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金沢駅

【金沢の出会い】顔はブスだけど声が可愛くて名器な女

金沢駅
目次

金沢まで会いに行く。どう見ても遅刻確定。

金沢駅

俺は阪神高速を突っ走っている。

「かなりせっかちなデートをしちゃったな・・。」

なんで・・京都とかチョイスしちゃったんだろう。無駄に大風呂敷広げちゃったわ。

かなり変わり者な印象を与えてしまったかも・・。遅刻もしちゃったし。

彼女を帰したとたん、モヤモヤした気持ちが残る。

 

「まあ次回のアポも取り付けたし、次は挽回できるようにしよう。次があるかどうかは微妙だけど・・。」

俺はボソボソとひとりごちると、ハンドルをグッと強く握り、アクセルを静かに踏みこんだ。

大阪⇨金沢。タイムリミットは三時間。距離は300キロ。

遅刻

金沢までは、約300キロ。次のアポまで残り三時間しかない。

もちろん下道では絶対に間に合わない。

 

でも高速に乗って、120キロくらいで走れば、単純計算でいけば間に合うはずだ・・。

緊張で胃がきゅっと引き締まる。手のひらに汗が滲むのがわかる。

第二京阪に入り、制限速度が上がる。

「行け!行け!」

スピードメーターの針がグイッと角度を上げる。

「ぬぬ!渋滞!」

スピードが上がったのもつかの間、すぐに渋滞にハマってしまう。

「チクショウ!夕方は混むぜ(泣)」

 

ようやく名神高速に繋がる、この辺りは既に滋賀県だ。

スキあらば追い越し車線を走り、早い車に煽られそうになると走行車線へ・・。

さっきからこれを繰り返してばかり。減っていくガソリンとは引き換えに、ストレスが溜まって行く。

 

草津SAでおトイレ&コーヒータイム。

事故ったら元も子もない。わずかでも休憩をとろう。

それから琵琶湖に沿って、突っ走っていく。

北陸自動車道に入る頃には、辺りは、すでに真っ暗だった。

まぶたもずっしりと重い。

南条SAに入り二度目の休憩。肩と腰は鉛のように重くなっていた。

まだ福井県に入ってそれほど走っていない。

残り20分。福井で諦める。

金沢市まで約100キロだ。

「あ~~~~!!あ~~~アカン!!」

俺はスマホを見ながらガックリと肩を落とした。

あと20分で待ち合わせの「午後8時」だった。

「どん兵衛」を4つ作る時間しか残っていない。

終わりのタイムリミットは刻一刻と近づいていた。

 

「なんだろうか。なぜだろうか。」

破天子と京都に行ったのが、もう遠い過去のように思える。

それだけ俺の心臓は早く脈打ち、寿命を削ったであろう。

 

ヘリで向かっても間に合わない気がする。

(今日だけで2回の遅刻か・・どうしようもない人間だな俺は。)

 

単純計算でも間に合うはずがなかった。ずっと120キロのスピードで走り続けることなんてできない。

渋滞もあった。人間だもの休憩がいる。オービスも怖い。そして俺は頭が悪い。

「時間をズラしてください。」一日に二回も遅刻するクズ。

「ごめんなさい。午後8時を9時にして貰ってもいいですか(泣)ちょっと外せない用事ができてしまって・・。もしかしてもう家出ちゃってる?」

そう相手にLINEを送る。少しの可能性を信じて。

今日二度目の遅刻が確定した。クズすぎてもう人間やめよう。

アポの相手のご紹介

ということで今日の相手の紹介をば。

名前:ザワ子

年齡:20代半ば

出会ったサイト:YYC

金沢市内在住の事務員さん。LINEでのやりとりは1ヶ月ほど。それなりに長いが、いまだに敬語でのやりとりを続けている。

奥手なのか育ちがいいのかわからないが、なんとなく期待は大きい。ちなみに顔写メ交換なしのアポだ。

金沢市に入る。LINEの返事を見るのが怖いの。

俺はLINEの返事を見ないまま、SAを飛び出した。

あとは少しでも早く着くようにひた走るだけだ。

滑るように車は夜の高速を進んで行く。福井市を過ぎれば、車の数も減ってスムーズ走ることができた。

 

既に午後8時は回っている。LINEの返事は怖くて見ることができなかった。

 

「やってる事が昨日とたいして変わってないやん・・。むしろ昨日よりも酷いやん・・。」

 

破綻しかけている計画。もう見直しは効かない。

午後8時40分。やっと金沢市に入り「金沢西IC」で降りる。

 

ようやく彼女からの返事を確認することができる。

「さーて!返事来ちゃってるかな!?来てないかなあ!?」

俺はカラ元気でそう叫び、信号待ちでそっとLINEを確認するのだった。

彼女が予定の変更を受け入れてくれればいいのだが・・頼むでしかし。

LINEの返事は・・来ていた!

