大都市東京へ、人妻さんに会いに行く
地元名古屋での三日間の休息を終え、充分すぎるほど英気を養った。一か月もの出会い旅を共にしてきた、愛車に再び乗り込む。
友男と一緒に行った婚活パーティーも、いい経験になった。YUTAROがこのまま独身が続くようなら是非とも参加していきたいと思う。
東京を目指して太平洋側を走る。
さて、これからYUTAROはこれから東京へと向かうのだ。人妻さんに会いに。
国道一号線をどんどん東へ進む。 結局沼津で燃え尽きる。道の駅の駐車場で就寝。さすがに金がない。節約しないとヤバイのだ。
寒さで朝起きると、コンビニで買ったおにぎりを頬張りながら、東京へ向かう。
首都圏に向かうにつれて、車の量は少しずつ増えていく。 横浜市を越え、川崎市を越えて東京に入った。
渋滞!渋滞!もうね!道の混み方が半端ないの!東京はいろいろおかしい気がする。この狭い土地に1000万人以上だぞ。つめこみすぎたオモチャ箱状態である。
東京到着!ホテルが高すぎるんだけど!
さて、本日のホテルを予約するため、『じゃらん』にアクセスする。
今日のアポの場所が都心なので、いろいろ調べてみるものの東京のホテルは料金設定が高いすぎる!
なんとか1万円以下のホテルを予約。財布がむせび泣いている。
芝公園のホテルにチェックイン。ベッドに転がって、いろいろな欲望をつめこんでいく。欲望が渦巻く巨大な都市で今日はどんな祭りになるのだろう?
「ふう!あったまった!」
昨日は車中泊だったので、一時間しっかり入浴。汗だくで濁りきった体の悪い成分を排出する。
PCMAXで知り合った純東京人の「年上セレブ様」
「万全な状態で挑もうじゃないの!東京に!今日の出会いに!」ということで今日のお相手を紹介。
名前 | 貴女 |
---|---|
年齢 | 30代前半 |
職業 | お水系 |
出会ったサイト | PCMAX |
生まれも育ちも東京という、生粋のセレブ。貴族も出会い系サイトを利用する時代になったのか?好奇心から来るただのお遊びか?
ちなみに相手女性の年齢は30代。YUTAROは若い子が好きなので、めったに30代の女性にアプローチをすることはない。でもオイラもそろそろ中年。30代の女性もターゲットに入れなければ今後の戦いは厳しいかもしれない。
待ち合わせ場所の渋谷駅へ
さて、香水を振って準備を整えたYUTAROは、待ち合わせ場所に向うことにした。
行き先は渋谷駅だ。渋谷のモアイ像だ。間違えた!モヤイ像だ。
待ち合わせまではまだ40分もある。電車なら乗り換えで確実に迷いそうなのと、帰宅ラッシュ時に巻き込まれのが嫌だったので芝公園から歩く。
肌寒かったが歩いているうちにあったまってくる。歩道を歩いている人は想像しているよりも少ない。
「東京民1000万人はどこに隠れているんだ?地下か?ビルか?」
やがて渋谷が、近づいてくると、少しずつ人が増えてきた。さすが日本が誇るの若者の街。道ゆく人も、YUTAROよりも若い人がほとんどだ。
渋谷駅到着!人が多すぎてヤバい
渋谷駅前には強烈な人だかりができている、なんじゃこりゃ・・・?なんかのお祭りかと思うほど人がいる。忠犬ハチ公もこれでは、ご主人様もみつけられまへん。
さすが世界4位の利用者を誇る渋谷駅。1日平均240万人が利用しているというから驚きだ!
(なんか・・緊張してきた。チーマーに絡まれたらどうしよ!ギャルサーに勧誘されたらどうしよう!渋谷って怖いイメージだし・・。)
俺は泣きそうになりながら、ようやくモヤイ像を見つける。しかし肝心のモヤイ像のまわりも人が多すぎる。
「まだかなあ~来るのか来ないのか?」
到着メールが待ち遠しくて携帯ばかりが気になる。俺は次第に渋谷という空間に馴染んでいった。モヤイ像と同化する頃、携帯がバイブする。
セレブな奥様からご丁寧な到着メール
(きた!到着メールだ!)
貴「お待たせしました。申し訳ありません、少し高いヒールで歩いてきたので遅くなってしまって・・いま渋谷駅に着きました。私は、青のワンピースと黒のコートを着ています。」
なんか妙に丁寧なメールだなと思いながら、俺は周りを見渡した。
(てか・・コート着てたらワンピースの色わかんないじゃん。)
・・と、思っていたら、ふと目に入った女性が青のワンピースと黒のコートを着ていた。(コートのボタンを開けていたのでわかった)
(あの人か?)
