記事内に広告を含むことがあります

僕は「毒を持ったトカゲ」のようである。

彼女から貰った、派手めの「腹巻き」と「ももひき」を装備した結果

▷絶望的にプレゼントセンスの無い女編の1話目へ

シャンパンを飲み、イタリアンを食って、プレゼントを交換する。

よくある恋人達のクリスマスだ。

さて次の店で愛を語らおうか・・?となるかと思いきや、俺たちは一個飛ばしでラブホへと駆けつけた。

ムードもへったくれもない。だって・・早くしないとホテルの部屋埋まっちゃうんだもん。

思ったよりも同じ考えの人間がいたおかげでラブホの部屋は思ったよりも埋まっていた。

でもなんとかチェックイン。

さすが、上クラスなお部屋だけに室内はキレイだ。風呂もでかい。

奮発したかいがあるというものだ。(4000円負担してもらったけど。)

室内で二人はしゃいでいると電話がなった。

 

「宿泊ですか?料金は前払いなのでお支払いしてください。」

 

ババアのせっかちな声が、いい雰囲気を破壊する。

クリスマスで忙しいのもわかるが、そこはホテルとしてのサービスも大事なんじゃなかろうか・・。

春吉のTHE SUNというラブホでは、サービスでクリスマスケーキくれたぜ(2014年)

 

精算機の機械的な声にもなんだか白けてしまう。帰りでええやん・・。

 

(よし!ここは一気にテンションを上げよう!)

 

料金を支払うと俺は洗面所に走った。

そして服を脱ぎ捨てると、衛生女にもらった「腹巻き」と「ももひき」を装備した。

 

「どう・・?早速着てみたんだけど・・似合うかな?」

 

ゲラゲラと衛生女の爆笑が起こる。

衛「何してるのかと思ったらやめてよ!」

「似合わん?」

衛「・・なんかトカゲみたい。毒持ってる系のやつ。」

自分がチョイスしたプレゼントを真っ向から否定しにかかる彼女。

(コイツ・・なんでこんな派手な腹巻きを選んだんや・・。)

衛「あひっ!あひっ!ももひきがストライプで腹巻きがボーダー柄だから・・なんか未来のT字路みたい。」

未来のT字路とはどういうことだろうか。彼女の想像力が斜め上を行っている。

 

衛「それに、なんで上半身裸なの?腹巻き過信しすぎ!」

ツッコミをバンバン入れてくる衛生女。

いじられて・・俺もなんだかいい気分だ。

衛「気に入ってくれて良かった!(気に入ったとは言ってない)来年も腹巻きプレゼントするね。」

「いやあ腹巻きはちょっと・・俺ってモノを大事にするタイプだし。」

「よし、場も温まったことだし、早速しちゃう?」

衛「え?何を?」

「しちゃうと言ったらエーッチ!」

衛「は?なんで連想ゲーム調なの?」

「だめ?・・愛してるんだけど。」

衛「そう言うことさらっと言うよね。いいけど・・。今日ぐらいはちゃんとしてw」

あれ・・こんなはずじゃ・・。

「はい・・。」

衛「でも今日はこれ(ネックレス)もらったから、YUちゃんのリクエストに答えてあげる。ふふっ。」

彼女に勢いよく飛びかかられ、ベッドに倒れこむ僕。

キスを迫ってくる、彼女の鼻の穴がまた大きく膨らんでいた。

 

続く➡エッチの時に女性からグイグイ来られるとちょっと怖い件