正月の出会い系は確変状態。入れ食いになる?
二日酔いで体がだるい。ススキノでいい経験をさせてもらった。
やっぱり出会いは新鮮で楽しい。ようやく気持ちを切り替えて正月を過ごすことができそうだ。
ずっと敷きぱなしだった、布団を布団乾燥機にかけ、放置されたていた汚れた食器や、脱ぎ捨てられた衣服、オナティッシュの残骸を片付ける。汚部屋は「人が呼べるレベル」になった。
「よし仕事(出会い系)すっぞ!」
さて、久しく放置気味だった本業の出会い系を始めようと思う。
正月は女の子と会いやすい。返信率も上がる!
正月(正確には年末年始)に出会い系すると、返信率が高くなる。「入れ食い状態」になる可能性もあり。女の子と非常に出会いやすいのでオススメだ。
ということでワクワク、ハッピーメールなど、普段使っているサイトにログインしてポチポチといつものルーティンワークを行う。
YUTAROがこの2サイトをはしごし続けているのは、これでほとんど間に合うからだ。無駄にたくさん使う必要はない。
「よっしゃ!いくぜええ!オラオラオラ!」
携帯のボタンを押す手にも力が入る。ボタンの一部がハゲはかけてきていた。百通ものメッセージを送り終えると、オイルの切れた機械のように、親指の関節がカクカクと異音と発した。
効率の良いコピペメールで充分オッケー
ちなみにメッセージは大部分がコピペの使いまわしで充分。相手の名前やプロフィール内容を見て一部を変えるくらい。1人ずつメッセージを考えるよりも、文章を徹底的に作りこんだものをコピペで送ったほうが反応が良かったりする。
そのメールをひたすら女性に送り付けるという単純作業。テンションが高いときこそ、こういう地味な作業は一気にこなしておくと後々楽なのである。
女の子からハッピーメールから返事キタ!
(お!さっそく返事が来た来た。)
女「こんにちは、初めまして~メールありがとうございます。旅行が趣味なんですか?私も好きです~最近は定山渓温泉(じょうざんけい)に行きましたよ~YUTAROさんはどちらへ行かれたんですか?」
ハッピーメールから返事が届く。早速、コピペメールの乱打が功を奏した。
(返事の内容も丁寧で好感度高い子だなあ~。)
ちゃんと俺のメールを読んで返事をしてくれるのがわかる。こういう子は比較的アポまで行きやすい。
むしろコピペメールで申し訳ない・・許して!
逃してなるものか!会うまでの流れ
女の子から
- 「職業」
- 「年齢」
- 「住んでいる場所」
- 「趣味」
- 「好きな食べ物」
- 「お酒は飲めるのか?」
などの情報を会話の流れから聞き出していく。慣れに作業に目をつぶっていても、次に送るべきメールの内容が浮かんでくる。
(今年初めての女だ。逃してなるものか!)
俺「そろそろ敬語はやめよう!」
女「うん、わかった☆」
俺「そうだメアド教えて。」
女「OK」
二人は『デスマス調』を脱ぎ捨て、メールアドレスの交換をする。一つ先の段階へと進んだわけだ。
連絡先の交換にまどろっこしい余計な言葉なんていらない。警戒心が解ければ簡単にいく。
ここまでのメール数は13通。いつもは5~10通程度でアドレス交換を切り出すのだが、初物を逃さないように慎重に事を運んでいく。反応も良く、今のところ順調だ。
俺「よかったら近いうちご飯でも行きませんか?正月なのにやることないんで暇でつらい!」
丸一日メールした後にアポを切り出した。「会いたい」を最初っから切り出したり連呼するのは逆効果。ある程度会話の量が必要なのだ。※みんな結構やってるから注意してね。
女「え!いきなりですね~(^_^;)私も暇しているん明日なら空いてますよ~♪私、札幌に住んでないので遅くなれないかもだけど・・」
「じゃあ札幌駅あたりで飲もうよ!駅も近いからすぐに帰れるし!」
写メ交換という保険もかけず、会う約束を取り付ける。少し危険だが、クジ引き感覚を味わえてアリなのだ。
アポ当日。札幌駅前で待ち合わせ!
ということでアポ当日がやって来た。YUTAROは待ち合わせ場所の札幌駅(通称サツエキ)の前にいる。
駅前のパチ〇コ屋でトイレを借りて脱〇しながら時間をつぶしている。
女の子のスペック紹介
ということで今日の相手のご紹介。
- 名前:タヌキ女(タヌキ顔らしいから。)
- 年齢:20代前半
- 出会ったサイト:ハッピーメール
メール開始からアポまで24時間以内のミッション。待ち受けるのは愛か?バイオレンスか?はたまたただの飯デートなのか?恵庭からタヌキ顔のアイツがやってくる・・。
タヌキ「YUTAROさんもうすぐ札幌駅つくよ~♪」
「お疲れ様!改札前で待ってるから着いたら電話してね。」
歩きだす俺。ようやくハッピーニューイヤーを誰かに言えそうだ。
現れた女がタヌキ顔でマジカワイイ!
