている。二人ともフワッフワの泡まみれなのに。
谷「それでも思いやるのが男の役目でしょ。痔になったらどうすんのよ!」
「ハァ?なんだそのフェミ理論。俺が全部悪いって言いたいの?」
谷「8割悪いと思う!」
「8割って・・ほとんど俺じゃん!それにアナルセックスを持ち掛けたのはおまえだろ!そもそも準備不足なんだよ。」
俺たちは真っ白い泡に包まれながら一触即発だ。
20万円を貸して、浣腸も買って、ローションをまぶして、バイブにウンコまで付けられて、肛門にはティッシュのカスがたくさん付いてた。
臭くて、気持ち悪くて、汚くて、面倒くさい・・だけど気持ち良い。そんなアナルセックスだった。
その上、さらにケンカに発展するとは・・今日は散々な一日だ。
初アナルセックスの感想とか言おうぜ
「ケンカをしててもつまんないだろ?記念すべき初めてのアナルセックスなんだし・・ほら感想とか言おうぜ。」
それから俺達はお互いの背中を流し合い、湯船につかりながら、初めてのアナルセックスについて語りあった。
良かった点
まずは今回のアナルセックスをして良かったと思った点。
- 「肛門と直腸の感触は気持ち良かった。新感覚でクセになりそう。(YUTARO:入れた側)」
- 「普段見せない苦しそうな表情に興奮した。(YUTARO)」
- 「アナルバイブもまぁまぁ気持ち良かった。特にバイブ抜く時の感覚にゾクっとした。(谷山子:入れられた側)」
- 「毎日浣腸してたおかげか、オナラがあまり臭わなくなった。(谷山子)」
正直、アナルセックスをして良かったと思う点は少ない。無理矢理オナラのくだりまで入れてしまった。
悪かった点
悪かった点はたくさんあった。ありすぎた。
- 拡張・浣腸・ローション・汚れ防止の配慮など、準備がクソ面倒くさい。(両方の意見)
- 大量のローションを使ったためベッドが少し汚れてしまった。(YUTARO:入れた側)
- アナル洗浄が完璧ではなく、ウンコが出てきてビックリ。(YUTARO)
- 途中から部屋にウンコ臭いが充満して、気絶するかと思った。(YUTARO)
- 激しい動きができないので、やや盛り上がりに欠ける。(YUTARO)
- 基本的に入れやすい体位がバックなので、盛り上がりにかける。(YUTARO)
- 肛門のパワーを侮ったせいで、コンドームが破れた。(YUTARO)
- 結果的に生でしてしまったため、病気が怖い。(YUTARO)
- オマエのせいでめっちゃ痛かった。(谷山子:入れられた側)
- オマエのせいでまだ肛門がヒリヒリする。責任をとれ。(谷山子)
- オマエのせいでケンカになった。(谷山子)
不満点も反省点も、朝まで語れるレベルだ。
多くのカップルが興味本位でアナルセックスにチャレンジした結果、一回こっきりでやめてしまう理由も良くわかった。
幸せに満ちたアナルセックスをするには
さて、幸せな満ちたアナルセックスをするために、ボク達はどうすべきだろうか?
準備やテクニック、知識はもちろん必要だけど、一番重要なのは「パートナーに対する思いやり」だ。
ガンガン腰を振って、自分勝手に気持ち良くなってはならない。
入れられる側の体調や肛門のコンディションを気づかい、痛くなったら即中止すべきだろう。
じゃないと俺みたいに怒られる。パートナー様のご機嫌を損ねてはいけないのだ。
そしてもう一つ。アナルの開発は時間がかかる。
アナルが立派な性感帯になるまで、ゆっくりと成長を見守らなければならない。
じれったいかもしれないが、辛抱強さも必要だろう。
アナルセックスは「入れられる側」が気持ち良くならなければ、決して続かないのだから。
次のターゲットは誰のアナル?
「またアナルセックスしてくれるかな?」
谷「ヤダとも~♪こんなの二度とするか!」
俺と彼女のアナルな未来はあえなく閉ざされてしまった。残念ながら・・もうおかわりはできない。
谷「じゃあさ、あんたのアナルもいじらせてよ。それで、おあいこにしてあげる。」
「な、なんでよ?・・そんな話に需要があるとでも?」
谷「さて、ここでクイズです。ティンティンは男にしかないでしょ?マンマンは女にしかないでしょ?でもお尻の穴はどっちにもあるよね。男女平等に。」
「・・クイズになってねえぞ。」
谷「だから、女も男もアナルの良さを知ることができる。同じように痛みも快感も分かち合うことができるの。これってすごくない?」
「・・妙な説得力もたせやがって。早く鹿児島に帰れよ。」
谷「そうだ!YUちゃんに使いたいものあるんだ。Amazonで買ったヤツ。ちょっと待ってて!」
そう言い残すと、谷山子は裸のまま浴室を飛び出していった。
どうやら、次は俺のアナルがターゲットのようだ。
俺にとって「入れる側」の未来は閉ざされてしまったけど、「入れられる側」の未来はすぐそこに迫っていた。
その未来は輝いているだろうか?
いや、イボ痔をこじらせている俺にとって、それは死刑宣告でしかない。