後は内容だ。レッツ!既読!

ザワ「そうなんですか~全然大丈夫ですよ。もう出てきちゃってるので、スタバで時間潰してますね~用事が終わったら連絡ください。」

「ザワ子~!!!」

俺は神に感謝した。ザワ子という女神に感謝した。

「本当にごめんね。もうすぐ終わるから。」

そう返事を送って、予約していたA○Aホテルへと向かう。(とりあえずチェックインするため)

ほっとしたら、気をつけたいのが「安全運転」だ。事故ったら元も子もない。

幸いホテルは、待ち合わせ場所から近い、金沢の繁華街「片町」にある。

これなら9時ギリギリでチェックインできるかもしれない。

街中を走り、車を停めて、ホテルにチェックインをする。荷物は車に残したままだ。

 

「すいません。遅くなりました。すぐに出るのでチェックインだけお願いします。」

宿泊者情報を書いて、お金を支払う。そして早歩きでホテルを飛び出した。

 

スマホを見ると午後9時3分。

遅刻のさらに遅刻で、もう社会人としては完全アウトだ。

すぐにLINEでザワ子に電話をかける。いちいちピコピコやってらんねえんだよ。

電話したら声が可愛すぎて○起するレベル

ザワ「はい・・。もしもし。」

(え?え?声がすんごくカワイイんだが・・。ハアハア。)

天使?そのエンジェルボイスだけでご飯三倍は頂ける。抜ける。ずっと聞いていたい。

「はあ、はあ。すいません遅くなりました。YUTAROです。いま終わりました。(なにがだよ。)お待たせしました。」

大阪から300キロの距離を走ってきたなんて言えない。だって完全に頭おかしい人認定されるもの。

ザワ「フフッ・・。大変でしたね。お疲れ様です。」

天使様からは、全てを見透かすような言葉が返ってくる。

「すぐにそっちに行きます。どこいけばいいですか?」

ザワ「えっと・・東急のスタバにいるんで・・YUさんはどこにいます?」

「か、片町の交差点っす。」

ザワ「じゃあ片町一丁目の交差点で合流しましょ。」

「わかりました。着いたら電話ください。」

尊敬の念を込めて、つい敬語で喋ってしまった。

片町一丁目で会いましょう

片町一丁目

「あの・・片町一丁目の交差点ってどこですかね?」

客引き「すぐそこですよ。」

「ありがとうございます。また後でキャバクラとか紹介してください。(社交辞令)」

客引き「お待ちしてますw」

キャバクラの客引きのお兄さんに道を聞いて、片町一丁目の交差点へ向かう。

声が可愛かったら顔も期待していいの?

信号を待っていると、LINE電話がかかってくる。

交差点の向こう側には、何人かの女性がいる。

うーん。どれだ?どの子だ?

俺は目を細めてスマホに耳を当てて女性を探した。

あれだけ声も可愛いのだから、きっと美人さんなはずだ。

俺の期待値はどんどん上がって行く。

夜の金沢を満喫。ちょっとブスだけど全然抱ける女。

LINE電話を出ると、すぐに選択肢は絞れる。

片町一丁目の交差点の向こう側で、スマホに耳を当てている女の子は一人だけだったからだ。

白いカーディガンにジーンズの彼女。

眼の前をスーッと爽やかな秋の風が吹いた。

「わかったかも。」

ザワ「フフッ。私もです。」

「そっち行くから待ってて。」

ザワ「・・はい。」

 

信号が青になり、俺は歩きだす。交差点を渡りきり、彼女に笑顔を向けた。

彼女も同様に笑顔を返してくる。

 

「ごめんね。お待たせしました。」

ザワ「全然ですよ♪」

 

彼女の透き通るようなキレイな声。清潔感のある服装。そしてコロンの良い匂い。

でも彼女は・・・ちょっとブスだ。

目を閉じると、美人。

だけど視界に入れるとちょっとブスだ。

性的に全然ストライクゾーン!

でもガッカリはしなかった。

俺には、これぐらいがちょうど良い。

いや、今の俺にはもったいないのかもしれない。

声も可愛いし、清楚だし、全然ヤレる。性的にはストライクゾーンを外れていない。

 

「ごめんね。お腹空いたでしょ?」

ザワ「いつも仕事の時は、このくらいの時間にご飯食べるから大丈夫です。」

なにより性格が良い。たぶん。

「とと桜」で炉端焼き。「バースプーン」でしっぽり。

炉端焼き「とと桜」へ

とと桜

細い路地を二人で歩き、たどり着いたのは、片町にある炉端焼きの「とと桜」というお店。

カウンターに二人は座った。眼の前には、新鮮な地元石川の野菜がならんでいる。

 