一足早く、改札の前で待つ。札幌駅の改札は東口と西口があり、慣れていないとどっちかわからなくなる。改札前は人通りも多いので待ち合わせにはいつも苦労する。
それでも、あえて改札前を待ち合わせに指定したのは、どの程度のレベルの女性か遠目で観察することである。
ブスが来てしまったらプランB(ブスが来たときの短時間なアポ)に変更だ!
しかし・・俺は間違いを犯していることに気がついた。
「改札前じゃ人が多すぎて誰が誰だかわかんねえ~!」
ヒントが「タヌキに似ている」だけじゃもうお手上げだ。焦っていると電話がかかってきた。
「もしもし?着いた?」
タ「改札前まできたので今からでるね。東口の改札でいいです?」
「東口で大丈夫だよ。電話つないだままにしとこう。」
(どれだ!どの女の子?)
俺はスナイパーのようにするどい目つきで、改札から出てくる女性一人一人を視界に入れていく。
タ「あ~!わかったかも?泥棒みたいな黒いニット帽被ってません?」
「あっそれ僕です!」
「YUTAROさ~ん♪」と小さく手を振っている笑顔の女性がいる。
先に見つけられるという大失態。どうやら俺の近視は悪化しているようだ。
タヌキ顔の特徴
※昔のPCからハードディスク抜いてデータ漁ってたらタヌキ女の写真ありました。目が充血しとるw多分酒飲んでた時かな?
いまいちタヌキ似というニュアンスにピンと来ていなかった。ところが現物を見てみたところ・・・めっちゃ可愛いではないか?タイプだ。
(こういうのがタヌキ顔なのね・・納得。確かにたぬきに似てなくはない。)
彼女の印象としては、
- 目が大きくタレ目
- 丸顔
- ほっぺたが肉厚
- ほんわか雰囲気
- 性格が良さそう
- 太りやすそう
有名人で言うと、
石原さとみ。
※AV女優の晶エリー(大沢佑香)。お世話になりました!
福田萌。オリラジあっちゃんの嫁さん。
いきものががりのボーカルの子。
こんな感じがタヌキ顔らしい。
めっちゃ可愛い!一目惚れ
タ「寒かったでしょ!ほら!」
彼女が手をYUTAROのほほに当てる。
「あ、あったかい・・。」
この・・パスポートなしの距離感はなんだ?既に付き合っているかのような錯覚に陥る。
(惚れた・・惚れちまった!)
俺は一瞬で彼女の事を好きになってしまった。この子と結婚したらきっと幸せな生活が待っているに違いない。出会って3秒でそんなふうに思わせる女。本当はとてつもなく怖い存在なのかもしれない。
仲良くなりたい女と向かうべき店は?個室居酒屋だ!
二人で歩いている。さて、店はどこがいいだろうか?
タヌキ女に下からの見上げられただけで、甘えられているようなくすぐったい感覚におちいる。俺はすっかり彼女の虜なのである。
タ「YUちゃん!浮気しちゃダメだぞ!」
「浮気したら台所にある包丁で刺していいから~♡」・・なんて甘い妄想もはかどるってもんだ。
札幌に帰ってきてから10日以上セックスをしていない。右手が友達。本音を言わせてもらえるなら、今すぐに彼女とセックスがしたい。
(どうにかして、今日中にヤレる仲良くなる流れを作りたい。)
「二人きりの空間」個室居酒屋の勧め
たどり着いた店は以前にも行ったことのある「個室居酒屋」だった。俺は鼻の下を伸ばしながら札幌駅近くの居酒屋へ到着。ここに来るのは何度目だろうか?たぶん3度目。
我ながらナイスチョイスである。店選びは意外と大事なのだ。
俺は良く個室居酒屋に女の子を連れていくことが多い。それは短時間で仲良くなりやすいからだ。
その理由は、
- 密室空間である
- 落ち着いて過ごせる
- 狭く閉ざされた空間なので距離が近い
- イチャイチャしやすい
- 気が散らない(他の客など)
とメリットがたくさんある。賑やかすぎる店が苦手な女の子もいるからね。
タ「YUちゃんどっちに座りたい?」
「タヌキ女決めていいよ~♪ふふ♡」
ビールとつまみを頼むと店員さんがふすまを閉めてくれる。そこは二人だけの世界。
AVのような居酒屋プレイは不可能だが、手マンくらいはさせてくれそうな気がしてくる。必死で声を我慢する彼女の表情を想像すると・・・息子が少しオッキした。
悶々としてると、いきなりふすまが開き、ビールが運ばれてくる。
(・・びっくりした。)
「元カレにフラれて・・」朗報!彼氏いない。
店に入って30分ほど経ったろうか?タヌキ女の頬は既に赤く染まっていた。ビールはまだ1杯目なのに。
「へえ・・今は彼氏いないんだ。」
彼女から聞いた朗報は「彼氏がいない」ということ。なんと12月の始めに別れてしまったらしい。
タヌキ女はクリスマス前に振られたショックで出会い系を始めたとのこと。ヤケ酒ならぬ、ヤケ出会いってか!ナイス元彼氏!
(こんなカワイイ子・・彼氏ができる前に俺の女にしなきゃ。)
俺は「ある物」を隠し持っている。道を外れた男の魔の手がすぐそこまで迫っていた。