那覇から美ら海水族館までドライブデート。遅刻!レンタカー屋へ急げ!
青いどこまでも続く空。
だけど爽やかな気分とは程遠い。時間が無いのだ。
ホテルに戻り部屋にダッシュすると、俺は水シャワーで身を清める。
冷たい感触に驚くが、慣れてくると心地よい。それでもまだ体は少し熱いまま。
服を着替えると、YUTAROはホテルを飛び出した。
今日の相手とはドライブデートの予定だ。
俺はレンタカー車を借りに、那覇市街にある泊港までダッシュだ!
泊港のOTSでレンタカーを調達
たどり着いたのは「とまりん」という大きな複合ビル。
この泊港からは、フェリーで沖縄の離島に行くことができる。
OTS(OTSは沖縄のレンタカー屋さん。ヒュンダイ率が高い。)でレンタカーを借りると、既に待ち合わせの時間を15分ほどオーバーしていた。
前もって少し遅れるとは言ってあるが、これ以上遅れるのは、しのびない。
あくせくしながら那覇市街を走る。待ち合わせ場所は「おもろまちのTSUTAYA」だ!
ハッピーメールで知り合った那覇女子を紹介
向かうついでに今日の相手の紹介をば!
名前 | 美ら子 |
年齢 | 20代後半 |
職業 | 接客業 |
出会ったサイト | ハッピーメール |
会うまで写メ交換をしていないという出会い系アポにおいての危険牌。全国を回る出会い旅では、女の子とアポを取るのに非常に苦労する。
だからあえてブスそうな子も、どんどんターゲットに入れる。
メールだけのやりとりで、ドライブまでこぎつけた。一度話が盛り上がった意外は、世間話をちらほらする程度。どんな女の子が来るかは・・未知数だあ!
さて車は10分ほどでTSUTAYAに到着。
「遅れてごめん!今ついた!」
俺は彼女にメールを送る。すぐにメールが返ってきた。
「ウチナータイム」で遅刻返し
美ら子「すいません、私も15分くらい遅れます!」
・・・え?
そう、ここは沖縄だったのだ。時間はゆっくり流れている。
遅刻してしまったのはYUTAROだったが、さらなる「ウチナータイム」で返されてしまった。
コンビニで二人分のお茶を買って彼女を待つ。
結局、最初の待ち合わせの時間を、一時間ほど遅れて美ら子はやってきた。
「おお!来た来た!こんにちは!」
美「すいませーん♪車に乗ってもいいですか?」
「もちろん!どうぞ!」
カトパン似の可愛い子が来た
(かわいい!)
YUTAROのテンションが一気に上がる。
誰かに似ているかといえば、女子アナウンサーの加藤綾子(通称カトパン)である。リス系顔で少しだけ、口元がユルそうな美人だ。
写メを交換していなかったので不安だったが、大当たり。
「はい、お茶☆」
美「え?良いの~?ありがとうございまあす~☆」
彼女は少し八方美人そうなしゃべり方だが、女性らしくて好印象だ。
一体どんなパンツをはいているのだろうか?気になるところ。
那覇から美ら海水族館までドライブ
・・さて。最初に向かうは美ら海水族館である。
ガソリンは満タン。車は北へ向け走り出す。
58号線から、那覇市内を抜けると、南国ムードがより強くなってくる。
北谷(ちゃたん)まで来ると、もう日本ではないような感じだ。
この辺りには米軍基地がある。
車を運転している人も、歩いている人も、外国人をよく見かけた。
沖縄ナンバーの「Y」は米軍関係者だから注意
美「前の車ナンバーにYってあるでしょ?」
「うん。珍しいね。」
美「あれが、米軍関係者のナンバーらしいよ?」
「へえ~違うんだね~YだけにヤンキーのYとか?(笑)」
美「いろいろと気をつけてね~絶対にぶつけたり事故らないように」
「え?なんで?」
美「ピストルで撃たれるよ~」
「マジで(゚д゚lll)」
美「あはは冗談!でも事故したら、治外法権が適用されるみたいだから厄介だよ。」
「治外法権・・あまりピンと来ない。」
でもトラブルにならないように、Yナンバーに注意しなければならない事は良くわかった。
沖縄でレンタカーを借りる人は、一応覚えておいて欲しい。
アメリカンビレッジのA&Wで昼食
俺たちは美浜のアメリカンビレッジで休憩をとることになった。
アメリカンビレッジとは北谷にある、アウトレットモールが入っているなどがある施設で、沖縄の有名観光スポットの一つ。
(ほんま外人多いなあ~。でも外人の幼○って可愛いなあ。)
【A&W】初めてのルートビアは甘すぎる恋の味
俺たちは昼食に「A&W」でハンバーガーとジュースを買って、サンセットビーチで食べることにした。
美「ねえねえ、これ飲んでみてくださいよ~」
「なにこれ?ルートビア?」
美「うん、美味しいよ~」
「美ら子は飲まないの?」
美「一緒にシェアしよ~♪」
シェアということは間接キス!乗った!