「活気があって雰囲気いいお店だね☆ザワ子ちゃんはお酒は飲めるほう?」

ザワ「はい。大好きです。でもあんまり強くはないですけど。」

酒好きで酒があまり強くない。これは安上がりの良物件である。

 

「とりあえずビールで良いかな?」

ザワ「はい。でも小が良いかな。」

 

生中と生小を頼む。ついでに注文したのは、

刺盛り、百万石椎茸、くんたまベーコンのポテサラ、じわもん野菜スティック、五郎島金時(さつまいも)、長葱、エイヒレ。後は忘れた・・。

かなりオッサン寄りのチョイスだ。

 

「この椎茸・・肉厚でめっちゃ美味いんだけど・・。」

ザワ「ほんと!なんか椎茸じゃないみたい。」

 

この「とと桜」は野菜系が新鮮ですごく美味しかった。焼いてもよし、生でも美味い。

昨日のお好み焼きに続いて「当たり」だ。

石川の日本酒はあなどれない旨さ

「・・ヤバイ日本酒が飲みたい。」

ということで地酒を「冷」で注文。

ザワ「じゃあ私も一緒に日本酒飲みますね。」

お互いでお猪口につぎあう。

「お酒もめっちゃ美味いんだが・・。」

石川の地酒めちゃめちゃ美味い。・・侮れぬ。

ザワ「炉端焼きとセットだといくらでも入りますね。」

あっという間に5合ほど飲んでしまっていた。

ザワ子の目が座ってきている。

でも酔っ払っているせいか、さっきよりも少し可愛く見えるから不思議だね。

とと桜の店舗情報

公式HP:https://totozakura.owst.jp/

住所:石川県金沢市片町2-5-5

TEL:076-222-8724

美味い度:★★★★☆

実はキャバクラの客引きのお兄さんに教えてもらったお店。お客さんで賑わっていた。野菜が目の前に置いてある楽しいカウンター席に座らせて頂いた。

地物の新鮮野菜を使った料理が、とにかくお酒に合う。気がつけば日本酒のおかわりが止まらなくなっていた。店の雰囲気も活気があって、肩の力を抜いたデートで使うにはもってこい。

もう一軒!二次会へ

「よし!もう一軒行っちゃう?」

北陸の美味しい日本酒を飲んでテンションはMAXだ。

ザワ「いえい!」

「よし(食べログで)良さげなとこ探すからちょっと待ってて!」

少し眠かったが、宴はまだまだ続くのだ。

 

俺は黙ってザワ子の手を握った。

彼女は一瞬ビクッとなったが、こちらに寄り添ってくる。

ああ・・可愛い。ああ・・よく見るとブスだ。

 

これを繰り返しながら、二人は手を繋いで、金沢の夜の街を歩く。

美人の彼女を連れて行きたい「バースプーン」へ

バースプーン

次に訪れたのは「バースプーン」というお店だ。

マスター「いらっしゃいませ。」

薄暗い店内にバーテンダーが一人。他に客はいない。かしこまってしまうオーセンティックな雰囲気。

 

マスター「お飲み物はいかがなさいましょう。」

「とりあえずラフロイグのハイボールをください。ザワ子は何が良い?」

ザワ「うーん。こういう所で飲むの初めてだからよくわかんないです。」

「じゃあカクテルとか作ってもらう?なんかオシャレなヤツ(雑)」

ザワ「わーいいですね~♡」

「じゃあ、オシャレなカクテル作ってくださいw」

マスター「かしこまりました。」

マスターの手際よくシェイカーに入れていく姿がかっこ良すぎるぜ。すごく丁寧なお仕事。

 

シャカシャカシャカ・・。トクトクトク・・。シャカ!

三角グラスに赤いカクテルが注がれる。

 

ザワ「わー!キレイですね!」

「よし、じゃあ乾杯!」

ザワ「あっ美味しい・・。ひゃああ、結構強いかも・・。」

それはお前を酔わせるためなんだよ!

 

「あんまり、一気に飲むと後でベロベロになるから、チェイサーと一緒にゆっくり飲みなよ。」

ザワ「チェイサーってなんですか?」

「えっと・・。水のこと?」

※正確には強いお酒の後などに、一緒に飲む飲み物。水やジュース、お茶、ビールなどなど決まりはないらしい。

 

彼女も店の雰囲気が気に入ったのか、マスターに新しいカクテルを作ってもらっている。

この日記には似つかわしくないほど、大人な世界だ。

 

ザワ「あっこのカクテルも美味しい・・。アハハ・・。」

 

その言葉を最後に彼女は、カウンターに突っ伏すかのように潰れてしまった。

バースプーン(Bar Spoon)の店舗情報

食べログ⇒https://tabelog.com/ishikawa/A1701/A170101/17000079/

住所:石川県金沢市片町1-5-8 シャトービル1F

TEL:076-262-5514

大人デート度:★★★★★

金沢にはいいバーがたくさんあるが、バースプーンはその中でも特に推したい。バースプーンの落ち着いた大人の雰囲気は、きっとアナタをダンディに演出してくれるはずだ。バーテンダーさんが一番ダンディなので、二番目を目指そう。

彼女に濃いめのカクテルを進めれば、美味しさでゴクゴク・・。きっと酔い潰すことができるだろう。(ゲス)

酒の飲みすぎで女子さんつぶれる

マスター「お連れさん、潰れちゃいましたねw」

「・・すいません。」

マスターさん(すげえいい人)と会話をいろいろと楽しみながら、夜は更けて行く・・。

(さて・・ザワ子潰れちゃったけど・・どうしようか?)

