恥ずかしさは遅れてやって来る!そんな時には甘えん坊。
小さなプライドを保つため、細かいことをコソコソと取り繕う。そんな自分が嫌だ。恥ずかしい。
でもそこは大人だ。仕方ない。
大人になると自分を守るために、嘘をつくべき時にはつかなければいけない。
だってウンコ漏らしたなんて・・言えないじゃない?
こんな複雑な気持ちの時は、いっそ彼女に甘えてしまおうと思った。
「あのさ・・俺。ちょっとおっぱい吸いたいんだけどいいかな?」
幼児返りならぬ、乳児返りを決め込むことに決めた。
「は?え?おっぱいって私のってこと?別に・・いいけど?」
彼女は不思議そうに早い瞬きをしながら言った。
気持ちはわかる。だって目の前のオッサン言ってること完全におかしいもん!
もしかすると、彼女的にはこれから「おっぱじめる」と思ったのかもしれない。おっぱいだけに。
「それじゃぁお言葉に甘えて。いただきます。」
チュッチュチュウウウー!
阿蘇の温泉成分を含んだ彼女のおっぱいは、若干鉄臭い味がした。
それでも辛い時におっぱいってやつは、やっぱり癒される。
年をとるとケツとか足に目が行くようになるが、泣きたい時はおっぱいだ。
吸える乳が身近にある・・。幸せなことだ。
「チュッチュチュー!」
「チュッチュチュー!」
俺は無心で彼女のおっぱいにしゃぶりつく。五分もすると顎や頬の筋肉が痛くなってくる。
「チュッチュチュー!」
「チュッチュチューウウ!」
彼女からも「あんっ・・」と小さく声が漏れる。
だがおっぱい以外には手を出さない。
いつものように舌先でエロティックに舐めるのではない。ただ吸う。瞳を閉じて。
チュッチュチュー!
チュッチュチュー!
俺は彼女のおっぱいにすがった。
過去の業も、今日の業も、未来の業も許される気がした。
「ンチュッ!チュチュー!」
「チュッチュチュー!」
彼女もいつもとは違う雰囲気を察したのか、俺の首のに手を当てて、優しく見守ってくれている・・と思う。
「母性」という存在には本当に頭が下がる思いだ。
強く吸いすぎて、乳首が痛かっただろう。きっと不精髭がチクチクと刺さって痛かっただろう。
でも吸う。
ンチュッ!チュチュー!チュチュー!チュッチュチュー!
「ふう・・ありがとうございました!ご馳走さまでした!」
ひたいの汗をぬぐいながら、彼女にお礼を言う。
彼女はコクリと黙ってうなづいた。
もう脱糞してしまった後の、自己嫌悪感と、恥ずかしさはない。
ミーンミーン!セミがないている。
(ああああ!なんでおっぱい吸っちゃったんだろ!恥ずかしすぎて死にたい!)
代わりに訪れたのは、20分間赤ん坊になって彼女のおっぱいを吸った。という「恥」だった。
そして、今、この日記をアップしたことが一番恥ずかしい。