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「秘密だよ♪」彼女の作る料理に期待が膨らむ

ドライブ運転手のご褒美に彼女の手料理

琴ひら温泉に入った後は、軽く観光地めぐりをした。

まずはクーラーで涼みながら東へ。

天ヶ瀬温泉を越えて、慈恩(じおん)の滝へ。

ローカルな久大本線の「杉河内」駅のほど近くにある滝だ。

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筑「うわあ!近くで見ると迫力ありますね!」

「足元濡れてるから気をつけて」

筑紫女の手を引き滝を目指して歩く。

慈恩の滝は歩いて滝の裏側に回ることができる。

滝に近づくに連れて水しぶきが強烈になってくる。

「う、うわ!結構濡れるね・・。」

筑「温泉入るのこの後だったほうが良かったかもw」

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それでもなんとか裏側に回ると水のカーテンが広がった。

「ドドド」というジョジョの奇妙な冒険で出てきそうな効果音が聞こえる。

「滝の裏側に回るとかなかなかない経験だね。」

筑「気持ちいい!マイナスイオンを感じますw」

今日は体中の毒素が消えて無くなりそうだ。

 

次は再び西の日田市街へと向かう。

豆田町という観光スポットへ。

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筑「わあ風情がありますね!」

「おお、なんかタイムスリップした感じやね。」

小道を挟んで白壁の商家がズラッと連なっている。

江戸時代の天領地だけあって「栄えた感」を感じるわい。

二人でブラブラとお土産屋めぐりをする。

全国的に有名な焼酎の「いいちこ」のスペシャルボトルなんかも発見。※いいちこの工場は日田にあります。

あと気になったのが「鮎の魚醤」。一体どんな味がするんや・・。

「お・・そろそろ夕方や。」

筑「時間すぎるの早い!」

ご当地名物に心惹かれながら、なんも購入せずに帰路に着くことに。

そう・・俺はお土産を買ってもほとんど消費しないまま、「気がつけば数年経ってる」スタイルの持ち主。

うっかり買ってしまいそうな衝動を必死に抑えつける。

 

帰りはもちろん下道。急いでいない限り高速は使わない。

途中、渋滞に巻き込まれようとも、信号に引っかかりそうでも下道。

午後8時、ようやく近所のスーパー「サニー美野島店」へとたどり着く。

「え?うそ!おれ温泉入ったっけ?」ってくらい肩が凝っている。

「ねえねえ・・何作ってくれんの?」

筑「ふふ・・秘密。」

そう言って彼女がひき肉をカゴに入れた。

筑「YUさんの家って今、パン粉と牛乳あります?」

もしかしてそれってハンバーグ?

この言葉を聞いて俺は思った。

(今日はきっとハンバーグだな・・。)

玉ねぎもカゴに入った時点でそれは確定した。

「えっと・・ビールの他にワインもあったほうがいいかな?」

ちょっと気を利かせて聞いてみる。だってハンバーグなんだもん。

筑「あっそうですね!ちょっと料理にも使いたいし」

安くてまあまあ美味い赤ワインを投入。

筑「あっこれも!」

なぜかごぼうと人参が入ったのが気にかかる。

とにかく無事に買い物を終えると俺たちは家路に着いたのだった。

部屋について早速ビールで乾杯する。

「えっと・・手伝わなくて大丈夫?」

筑「何作るか秘密だからテレビでも見ててください。」

(いやいやハンバーグだろ・・)

筑「出来たら持って行きますから。うふふw」

ネタバレしているが、なにわともあれ楽しみだったりする。

 

続く➡彼女の料理ハンバーグ(仮)が予想外のメシマズ