いきなり「恥」をかくのが俺流。さて相手の印象は?
「ジョロジョロ・・・・ジョロ?」
ついさっきまで俺を苦しめていた、液体をセラミックに向けて放出する。
(はあああああ・・)
何とも言えない快楽に浸りながら、ブルブルと身震いする。
その代わりにこみ上げてきたのは、恥ずかしさと焦りだった。
(・・ヤベエ!)
もしかするとロリ美は、もう帰ってしまっているかもしれない。
急ぎ足で三越内を駆け抜けて、再びライオン広場に戻る。
(いた!)
彼女は律儀にもそのままの場所で、スマホ画面を見つめていた。
よく見ると、結構可愛らしい女の子だ。
見た目はとても若く、服装を変えれば未成年にも見える。
髪型はショートヘアー。その髪型が、一層彼女の幼さを際立たせていた。
「ごめんごめん!すいません!待ってるときからずっとトイレ行きたくて。」
ロリ「そのまま帰っちゃったんじゃ?と思って焦りましたwお腹の調子悪いの?」
「いやいや大じゃなくて小のほうだし。」
出会ってすぐになんつー会話してんだか…。改めて自分のドジ力が嫌になる。
合流を果たした俺たちは、ご飯をするべく移動することにした。
ロリ「YUさんってちびまる子ちゃんの・・えっと・・誰だっけ?永沢君かな?・・に似てますよね?あのお腹弱くて卑怯者な。」
道中でロリ美から、ちびまる子ちゃんの登場人物の「永沢くん」に似ていると言われた。
「永沢君」は玉ねぎ頭で闇が深いヤツだ。卑怯なのは、「藤木君」、んで胃腸が弱いのが「山根くん」だと思う。
(三名も混ざっとるがな・・)
さて向かった先は、ビックカメラの近くにある「磯貝」と言うお店だ。
ここは新鮮な魚介類が食べれると言うことで、福岡でも有名なお店。
まだ午後6時を回ったばかりだったが、店内はガヤガヤ賑わいを見せていた。
カウンターなら空いてるということで、カウンター席に着席する。
このガヤガヤ感は、女の子とのデートにはあまり向いていないかもしれない。でもオッサンは好きだ。
生ビールと刺盛と煮付けを注文。
「ごめんね、もうちょっと落ち着いた店にすればよかったかも。」
ロリ「えー!ぜんぜん!私もこの店ずっと来たかったの。あっ私もトイレに行っていいですか?」
そう言って彼女は席を立つと、お手洗いへと消えていった。
それを見ながら俺は、「ケツがでかいなぁ」と思うのだった。
ああ・・今日も肴が旨い。