紳士は黙って介抱だ。

ホテルに誘おうと思ってた彼女が突然ゲロを吐く時の心境。

Barスプーンを出て、再び夜の金沢へ吐き出される。

さて、どうしようか?雰囲気も上々、彼女も酔っ払っている。よし!ホテル誘うなら今だ。

彼女がいきなり戻した。・・困るんですけど?どうする?

ザワ「おえ・・オロロロ!」

「・・・え?」

横から突然ゲロが現れた。

状況を把握するまで、まるで時間が止まったかのような感覚に襲われる。

「・・大丈夫?」

ザワ「だ、だ、オロロロロロロ!」

ザワ子は道端で吐いている。

食べたもの、飲んだもの・・金沢の美味しいものを凝縮した液体が、ちょいブスの彼女から吐き出されていく。

ビール、日本酒、カクテルとちゃんぽんしすぎたのが良くなかったのかもしれない。

 

(お酒はあんまり強くないって言っちゃってたからなあ・・。ちょっと悪いことしちゃったかも。なんか罪悪感。)

 

この辺りは、石畳が敷かれている、すごくきれいな場所なので、「ゲロ吐きやすいスポット」がなく、仕方なく植木の隙間にある小さな排水口(のようなもの)にオロロさせて頂いている。

キレイな金沢の街を汚してしまってすいません。

ドン引きしないように介抱するのは至難の業

さすさすさす・・。

俺はその背中を、ゆっくりと擦った。

彼女のカーディガンの上から、ブラのホックの段差を手のひらで感じる。

じっとその背中に集中することで、彼女の吐瀉物から目を背けることに成功した。

 

ザワ子は嫁入り前の女だ。そして育ちの良さそうな女だ。

彼女も問答無用でゲロを吐いている姿を、まじまじと見られるのは本意ではないだろう。

たとえ美人だとしてもゲロを吐いている姿はブサイクになる。

ちょいブスのザワ子なら、幻滅してしまうかもしれない。そうなると・・性欲を失ってしまう。

世の中には見ないほうがいいもの、見てはいけないものが存在するのだ。

 

ザワ「YUさん・・あの・・ごめんなさい。・・バッグ・・。」

「バッグ?バッグがどうしたの?」

ザワ「バッグの中にハンカチがあるんで・・オロ!オローロアーノ!」

少し落ち着いたと思った刹那、イタリア語っぽくゲロを吐く彼女。

 

「よ、よしわかった!バッグからハンカチを取ればいいのだね?」

ザワ(コクコク・・。)

バッグからハンカチを取り出し、彼女に手渡す。

お水いる?それとも?

ザワ「ふうう・・だいぶ、楽になりました。ありがとうございます。」

「全然、俺こそお酒飲ませすぎちゃってごめんね。」

ザワ「私が悪いの・・カクテルもすごく美味しかったし・・。」

こんな時にまで丁寧な彼女。

「コンビニでお水買って来ようか?それともほ、ほて・・。」

この後、俺はすごくベタな言葉を吐くのだった。

休憩しようぜ!ゲロぐらいでヤラなかったら男が廃る

「お水買って来よか?それとも・・。どっかで休憩できるとこ行く?」

休憩とはすなわちラブなホテルのことだ。

清楚そうな彼女でもさすがにその隠語はわかるだろう。

体調が悪いからこそラブホの休憩が効く!

ザワ「・・・。」

「ほら・・ゆっくりできるし、心配だし、俺、なんもしないからさ・・多分。」

ラブホに誘うのは、いつまでたっても慣れない。

ザワ「・・そうですね。もうちょっと一緒にいてください。」

「え?いいの?」

なんなくOKが出た。これまで積み上げてきたものが報われた。背中擦ってて良かった。

優しい言葉とエスコートが重要

「もう・・大丈夫?歩ける?お水だけでも買ってくるわ。ここで座ってて。変な人に話しかけられても着いてったらダメだからね。」

ザワ「・・すいません。わかりました。」

俺は早足で歩き出す。ちょっとスキップした気分だ。

 

マックの前にあるセブンイレブンへと向かう。

siriにラブホの場所を聞いてはいけない。

(てか、一番近いラブホってどこやろ?)

