金が無い・・でもセックスはしたい。そんな男心。
(どよーん・・。)
とりあえず金沢に着いた。せっかくの楽しい旅路も、YUTAROの犯したスピード違反によって、テンションは急降下。
今回はザワ子とお泊り濃厚なので、ホテルの予約は無しだ。(希望的観測)
スピード違反の罰金で納めなければならない12,000円。それをホテルに泊まらない事で少しでもダメージを相殺しようと考えている。
『12,000(違反代)-6,000(ホテル代)=6,000(円)』
うおっ!6,000円ならダメージ少ないやん!
むむ・・待てよ?もしラブホに泊まる事になったら?安めのラブホで見積もっても・・。
『12,000-6,000+6,000(ラブホ代)=12,000(円)』
「罪が消えない!」
(せめてケチに思われない程度にデート代を節約しよう・・。)
旅も後半になってくると、懐が常にすきま風ピューピューなのだ。
ハメを外して2回も風俗に行ったのが効いている。(3回目もあります。)
ザワ「YUさーん♪」
「ザワ子・・。こんばんわ。」
俺達は前回と同様に金沢の繁華街、片町で合流。ザワ子は顔はちょいブスだけど声がめっちゃ可愛い女の子である。彼女は顔40点、声100点なのである。
金沢まで会いに行く。どう見ても遅刻確定。俺は阪神高速を突っ走っている。「かなりせっかちなデートをしちゃったな・・。」なんで・・京都とかチョイスしちゃったんだろう。無駄に大風呂敷広げちゃったわ。かなり変わり[…]
ケチだと思われない店をチョイス。
ザワ「あれ?なんか今日は元気無いですねえ~?風邪ですかあ?」
「それが・・かくかくしかじか。」
ザワ「わー!スピード違反ですか?それは災難でしたね~、この前ご馳走になったし、迷惑もかけちゃったから、私がご馳走しますよ。だから元気だして♡」
彼女は性格も100点なのである。
「いや・・さすがにそれは・・。」
これからエッチをさせてもらうというのに、おごってもらうわけにはいかない。
金沢のおでん屋「高砂」へ
でもマッ〇だとか、ファミレスに連れて行くのも気が引ける。そんなジレンマの中、ふいにYUTAROの目に入ったのが「おでん」と書かれたちょうちんだ。
「お・・あそこのお店雰囲気良さそうだね。」
一昨日もおでんだったが、贅沢は言っていられない。
そして冬の金沢には、
- 加能ガニ(ズワイガニの事)
- のどぐろ
という「お値段ヤバい食材」が存在する。めちゃ旨いが、この食材が食べられる店は避けなければならない。
節約しつつ、ケチと思われない店ということで「おでん屋」なのだ。
(たぶん5千円くらいですむはず・・。)
ザワ「わー!おでんですか?ちょっと寒くなってきたし、いいですねえ♡」
この可愛い声・・ずっと聞いていたい。俺はキュンキュンしながらおでん屋の暖簾をくぐる。
俺達が入ったのは「高砂」というお店。中に入るとL字型にカウンターが延びている。少し年季の入った店内は客でほぼ満席。
髭を蓄えたダンディなマスターが手際よく、おでんを取り分けている。
(あ、あれー?お、おでん屋なのに値段が書いてなーい!)
札におでんのネタは書かれているものの、肝心のお値段が載ってない。これは廻らない寿司屋によくあるパターン。
(店の雰囲気も大衆的だし・・なんとかなるだろう。だっておでんだもの。)
という事で、お酒とおでんをいろいろ注文。
バームクーヘンのような麩、バイ貝や、イカが一匹入ったおでんなどちょっと珍しい。
しかも懐かしの「かけて味噌」形式のおでんだ。名古屋人としては嬉しい。
ザワ「うわー大根ホクホクーで美味しーい♪ネタごとにおでんの入れ物わけるんですね~。」
「うまうま!」
マスター「カニの時期になったらカニ面(ズワイガニのメスのおでん?)も食べれるんだよ~。」
ザワ「うわー!また絶対に食べに来ます~♡」
(時期じゃなくて良かった・・。)
おでん屋って庶民的な食べ物だと思ってた!
そんな感じで、おでんに舌鼓を打ちながら、二人で日本酒を燗であおる。
ラストオーダーになったので、お会計。
マスター「一万〇X円ですー♪」
(え、えー!!)
たかがおでん・・されどおでんなのだ。(後で調べたら有名店でした・・。)
金が無い時は素直に安い店を調べたほうが賢明なのである。でも旨かったからまいっか!
早くラブホ行きたいってのが男心。見栄を張るのも男心。
こんなことわざがある。
- 「ボロは着てても心は錦」
- 「武士は食わねど高楊枝」
そうだ・・出会い旅ではケチってはいけないのだ。そのためにコツコツ金を貯めてきたんじゃないか!
二次会はバーか?それともバーか?男たるもの見栄を張ってなんぼ。どんと来いや!
「・・この後どうする?」
ザワ「え~どうしよう・・YUさんにお任せします~。」
「ほ、ほ、ホテル行く?」
まさかの最短距離。一番お金がかからないパターンをプレゼンテーション。・・自分でもビックリである。
(やっぱり金が・・金が惜しい!)
ザワ「え~どうしよう・・YUさんにお任せします~。」
任された!
前回のアポで頑張った甲斐があるというものだ。
「い、いいの?」
ザワ子は可愛いらしく首を縦に振った。
俺は歓喜の声を押し殺しながら、「近くのラブホテル」とGoogle先生に聞く。
なぜか検索結果にビジネスホテルが中心になって出てくる。・・しらばっくれてんじゃねえ。(現在はそこそこ精度が上がってます。)
結局、カップルズ(ラブホ探すサイト)にアクセス。
金沢のラブホ「レジナ」に見覚えアリ。
「ん?このラブホテルは?この立地は?」
どこかで見覚えのあるラブホテル・・。立地もうっすら頭の片隅で記憶として残っている。
(ここ・・ずいぶん前に金沢アポで女の子と行ったホテルじゃなかろうか・・?)
