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果報は寝て待て。

交換したはずのLINE。彼女が見当たらない。

▷天然ロリガールとの出会い編の1話目を見る

あれ・・おかしいな。

ロリ美のLINEが登録されてない…だと?なんてこった…。

早速LINEを送ろうとしたら、ロリ美の名前が見当たらないではないか?

フルフルした時はちゃんと彼女の名前が出たはずなのに…。

俺は、がっくりと肩を落とし、重い足取りで家と帰った。

自宅に戻ると、すぐに熱いシャワーを浴び、もう一度冷静になってLINEのアドレスを見直す。・・やっぱりない。

ようやく連絡先の交換ができたと言うのに…。これは何の因果だろう?

もしかして即拒否リスト入りでもされてちゃっているのか?

以前に出会い居酒屋というヤツに行った時にID交換した女がそれだった・・。それならLINE交換なんてしなければいいのに。

思考はどんどん後ろ向きになっていく。

(あっサイトからメッセージを送れば・・。でも・・。)

サイトにアクセスしてメッセージを送るのも気が引ける。俺の防御力は弱いのだ。

 

「あーあ。もう!」と一言つぶやいて、ため息をついた。

 

結局その日は、追加でビールを1本流し込み眠りについた。

こんな日は寝るに限る。睡眠に脳を一回リセットするのだ。

 

翌早朝にふと目が覚める。

 

(もしかしたら・・。)

 

俺はスマホを取り出して、すぐにLINEを開いた。

気になっているあたり、脳のリセットは出来ていないようだ。

 

(・・LINEにメッセージが入っている。)

 

「昨日はお魚美味しかった!ありがとう!次回会う時はなんかお礼します。」

ロリ美からのお礼のメッセージだった。

 

「ヤッホぅいいい!!!」

 

まさに果報は寝て待てだ。

俺は深く酔っ払うとネガティブなメールを送る癖がある。その日はほどほどにしておいて良かったと思った。

危ない危ない。拒否されてると決めつけて、余計なことをしなくてよかった。

 

「俺も楽しかったよん。もうちょっと一緒に飲みたかったけど・・。」

昨日のジレンマなど、すっかり忘れて、ロリ美に返事を返すと、彼女からもすぐに返信があった。

 

ロリ「じゃあ次はもっと時間つくるね。仕事いってきますね。」

 

そしてその日の夕方思いがけないメッセージが届く。

 

ロリ「明日鍋しようと思うんですけど、一緒にどうかな?」

 

(えっ!いきなり?昨日会ったばかりなのに?まさかマルチの誘いじゃないだろうな?)

んな事は微塵も思わず、

 

「したい!鍋したい!キムチ鍋食いたい!ちょうど鍋の気分だったんよ!」とはしゃぎっぷりを全面に出す。

俺の前世は愛情に飢えた犬だったのかもしれない。

とにかく目の前のご馳走はどんどん食べていく主義。

 

ロリ「どっちの家でする?」

「じゃあロリ美のお宅にお邪魔しよっかな?」

ロリ「わかった!材料買っておくね。」

LINEをウキウキウォッチング。

 

「ついてる俺はまだついてるぞ!」

もしも一生に使える運の量が決まっているのなら、きっと8割は使っていることだろう。

 

続く➡試される下心。