「ヘイ!Siri!近くにあるラブホを教えて。」

Siri「スイマセン。ヨクキコエマセンデシタ。」

「・・・(てめえ)」

 

これ以上大きな声でハキハキと、Siriに話しかけるのは恥ずかしいので、結局Webで調べてみることに。

Siriたん次回は頑張ろうね。

金沢のラブホへ、ネオンが見当たらない。

(おお・・ホテルすぐそこにあるやん。)

 

この辺りは金沢の飲み屋街でもあるので、ラブホもちゃんとある。

問題は今日泊まる予定だったアパなホテルだ。既にお金は支払ってしまっている。

ビジネスホテルなので、もう一人泊めるのは難しいし、部屋もベッドも狭い。

 

若い頃なら、勢いでなんとかなったかもしれないが、この歳だと、さすがにスマートじゃない。大人って大変。

仕方ない・・チャンスはお金には代えがたい。

特に出会い旅は明日がない分、即日エッチの難易度が高いのだ。

 

A◯Aホテルは明日朝イチでチェックアウトしよう。一度も部屋に入らないままチェックアウトってのもおかしいが・・。

 

「お待たせ、はい。これお水。」

ザワ「あ、ありがとうございます。」

「じゃあ行こうか・・ネットで調べたらホテルすぐそこに存在してた。」

ザワ「はい。よかった。」

俺は彼女の腰に手を回し、よろめかないように歩く。

 

もう片方の手はスマホでホテルまでの道のりを確認している。

(ハイ!ハイ!ラブホと言ったらネオン!ネオンと言ったらラブホ!)

頭の中で叫びながら進む。

 

ザワ子がゲロを吐いた場所から5分ほど歩く。

(うーん、確かこの辺りだよなあ・・・ラブホなんてないんだが・・?・・え?まさかここ?)

 

・・ギラギラしたネオンが見当たらない。

「タウンホテル41」ラブホテルのようで・・。

タウンホテル41

※昼間の写真だけどホテル感ゼロ。

「タウンホテル41(フォーティーワン)」

 

まるで某アイスクリームショップのような名前のラブホである。下には飲食店が入っていて、その横にホテルの入り口がある。少し判りづらい。

よく見ると他にもテナントが入っている。

「ここ・・でいいのかな?」

ラブホというよりも普通のビジネスホテルって感じだ。

不安になりながらも、ここまで来ちゃったもんだから突入。

 

フロントもしっかりとあり、どう見ても普通のホテルだ。

どうやらカプセルホテルも併設されているらしく、俺の不安はより一層高まった。

 

「あの・・泊まりたいんですが・・。」

フロントの方から料金コースの説明を受ける。

ラブホ特有の「休憩(シャワーユース)」、「フリータイム(デイユース)」などがある、ほっと胸を撫で下ろす。

 

「このレイトチェックインでお願いしまっす。」

 

料金もラブホと同等か、それ以下の良心的なものだった。

このホテル、何度も外出OKらしく、ビジネスや観光で泊まる人も多いらしい。

ちなみに二人まで宿泊可能。ビジホとラブホのいいとこ取りだ。

 

(こ、これはいいところ見つけちまったぜ!融通も効くし。これから金沢に来た時にはココに泊まろう。)

A◯Aホテルの支払いは痛かったが、新しい発見が出来たので、良しとすることにしよう。さて部屋にチェックイン。

 

キレイで清潔感はあるが、ラブホとしては少しそっけない。逆に普通のビジホとしては、なかなか良い。(マッサージチェアも着いとった。)

部屋

※ちゃんとラブホっぽい部屋もあるよ!

そこで拒否する?俺って頑張ったよね?

軽く部屋を見回り、ソファでタバコを一服。

ニコチンとタールの影響で軽いヤニクラ現象が起こる・・。

 

(ああ・・今日も一日頑張った。)

 

横に静かに座っている、ザワ子の肩を抱いた。

俺は彼女の唇に向かって近づいて行く。

 

ザワ「・・・ダメです。」

「ええ・・。」

ホテルまで来たのにキス拒否ってどういう事?

まさかのキスグダ。俺は少し悲しい気持ちになる。

(もしかすると、タバコの匂いが苦手なのかもしれない。)

キスNGの理由はお口の臭いだ!

