付き合ったばかりの彼女と鹿児島旅行へ。
衛生女との誕生日を無事に終えた。そしてもう一人の彼女苺女との旅行の日がやって来た。感情的には「二股」というものに慣れてきた。
しかし、この忙しさは体力的にはやっぱりキツイ。朝起きて、バッグに着替えを詰め込んでいると、携帯が鳴った。
苺「YUちゃんおウチ着いたよー♡」
どうも車の調子が悪いので、旅行に使う車は苺女の車だ。
「オッケー!すぐに降りるね。」
俺はバッグをつかむと家を出る。マンションの入り口に、苺女の車が停まっている。
「おはよ~!お待たせしやした!」
苺「おはよ~!」
そこで俺は「彼女の変化」に気がつく。
彼女は男の好みで髪型を変えるタイプ
「おま!!髪切ったん?」
苺「やっぱり気づいちゃった?」
苺女は髪型をボブヘアーにしていた。ロングだったのが、バッサリとカットされている。
「・・なんかあったの?」
苺「YUちゃんがボブヘアー好きっていうから切ってきたとに!」
「あああ・・なんてええ子なんやいいよ!その髪型!めっちゃ好きなヤツ!」
苺「ホント?嬉しい~。」
彼女はきっと『男によって髪型が変わるタイプ』なんだろう。言えば服装も変えてくれるかもしれない。いろいろ変えていきたい。
・・今考えると、『重い』のかもしれないが、正直うれしかった。
苺「旅のしおり的作ってきたよ♡」
「まじか!ちょっと見せてみ。」
彼女のメモ帳を見せてもらうと、今回の旅行で『行きたい』ところがズラッと羅列してあるだけの紙だった。
苺女にとっては初の鹿児島。希望は出来るだけ叶えてあげたいものだ。
人吉市のうなぎの名店「上村うなぎ屋」
運転を交代して、九州自動車道を南下する。車は禁煙。なのでSAやPAに頻繁に立ち寄ることに。やっぱりタバコって効率を下げるわ・・。途中の「人吉IC」で降りて昼食を取ることに。
人吉市は熊本県最南端に位置する人口3万人ほどの街だ。街の中心部を球磨川(くまがわ)が流れており、街のところどころに城下町の風情が残っている。
球磨川はラフティングや鮎釣りなどで有名で、
「夏はみんなで球磨川ラフティングしたいね~」
なんて語ったりするが、結局行かなかったりする。
立ち寄ったのは人吉で行列ができるうなぎ店「上村うなぎ屋」だ。
どこで調べたのか?「旅のしおり」に載っていた。店に向かうと既に10人ほど並んでいる。
苺「・・結構並んでるね。」
「小さいお店だからすぐに一杯になっちゃうのかもよ?」
20分ほど待ってようやく店内へと案内される。
「うそ!めっちゃ人いる。めっちゃ広い。奥行きが半端ない。」
上村うなぎ屋の奥の奥の奥へと案内される。
苺「古い旅館に来たみたいだね。」
彼女は店内にある味のある調度品にウキウキしている。
通されたのは、カウンター席?だった。(珍しく写真撮ってた)目の前が囲炉裏のようになっていてイカス!(死語)
名古屋人としては味噌焼きが気になる。うなぎ会席がセレブ価格。
うな重。想像したよりも量は少なめだが、タレの味とふわっと柔らかい食感が抜群の旨さである。福岡のうなぎよりもタレの味付けがあっさりとしている。
「パクパク!旨え・・旨えっす!」
苺「しつこくないから沢山食べる!」
「おかわりしたい!」
苺「ダメ!予算オーバー!夜ご飯も食べれなくなっちゃうよ?」
「あううう・・。」
ということで人吉の「上村うなぎ屋」美味しゅうございました。人吉市に行く事はなかなかないとは思いますが、もし機会があれば立ち寄ってみてはいかが?
謎の施設。『霧島アートの森』に行ってみた。
人吉でうなぎを食べた後は、次の目的地に行くために山道を下道で走っていく。鹿児島県に入り、のどかで温かみのある田舎の風景が続いている。
車の前を小さな動物が早足で通り過ぎる。
苺「あれ?今のたぬきさん!?」
「・・あれはイノシシの子供じゃない?ウリ坊っての?」
苺「ふーん。YUちゃんみたいな呼び方するんだねー笑」
「??どゆこと??」
苺「ウリ見たいな坊主頭。」
「・・泣くよ?」
昼間っからイノシシを見るとは珍しい。本来イノシシは昼行性らしいのだが、農作物を食い荒らす害獣。うっかり人間にみつかると〇されて猪鍋にされてしまう。だから人気の少ない夜間に行動するようになったのだとか。
『霧島アートの森』のカラフルアート
霧島アートの森へ到着。ここには広い敷地に現代アートが展示されている。ちなみにオノヨーコの作品も展示されている。(発見できんかった。)
入館料は310円。年間パスポートは620円と破格のお値段。儲けは度外視。レ○ランドにも見習ってほしいわい。
「おお!めっちゃ空いてる!」
苺「平日は穴場ですな!」
平日に行くとあまり人と出くわさないのでオススメ。霧島まで行けないという人は一眼レフで写真撮ってきたんで楽しんで頂きたい。
さっそく向かいまっせ!
まず駐車場出入り口に展示されているラフレシアっぽいのが「シャングリラの華」あまりにも目立つのでさっそく寄り道。
標高600Mの高所にあるので桜もまだ健在。(指摘いただきました。)
カップルとすれ違ったんで一枚パシャリ。絵になる。
謎アート。バランス感がぱねえっ。
黄金の牛。ライトシープというらしい。
館内に入ると目がチカチカしそうなパンプスアート「赤い靴」。俺は「進撃のパンプス」と呼んでいた。
遊具っぽいアートもあるので子供も女の子もオッサンも遊べます。屋外なら弁当持込みOK!
YUTAROと遊具。
進撃のチューチュートレインも可能!
何より景色がいい!
館内のアートは面倒くさくなってあんまり撮ってなかったっす。(撮影禁止だった?)
「お・・アートだ。」なんて言いながら、なんだかんだで見回ったら1時間・・いや2時間くらいは楽しめます。