女の子と「あっ!これヤルな」ってなる瞬間
すんなり家上げて頂くことに
一話目から読む⇨大阪ミナミの日本橋に住む、不思議ギャルと再会。【大阪出会い編】
「じゃあ・・どこでスイーツ食べるのよ?」
俺は少しむっとして彼女に聞く。
日「もしかして怒らせちゃいました?・・ごめんなさい。」
シュンとした表情で日本橋娘が言うので焦る。
「いやいや!ぜんぜん怒ってないよwびっくりさせるんだもん。」
俺は一生懸命取り繕う。また彼女の手のひらコロコロだ。
日「YUさんって真面目ですね~ボケにはツッコミですよ。」
さっきのはボケだったのか・・・。大阪って難しい。
日「家でケーキ食べます?寒くなってきたから、あったかいお茶でも飲みながらケーキ食べましょ!」
「なんでやねん!」
日「今のはボケじゃないですよ(笑)」
「え?家に行っていいの?」
日「YUさんってわかりやすいですねw」
・・・ん?なんだかんだでうまくいった。余計な策略を考える必要などなかったのではないか?
男の苦労が報われた瞬間
コンビニから数分も歩くと、日本橋娘の家だ。
オートロックのない古いマンションなので、セキュリティが心配である。
日「遠慮なく上がってください。」
彼女が玄関のドアを開けてくれる。女の子の部屋のいい匂いが鼻をくすぐる。
いよいよ、俺の野望も現実味を帯びてきた。お邪魔します!
1DKのいかにも大阪の一人暮らしといった部屋だが、清潔に片付けられていてカーテンの色味や、ラグカーペット趣味に女の子らしさを感じる。
(僕はこれからこの部屋できっと発情をするのだろうな。脱友達!)
彼女は俺を友達と思っているかもしれないが、オイラには下心がある!
日「部屋寒いですね。暖房つけますね。あっお茶もいれるんで待っててください。」
「え?いや・・お気遣いなく。(めっちゃ女子やん!ヤバイ!かわいい!)」
日本橋娘に感じた悪魔的な部分はどこへやら。
気持ちが「好き!」に変わっていく単純男。
日「お待たせしました。ケーキたべましょ!」
お皿に用意されたコンビニで買ったケーキとフォーク。そして熱いお茶。
幸せの形してやがる!もう涙で前が見えねえよ!
日「寒いから、もう少しそっちにいっていいですか?」
彼女がすりよってくる。一瞬ドッキリかと思ったわ!それにしても・・・なんちゅういい匂いだ!
「あーん♪」の幸福度って凄いよね。
日「ねえ・・・あーんして♪」
うひょ?どうした?急に大胆になる日本橋娘。
きっと酒の影響もあるのだろう。そろそろ「酒」の魔法から覚めてもおかしくないはずなのに。
あれか?歩いて帰って来たから酔が回ったのか?
「え?え?あーん。」
なんたる光栄だろうか?幸福度が凄い。
セクシー過ぎる唇
ケーキの乗ったフォークを向ける、彼女の薄くひらいたクチビルが艶やかでセクシーだ。
もうずっと「あーん」していたい。
お返しに彼女の口にショートケーキの切れはしをもっていく。
日「んん!美味しいー!」
そう言いながら、胸の前で手をブンブンと振る。そして唇のはしっこについた白い生クリームを舌先で舐めとった。
ああ・・女性の唇というものは、なんと芳醇にセックスアピールをしてくれるのだろう。
俺は魔法にかかったように、彼女のぷっくりとふくらんだ唇を凝視してしまう。
(お、美味しそう。)
奥手だと思われてた。もう我慢出来ない!
すぐにでも彼女の唇を吸ってみたい!
しかしここは必死で衝動を抑える。飢えるほどに、満たされたときの喜びは大きいのだ。
日「ねえ。あーんして。」
「はい。あーん。」
・・甘い。甘すぎてクラクラする。
日「YUさんって、意外と奥手なんやね。」
俺氏・・奥手だと思われてた!
ある意味彼女を騙せていたということだろうか?
日「口にクリームついてますよ。」
「え?どこ?」
日本橋娘はそう言って俺の口についた生クリームを、人差し指ですくい上げると、日本橋娘は自分の口に指を運ぶ。
(これやってくれる女が存在するとは!もう・・興奮を抑えきれない!)
俺は我慢できなくなって、彼女の魅力的な唇に狙いを定めると、飛びつくのだった!
もう奥手なんて呼ばせない。
友達だったのに、キスで距離は一気に縮まる。
YUTAROが顔を近づけると、彼女が目を閉じる。受け入れ準備はできているということか?
ムニュリ・・。少し厚めだけど、とてつもなく柔らかい彼女のくちびる。
キスというものはこれほど気持ちいいものだったか?
二人は舌を絡める。最初は控えめに、吐息がまざるほどに、聴覚が刺激され、激しくなっていく。
日本橋娘の熱い舌が攻め込んでくる。思ったよりも・・長い。
距離は一瞬で縮まっていく。
「あっ・・これヤレるわ。」
そう思う瞬間が来たのだ。
・・とうとうこの城も陥落である。友達としてしか見られていなかったと思っていた。
掴みどころがない天然彼女がいよいよ女になる時がやってきたのだ。
思ったより積極的な不思議ちゃん。もう友達ではいられない。
YUTAROの舌はかなり短いので、彼女の口の中にはなかなか侵入できずに防戦ばかりだ。
はぁ、はぁ。息苦しくなって、ちょっと休憩。
「ふう・・に、にんにく臭くなかった?」
日「ケーキの甘い味がした。」
「もっと食べる?ケーキ。」
日「ねえ・・YUさんの口から食べさせて。・・アカン?」
え!えーー!想像を超える積極性。
とりあえず、パクッと口にケーキを挟むと。
彼女はおいらの口からケーキにかぶりつく!
(なにこれ?スイーツになった気持ちや・・。)
ぐちゃぐちゃ、にちゃにちゃ!唾液と洋菓子がいったりきたりする。いきなりのディープなプレイ。
さっきコンビニでスイーツを選んでいた頃が懐かしい。
あの頃にはもう戻れない。特別なキスでもう脳内までとろけそうだった。
まだ身体を重ねたわけではない。キスをしただけだ。彼女の印象は180度変わってしまった。
二人の口内からはショートケーキが消え、甘い香りだけがただよっていた。
余韻に浸る間もなく、彼女は俺にまたがると、自らシャツのボタンを外しはじめた。