「キスもダメ・・なの?」

ザワ「・・私、さっきまで戻しちゃってたから。・・汚い。」

ホテルまで来て、キスを拒否される理由はだいたい(相手側の)お口の臭いが原因だ。

「え?私の口?臭さすぎ?」

でキス拒否モードになることが多い。(そんなに経験ないけど)

解決策はさっさと「歯を磨かせる。」(自分が原因なら磨く)

それ以外のケースなら、「相手に彼氏がいる」事も考えられるが・・。滅多にないわ。

 

彼女が、ついさっきまでオロロンしていたことを忘れていた。

その酸味と芳しい匂いを楽しめるレベルになるには、俺はまだ経験値が足りない。

清楚な彼女が戻ってきた瞬間だった。

理由を聞いて、急にヤル気が出る僕。

「吐いたのは気にしなくて良いから。俺とか日常風景だしw・・もう気分は良くなった?」

俺は彼女の手を握り、手のひらを優しくマッサージしながら語りかける。

 

ザワ「はい。なにもかも全部出ちゃったので。」

「カクテルが強かったのかもね。」

ザワ「でも美味しかったです。」

「少し休んだらお風呂入ってきなよ。お湯入れといてあげる。」

さっさと身と口を清めて来いや!

 

ザワ「・・すいません。ありがとう。」

落とすまでの最後のツメ

風呂にお湯を溜めに行く。さて、最後のツメだ。

時間に余裕はあまりない。なぜなら俺は・・結構眠くなって来ているからだ。

 

ドボドボと風呂に流れるお湯を眺めながら、今日一日の事を考えた。

難波で寝坊して、いきなりの遅刻。

破天子とあべのハルカスに行って。そのまま京都へ走り。

清水寺の舞台からアイキャンフライ。

大阪に戻ってからの金沢。安定の遅刻。

それからザワ子との楽しいデート&悲しいリバース。

そして今に至る。

結果的に彼女が吐いたことでスムーズにホテルに誘うことができたのかもしれない。

「こ、濃いわ・・。まだ二日目やぞ?」

日常の一週間分くらいの濃さだ。

「もう・・ゆっくりしたい。」

バスルームを出て、洗面所でアメニティの歯ブラシを手に取る。

歯を磨きながら、ザワ子の元へと戻る。

 

「ゴシュゴシュ!10分くらいでお風呂入れると思うよ。ゴシュゴシュ!」

これは「お前も歯を磨いて来い!」アピールである。

ザワ「ありがとうございます。じゃあお先にお風呂入りますね。」

ザワ子がバスルームへと消えて行った。

ぶちまけたいけどできない。

ゴシュゴシュ!ゴシュゴシュ!

「・・どうしよ。」

彼女がバスルームに行った、おかげで俺は口を口をすすぐことができない。

仕方ないのでエロチャンネルを見ながら、いつもよりも丁寧に歯を磨いた。

 

30分ほどして、ザワ子が出てくる。遅えよ・・。

彼女からはボディーソープの匂いが、漂っている。

 

ザワ「お先です。あっ・・ごめんなさい。」

口を手で隠して何かを耐えている。俺に何が起こってるのか気づいたようだ。笑いを堪えている。

俺は洗面所に走りこみ、溜まりに溜まった歯磨き汁を洗面ボウルへとぶちまけた。

 

(さて・・次は俺がぶちまける番だ!)

そして、そのまま服を脱ぐのだった。

彼女のアソコは名器?男を惑わす迷器だった。

俺は金沢女「ザワ子」とのエッチを目指す。

まずは全てをキレイにしなければ・・オッサンになると臭いには敏感にならなければならない。

オッサンになると「臭い」は許されない

オッサンにもなると、食べカスは天敵だ。放置しているとガチで口臭がやばくなる。

たまに歯間ブラシで歯の間を掃除した後に、ブラシの臭いを嗅いでみると気絶しそうになる。・・でも嗅ぐ。

共感できる人はリツイートだ!

俺は口をすすいで、人差し指で歯を擦ってみる。

キュッキュという音がしたらOKの合図だ。エッチの前のエチケットは大事なのだ。

俺はタバコ臭でヤバくなった服を脱ぎ捨てて、バスルームへ入る。

(※オッサンのシャワーシーンは省略します。)

ヤルことやって寝たいが本音

ホテルのパジャマに着替えてプレイルームへと戻と、ザワ子がベッドの横にちょこんと座っていた。

 

ザワ「YUさん、さっきはご迷惑おかけしてすいません。」申し訳なさそうに謝った。

バーで酔いつぶれたこと?吐いたこと?30分も歯磨きしたこと?

「なんのこと?」と謝罪の理由を聞けばきっと長くなる。ヤルことやって早く寝たい。

「良いってことよ。それよりほら・・パジャマがお揃いだぞ♪」

あたりまえだ。ホテルのパジャマなんだから。うんキモい。

 

「隣に行っていい?」

ザワ「良いですよ♪」

俺は彼女の横へと移動した。

キスと抱擁と白い肌

「キスしてもいい?」

俺はタバコのヤニで黄ばんだ歯を「ニッ」と見せて言った。

ザワ「・・いいですよ。」

ザワ子の肩に手を回し、優しくキスを交わした後、激しいキスへと移行していく。唾液と荒い息が交わった。

 

俺は、パジャマの隙間からブラジャーに手をかける。

それほど大きくない胸の感触を確かめるように愛撫した後、抱き合ってブラのホックを外す。

ブラジャーがふわっと緩み、胸が開放されるのがわかる。

恥ずかしそうにするザワ子の表情と伝わってくる肌の熱。

 

息子「肩!温まってまーす!」

 

俺のチ〇コも先発準備が出来ているようだ。

自分のチ〇コに合う名器だと女の価値が上がる

「ささ・・お布団へ行こうか。」

ザワ子とベッドの中心へと移動させると、俺は彼女のパジャマを脱がしにかかった。

シックス・ナインでJust do it!