「ルートビアください!もちLサイズで!」
ハンバーガーと飲み物を手に入れたYUTAROと美ら子は、屋外の飲食スペースでハンバーガーをほおばることにした。(ビーチまで行くのが面倒)
「うん、普通のハンバーガーだね。うまい!」
「さて、ルートビアどんなんやろ?ゴクっ」
「うまいやん!・・ゴクっ・・うま?・・甘っ!・・もう飲めねえ。」
ルートビアは甘くて、ハーブとか入っているので、後味が複雑。
ちなみに「ビア」がついてるけどビールじゃありません。
アルコールも入ってないので運転中でも安心。飲んで見てね。(ハイになれるかも?)
「ルートビア・・もう飲めぬ。」
彼女もルートビアは苦手なようで、Lサイズのルートビアはほとんどを残したまま、結局ゴミ箱へ・・・。
日本の「A&W」は沖縄にしかない。お店を見かけたら一度は行ってみて欲しい。
美ら子とのワクワクデートは続く。腹も満たされ、ルートビアで少しハイな俺は、再びハンドルを握る。
彼女も喜ぶ、沖縄リゾート一等地「恩納村」
美ら子はジーンズにシャツという、ラフファッション。
こういう女性は意外と固かったりするものだ。牙城を崩すのは難易度が高いかもしれない。
美「やだ、崩れちゃう・・立ってられない。」とか言わせてみたい。
不適切をなことを考えていたら、すでに恩納村(おんなそん)に入っていた。
恩納村一帯は、沖縄随一のリゾート地。有名どころのリゾートホテルがしのぎを削っている。
ブセナテラスに連れて行くと女は落とせる(らしい)
「恩納村いいな~海とか入ってのんびりしてえ~」
美「ブセナテラスに泊まりたいよ~」
「・・ブセナ?」
美「ここらへんで有名なホテルなんだよ~沖縄サミットで使われたんだって。」
「ほう。いつか一緒にお泊りしよう!」
美「いつかっていう辺りに現実味がないね・・。ブセナに連れってってくれたらモテるよ?」
美「あっあれ!あの半島みたいなの全部ブセナテラスの敷地なんだよ~」
「こりゃまた・・豪華ですな(高そうで無理)」
彼女はブセナテラスの良さを延々と語ってくれた。
沖縄人曰く、ブセナテラスに連れて行くとモテるらしい。落としたい女性がいたらブセナへGO!
沖縄一の人気観光地、「美ら海水族館」に来た!