詳しくは➡石川再び!出会い旅始動!
俺はタクシーを止めると、ラブホのある目的地を告げる。思い出の場所へと向かうのだ。
タクシー代?ボロは着てても心は錦だ!(たぶん使い方間違ってる。)
タクシーの中でザワ子の太ももを触ったり、手を握りあったりしているとあっという間にラブホだ。
たどり着いたのは、金沢の中心地から少し離れた場所にある「レジナ」というラブホ。そして入室。
宿泊で一万円取られるのは痛いが、彼女は酒を飲ませすぎるとゲ〇を吐く。それは避けたい。
(あれ・・?こんなに部屋キレイだったっけ?)
リニューアルしたのか、どっかのラブホと間違えているのか・・。
ザワ「わー!可愛い部屋♡」
「フッ。君の(声の)ほうが可愛いよ・・。」
ザワ「も~!部屋と比べるのおかしいでしょ~。」
二人で部屋を見ながら、キャッキャする。
「ほら・・こっち来てみ。」
彼女をベッドへと招く。
ザワ「えー?なんですかー?」
ザワ子は不思議そうに俺の隣へと座った。
すかさず、俺はリモコンを掴むとアダルトチャンネルを選局する。
画面の中では、若い女と腹の出たオッサンがくんずほぐれつ、おっぱじめている最中だった。
ザワ「ちょ!YUさん!これってキャー♡」
「うむ・・。AVを見ながらエッチをしよう。」
興奮すると思ったんだ。だって俺はアホだから・・。
「ハメ撮りダメだって!」AV見ながらのエッチは集中できぬ。
「AV付けたままでも、いいかな?」
ザワ「別に・・いいですよ。」
ザワ子は目をパチクリさせながら答えた。OKが出たのだ。
「なんならエッチしてるとこ撮影しちゃう?」
俺は真剣な眼差しで、彼女に問うた。
ザワ「それは絶対に嫌!!」
「あはは・・ですよね~。」
まともな感覚の女の子なら、ハメ撮りなんぞそう簡単にさせてくれるはずもない。俺は彼女の機嫌を損ねる前に、ザワ子に飛びついた。
そしてキスで絡み合い繰り出しながら、一枚ずつ衣服を脱がせていった。
AV嬢「あーん!アンアン!」
テレビから大きな喘ぎ声が聞こえる。俺はザワ子に愛撫をしつつ、テレビに目をやる。
画面の中では男優の大きなチ〇コが、セクシー女優のマーンに勢いよく出し入れされているのが見て取れる。
(モザイク・・荒いな・・。)
再び、彼女へと視線を戻し、その体に自らの唾液を広げていく。両手でお乳を優しくほぐしながら、舌先でお乳首さまを転がした。
ザワ「やっあっ・・」
AV嬢「イクイクー!」
(うっせえな・・)
俺はリモコンを手に取りテレビ向けて音量を下げる。そしてリモコンをシーツの上にポイッと投げ捨てた。
(これでよし・・と。)
再びザワ子に顔を向けると、彼女が薄目を開けてコチラを伺っているのがわかった。そして彼女はすぐに目を閉じた。
(いかんいかん!集中せねば。)
入念な愛撫を続け、彼女の下着を脱がす。秘部に指を這わせるとヌルヌルと粘り気のある液体がまとわり着いた。
しばらくあんな事やこんな事をした後、俺は無言のまま、枕元にあるコンドームを取りに行った。
チラリ・・。テレビを見ると、セクシー女優は女子高生の恰好をさせられ「2対1」のアンフェアな混戦持ち込まれていた。
そして恍惚の表情で、二つのチ〇コを交互に口に含んでいる。
(なんて卑怯な・・。)
俺は怒りに震えながら、コンドームを自らの息子に装着する。僕は・・もう画面に釘付けだ。
YUTAROは、TVの方向へとチラチラ視線をやりながら、ザワ子の元へと帰還する。
「入れちゃうよん♪」
ザワ子は頷く。俺はザワ子のアソコにチ〇コをあてがいながら、腰を前に押し出した。
吸い込まれるかのように、息子が彼女の中へと納まると、四方八方から締め付けてくる。
彼女のアソコはアイ〇スオーヤマも作れないほどの名器なのだ。
俺はゆっくりと確かめるかのように、前後に腰を振る。
その度に、ザワ子から可愛らしい声が漏れる。そしてYUTAROは「うっかり射精」をしそうなほどの快楽をじっくりと味わった。
チラリ・・。
TV画面の中では、さきほど女優が、二人の男から交互に入れられている。
俺はザワ子の顔へ視線を戻す。TVの中のセクシー女優の容姿と比較すると・・明らかにブサイクだった。
(いやいや、何言ってんだ!ザワ子は素晴らしい女性だ!)
俺は彼女だけを視界に入れる事にした。目を閉じ、濃厚なキスをしながら、俺はただひたすらに腰を振った。
すぐに抑えようのないものがこみ上げてきて、俺は射精による痙攣を繰り返した。
「なんかごめんね・・。」
ザワ「何がですか・・?」
「いや・・なんでもない。」
AVを見ながらのエッチは俺には向いていない。
翌日。ザワ子を自宅の近くまで送っていく。
「めっちゃ楽しかった。ありがとう。また遊んでね。」
俺はお決まりのセリフを吐く。
ザワ「はい。是非♪」
4年後の今日。未だに彼女には再会できていない。俺はまた、あの声が聞きたい。