加賀百万石の白い女体が目の前にひろがる。

ザワ子のキレイな乳首を舌先で湿らせていく。控えめな喘ぎ声が心地よい。

 

クリトリスを指で丹念に刺激してやると、

ザワ「いやあ・・。」とつぶやく。

 

湧き出るオアシスからは、メス独特の匂いがする。

(ふうう・・。芳醇。)

 

シックス・ナインの体形へと変化する。腰が悪いのとさせてもらえないので、普段はあまりしない。

俺が彼女のアソコを吸い。彼女が俺のアソコを吸う。

二人はまるでナスカの地上絵のように美しい形を描いた。(意味不)

 

息子「Just do it! 」

名器すぎて腰が触れない。

「もう入れるよ?」

ザワ子は何も言わず頷いた。

俺は彼女が「ちょっとブス」ということすら忘れていた。

 

息子にコンドームを装着すると、濡れた秘壷へと入っていく。

「??」

腰をゆっくりと動かす。

「!!??」

もう少し早く動かしてみる。

 

(何これ!?めっちゃ気持ちいいんですけど?)

 

彼女のアソコは少しザラザラとしていて、腰をちょっと動かすだけで、とんでもないフィット感。

それは俺に強烈な快感をもたらした。まるで俺のチ〇コのためにオーダーメイドされたかのようだ。

「具合がいい=美人」という考え。

もうザワ子は美人にしか見えなかった。

 

(名器や!いや!男を迷わす迷器や)

 

我慢などできるはずも無かった。

腰を少し動かすだけで、いや動かさなくても気持ちいいのだから。

 

「ああ!もうアカン!ごめん!イク!」

開始から2分も経っていない。早漏と思われても仕方ない。でもイクの。

息子は初回からノックアウトされるのだった。

 

「あのさ・・来週も会える?」

 

帰りのルートに金沢が含まれた瞬間だった。

近江市場、兼六園と金沢城。金沢大人の観光デート

金沢での熱い夜が終わり、出会い旅3日目の朝がやってくる。

カーテンを開けると窓から見える朝日がキラキラと眩しい。

「I’m looking for a perfect sky。あなたと見たい完璧な空を。」

 

さーて!オッサンの出会い旅三日目が始まるよ!

 

今日のアポは富山市なので、ここ金沢から近く時間にも余裕があるので、この街を夕方に出れば充分に間に合う。

最悪でも北陸自動車道に乗れば「ピュン!」だ。

ザワ子とホテルでゆっくりダラダラ、キャッキャウフフと過ごして、体力を温存&回復&消耗する。

もうすぐ11時だ。そろそろホテルを出よう。

A○Aホテルのチェックアウト忘れる。

「うーん。なんか忘れてる気がするんだよなあ・・。なんだっけ?」

 

さっきから違和感が止まらない。俺は1つずつ記憶を辿る。

「あっ!!ホテルチェックアウトしてない!」

ガーン

こっちのホテル(タウンホテル41)ではなく、あっちのホテル(片町のA○Aホテル)の事だ。

 

「ご、ごめんちょっと忘れたことがあって・・ホテル出てもいい?」

ザワ子に事情を説明しようと思ったが、説明の仕方が思いつかない。

急いでこっちのホテルをチェックアウトして、あっちのホテルのチェックアウトに向かわなければ。

もう訳わかんねえな・・これ。

 

ザワ「私はどうしたら・・?」

「とりあえずここで待ってて!10分ぐらいで戻るから。」

俺は彼女にそう告げて、猛ダッシュで走りだす。

時間を過ぎても意外と許される。

A○Aホテルのフロントで事情を説明して、A○Aホテルを無事チェックアウト。

APAホテル領収書

ご迷惑おかけしました。結局、一度も部屋に入らなかった。6,000円が完全にムダ金・・。

でもチェックアウトの時間を過ぎても、実は追加料金はかからなかったりするものだ。(真似しないように!)

小京都金沢。兼六園と金沢城、近江市場へ。

「ハアハア!お待たせ!」

ザワ「大丈夫でした?」

「ハアハア!・・全然問題なしよ。(それよりも酸欠で死ぬ)」

 

ザワ「これからどうします?」

「そうだなあ・・せっかくなんで金沢観光したいっす!」

ザワ「えー・・と言ってもあんまり無いですよ?」

ウソつけ!小京都が!