恩納村を越え、名護市に入ると少しだけ「街」になる。
すぐにまた、海だけの景色が広がる。
西海岸に面した海沿いの道を走っていく。海がとてつもなく綺麗で、吸い込まれそうだ。
長いドライブを経て、ようやく美ら海水族館に到着。
へんぴな場所にあるのに、駐車場に入ると、たくさんの車が停っている。
駐車場から水族館までの道中、たくさんの修学旅行生。カップル。ファミリーを見かける。
水族館の入口にも人だかりが出来ていた。
やっぱり美ら海水族館は沖縄を代表する人気観光地だ。
美「今日は修学旅行の団体が多い日に当たっちゃったみたいだね~。」
「めっちゃ混んでるね・・・迷子にならんようにオイラの腕を掴みなせえ、お嬢さん。」
二人はようやくカップルデートの体になった。
(お胸が当たるう・・。)
館内は人が多くて小さな水槽はあまり見えないが、そんなの構わないぜ。
修学旅行生とは違う意味で興奮しながらも、大きな水槽にたどり着く。
ジンベイザメ3匹!の大盤振る舞い
「すんげええ!でっかい魚いる!めっちゃでっかいサメがいる!」
俺は幼児達と同じようにはしゃぐ。巨大な水槽ですら、狭く感じてしまう、大きなサメ。
コイツはジンベイザメだ。
ジンベイザメは世界一大きなサメとして認定されている
美ら海水族館にはジンベイザメが3匹。そりゃもうド迫力なわけで・・。
ジンベイザメのいるメインの水槽一帯の人口密度は跳ね上がる。学生たちはワーキャー。
俺は彼女と密着できてワーキャー。
美ら海水族館は沖縄デートのマスト。
美ら海水族館は、パラダイスだった。
ジンベイザメのいるメイン水槽が凄すぎて、後半の尻つぼみ感はいなめないが、マナティ(ジュゴンだったかも?)とか、海亀もいて楽しい。
とにかく美ら海水族館は、沖縄デートのマストだ。「行くリスト」に入れておきたい。
小一時間、美ら子が腕を組んでいたので、YUTAROの腕は汗ばんで、美ら子の体温が残っていた。
お土産を選びながら、ググッと自分の中の雄を抑える。
でも抑えきれない。ジンベイザメのぬいぐるみを手に取り、俺は言う。
「これから那覇に帰って飲みませんか?」
さて、返事はいかに?今夜、私はあなたを食べるサメになりたい。
北谷の「トランジットカフェ」でロマンチックな夕日
美ら子「いいよ~☆YUさんお酒好きなの?」
「大好き!ほぼアル中です!」
美「アル中まで行くと逆に心配というか・・。」
「それは言いすぎかも、たしなむ程度です。」
美「もー!心配して損した!はよ行こう。」
沖縄の女の子は、本当に人懐っこい。再び本島を南下。沖縄の太陽も傾きはじめ、西に日が沈もうとしている。
美「この辺にオシャレカフェがあるんだ~ちょっとお茶飲んで行こうよ!」
北谷のトランジットカフェでサンセット
北谷(ちゃたん)の海沿いに車を停める。
海が綺麗だ。行き交う人は外人が多く、異国感漂う。
英語が苦手なYUTAROは少し緊張しながらも、カフェへ入っていく。
北谷の海沿い、2階にあるトランジットカフェに入り、テラス席に二人で座る。
客も外人ばっかりで、そのマッチョな威圧感にどうも落ち着かない。遺伝子的に負けを感じる。
それでも沖縄の開放的な雰囲気は、次第に心を落ち着かせてくれる。
美ら子はケーキとジュース。YUTAROはアイスコーヒーを注文。
それを飲みながら、遠く海を眺める。ゆっくりと太陽が海に沈んでいく。
「はいあーん。」で下心が奮起
美「はい、ケーキ。あーんして。」
「あーん♪」
うまい!女性経験値の低い頃だったら、
「間接キス!デュフフ♡」
と幸福でのたうちまわっているシチュエーションだ。
俺も成長したもんだ。
「こうしてると、カップルみたいやね~」
美「ですなw」
彼女もまんざらでもなさそうだ。その白い歯が眩しい。
きっと白いシャツの中の白い肌も綺麗なはずだ。妄想が膨らむわ。
興奮しながらもコーヒーをジュルジュルと吸い込む。そうしているうちに、太陽は海に吸い込まれて、夜になった。