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付き合いはじめの楽しさは異常

なんで付き合ったばっかりってこんなに幸せなの?

衛生女と苺女との二股生活を数日、その日は思ったよりも早くやってきた。

今日は彼女と桜の花見に行く日だ。

彼女と言うのは、『後カノ』である苺女のほうだ。

3月も終わりの今日。空は晴天。

気温も暖かく、絶好の花見日和である。

俺はいつもより少し早起きをして、シャワーを浴び着替えをする。

それから、いつもの日課の日記更新とメンテナンスをする。

苺女もまさか日記に登場しているとは思ってもいないだろう。

 

午前10時。電話がかかってくる。

苺「今から迎えに行くけん、準備しとってね♡」

彼女の声からは、機嫌の良さが伝わってくる。

付き合いたてのこの感じがずっと続けばいいのに・・。

 

う○こをしながら30分ほど待つと、部屋のインターホンが鳴った。

インターホンのモニターには、苺女の顔がアップで写っている。

「ありがと!すぐに降りるわ。」

 

エレベーターで下に降り、マンションのエントランスを出ると、彼女が笑顔でこちらに手を振っている。

こういうキャピキャピとした無邪気な行動は、無愛想な衛生女に無い良いところだ。

 

「ごめんねーわざわざ迎えに来てもらって。」

女性側に迎えに来てもらうことはあまりない。俺は彼女の気遣いに感謝した。

 

「だってYUちゃんお酒飲むかもしれないでしょ?」

彼女からすれば俺は「酒飲み」のイメージが強いらしい。

いつの間にか「さん」⇨「ちゃん」へと呼び方が変わっている。

こういう細かい部分から彼女になったという親しみと実感を感じる。

 

「え?飲んでもいいの?さーせん気を使って頂きまして。」

苺「お弁当もちゃんと作ってきたよ♪楽しみにしてて。じゃあ出発するよ!」

 

ああ・・目からウロコである。

 

向かう先は「花畑園芸公園(だったと思う)」。

ちなみに彼女の住む家のほうが公園までは断然近い。

・・ということは、来た道を逆戻りするということになる。

(衛生女はこんな面倒なことはしない。コイツ・・まさか尽くすタイプか・・?)

二股という彼女同士を比較出来てしまうチートプレイの恐ろしさを知る。

 

途中渋滞にはまりながらも、11時すぎに花畑園芸公園に到着。

この福岡市南区の柏原にある「花畑園芸公園」は「桧原運動公園」と隣接しており(ややこしい)、トータルすると結構な大きさ。

たぶんレ○ランドより広い。

ちなみに園芸公園のほうは駐車料金がかかるのでご注意。

 

「うおおお!めっちゃ桜咲いてるやん!」

苺「キレイだねえ!今日来て良かったあ!」

満開の桜を眺めながら二人で手をつなぎ園内へと入っていく。

 

(ニギニギ・・ニギニギ・・)

園内は沢山の花見客で賑わっていた。

少ないながら露店なども出ており、ステージでは何やら催し物が行われている。

 

「ベンチとか空いて無いね・・どうする?」

苺「ふふっ!ちゃんとビニールシート持ってきてますから!」

・・これは嫁にしたいタイプ。

 

俺たちは、早速ビニールシートを敷いて、席を確保すると弁当を広げる。

弁当の内容はおにぎり数種類と卵焼き、ウインナー。豚肉の肉巻き。ほうれん草のおひたし、きんぴらなど。

少し「お母さん風味」が漂う内容だが、オッサン的にはめっちゃ嬉しい。

「おほおお!このおにぎり塩加減が最高でんがな!中の具も好きなヤツでんがな!」

と少しオーバーリアクションで応える。

苺「YUちゃんビールは?飲む?買ってきてあげよっか?」

彼女は気を良くしたのかビールまでご馳走してくれるありさま。

俺・・明日あたり死ぬかも?

あらかた弁当を食い尽くして満腹&ほろ酔いモード。

2人でビニールシートに寝転がりながら桜を観賞する。

 

ああ・・幸せだ。でもこの幸せに慣れてしまってはいけない。

※この時撮った写真がなぜか行方不明でございます・・つい最近まであったのに(泣)5時間も探したのに・・。

つーことで今回の話しとは関係ないデートの写真があったので載せときまっす。(転載禁止)

ジャンプして~の・・。

着地!!オッパイに全く揺れを感じない。

サクラが満開でっす!でも乳に膨らみを感じない。

ここがどこか解った人すげえわ!

 

続く➡家事できる系女子は風呂掃除で二股を見破る?