 

「あるじゃない?兼六園と金沢城が。」

ザワ「行きたいとこあるなら最初から言ってくださいよw そこでいいなら付き合いますよ。」

地元の人って、やっぱり自分とこの観光地には興味ないのかな?

「ちなみに僕、夕方から用事があるんで」

我ながら身勝手なヤツだ。

ザワ「兼六園と金沢城なら夕方までかかりませんよw」

 

さてさて、観光である。観光は一人で行くよりも、二人のほうが5倍くらい楽しい。

話す相手がいないと「うんうん。」「ほうほう。」くらいの独り言しか言うことがないのだ。

まず最初は昼飯を食おう。北陸金沢と言えば、日本海の新鮮な魚介類だ。

まずは近江町市場巡り!

近江町市場カニ

※写真は素材です。写真撮ったんですが、見つからない・・発見され次第載せますね。

ということで街中にある、近江町市場へと向かう。

「うひょー!久しぶり来た!広いぜええ!」

近江町市場は業者を相手にするような卸売市場というよりも、「一般人向けの市場」「観光市場」だ。しかもかなり広い。

ということで、市場で働いている人達も、観光客に向けての威勢のいい売り方をしてくれる。

でも近江町市場で買うと少し高いので。値引き交渉をしてみてね。

 

また石川県はズワイガニの名産地で、石川で水揚げされたカニは「加能カニ」と呼ばれる。

カニのシーズンになると近江町市場にはたくさんのカニが並ぶ。ちなみにシーズンオフでも買えるけど海外産が多いぞ!

YUTAROが行った時はまだ禁漁期間だったので、加能ガニはお目にかかれなかった。

 

 

「ああ・・うっかり買いてえ・・あれもこれも買ってしまいてえ・・。」

 

ぶつぶつ言いながら市場を巡る。ただそこは旅の途中。大好きな生物は買えない。

結局、昨日「とと桜」で飲んだ、石川の日本酒を購入。

旨すぎたので、うっかり途中で飲んでしまいそうだ。

そのツマミとして甘エビのお菓子を購入。(※車の中で二年間放置されてました。)

海鮮丼

昼食に近江町市場で海鮮丼を堪能した後は、金沢城に向かう。

天守閣ないけど豪華な「金沢城」

金沢城

YUTAROの日記では、金沢に何度も来てるけど、金沢城に行くのは初めてだったりする。

橋を渡って大手門をくぐると、「広場広すぎいい!」となることだろう。

金沢城には野球がしたくなる広場(新丸広場)がある。

 

金沢城は全体的に新しい。めっちゃキレイなお城だ。

さすが加賀百万石のお城だけあって作りが豪華。YUTAROが行った時は「金沢城橋爪門二の門」が再建中のだった。(と思う)

現在は「二の丸御殿」を復元中。

前田!天守閣燃えちゃったってよ!

金沢城には肝心の天守閣がございません。城好きな俺としては、天守閣に上って殿様気分を味わいたかったが残念。

調べてみたところ金沢城は天守閣のないお城のようだ。

もともとはあったらしいが、落雷で燃えちゃったようだ。

前田さん的にはトラウマだったのか、財政難で再建するのが勿体なかったのか、理由はわからないが、焼失後から藩制が終わるまで天守閣は作られていない。

兼六園は素敵な日本庭園なだけじゃない!観光客の品が良い

兼六園

さて、お次は兼六園。でっかくて素敵な日本庭園だ。日本三名園の一つ。

過去に金沢に来た時に兼六園の周辺を散歩したが、ちゃんと中に入って見て回ったのは初めて。

一つ気になったのは、ここを訪れている観光客は日本人、外人問わず「品がいい」ことだ。

上流階級そうな、キレイなお嬢さんが結構いました。

 

「さあお嬢さんお手を拝借。」

ザワ「まあ!うふふ・・。」

 

彼女とのデートで使うと、まるで自分が上品な人間になったような気持ちにさせてくれるスポットなのだ。

サヨナラ金沢よ。また来週。

(ああ・・楽しかった!もう足が棒でござる。)

 

夕方になり、ザワ子と別れの時間が来た。

 

「昨日、今日と付き合ってもらって本当にありがとう。」

ザワ「私もすっごい楽しかったです。昨日は恥ずかしいところ見せちゃってごめんなさい。」

顔を赤らめながら彼女は言う。もう誰も彼女をブスなんて呼ばせない。

 

「では・・また来週。」

ザワ「はい。空けときますね☆」

帰りにもう一度この素晴らしい街に来るのも悪くないかもしれない。

 

続く➡出会い系失敗談!冷やかし?富山まで行ってすっぽかしされた!