無事合流。AV女優の羽月希に似てた。
「あの・・YUTAROですけど・・貴女さんですか?」
女性は目をパチクリさせながらコクリと頷いた。
貴女「今日はよろしくお願いします。」
「いえ、こちらこそ。」
いつになく丁寧な言葉遣いにこちらもかしこまってしまう。
彼女は小柄な体格で、少し肉付きはいいが、太っているのとは違う。抱き心地のよさそうな30代の人妻だ。
顔はAV女優の羽月希に似ている。
彼女のまとっている青のワンピースは、青色とシンプルに表現するには複雑な色味で、生地も少し薄い。季節外れの花柄模様の刺繍がほどこされている。
ボディにフィットした繊細なつくりが、高価であることを物語っている。オシャレさはないが極めて上品だ。
品のある言葉使いに漂うセレブ臭
「まずはご飯に行きましょうか?」
貴女「そうですね。何がいいかしら?」
「かしら」だと?
彼女の口から出る、何年も聞いていないような「品のある言葉使い」は、俺を緊張させた。
「腹へった~!てかてか何食べよっか?今日は酒飲んではしゃいじゃうよーん!ペロペロ~ん!」
このくらい雑な女のほうが俺の「低IQ」に合っている。
「どこへいく?」でいきなりBAR?
「どういう店がいいですかね?すいません東京にあまり詳しくないものだから・・リサーチしてなくて。」
貴女「そうですか・・ではBARなんていかがでしょう。」
「あの・・・BARってお酒飲むところですよね?」
貴女「ふふふ・・・ご飯も食べられるダイニングバーですよ。私がたまに行くお店でもいいかしら?」
「えっと、はい・・おまかせします。」
俺個人としては、有名なうどん店『つるとんたん』に行ってみたいと思っていたが、その夢はもろくも崩れた。こんな発想をする女性に、「うどん屋行きたい」とは言えない。
(どうしよう・・お金足りるかな?)
財布の中身が気になってしょうがない。YUTAROの喉が緊張でゴクリと鳴る。
「腕を組んでもいいですか?」別格の気品。
視線は彼女の青いワンピースに落ちる。こんな気品漂う女性が出会い系に登録しているというのか?東京は未知だ。島根で会った女とかボロボロの服だったぞ!
タイトめのワンピースからは、太ももの形がうっすらと浮き出ている。なんとも言えない肉感だ。
貴女「あの・・腕を組んでもいいですか?」
彼女は少しハニカミながら言った。
「な、な、なんですって?」
これまで数百人もの女性とデートをしてきたが、こんなスタートは初めてだ。
「ぼ、僕の腕でよければ・・ど、どうぞ。」
そう言って俺は右腕を差し出す。
貴女「ありがとう。今日は寒くって。」
(この女、清楚に見えて・・実は男慣れしている?)
出会い系で男を漁る人妻は、一癖も二癖もあるのかもしれない。
積極的すぎて美人局を疑ってしまう。
(こんな現場を旦那とか彼女の知人に見られたら?もしかして美人局なんじゃ?)
俺の脳みそはパンク寸前だ。
「突然で申し訳ないですが、遺産が10億入りました。主人を亡くしてとても寂しいので、一度セックスしていただけませんか?謝礼に1000万受けとって下さい。」
これまでの出会い系のセレブと言えば悪質サイトのサクラというのが定番だった。でも現実に目の前にいるのだ。
(まんまと現場を押さえられて、後で高額な慰謝料を請求されるというパターンでは?)
手の込んだイタズラか?それとも本当に美人局なのか?
くんくん・・。彼女からは香とてもいい匂いが鼻をくすぐる。
「・・なんかいい匂いしますね。」
女「?なにかしら?きっとボディバターかな?さっきお風呂入ってぬってきたんです。」
??バターを体に塗るだと、なんじゃそりゃ?都会ではバターを体に塗るのが流行ってんのか?
(さしずめ俺は、ご主人様のバター犬ってか?ふふっ)
腕を組みながら、人混みをかき分けて渋谷のスクランブル交差点を渡る。そしてタクシーをひろった。
運ちゃん「どちらまで?」貴女が行き先をつげる。
「会ったことは内緒ですよ。」
「あの・・(出会い系)サイトとかよく使ってるんですか?」
いつもならもうこの辺で「敬語はやめてタメ口で話さない?」なんて言っているのだが、貴女の高貴さにペースが掴めない。
貴女「いえ・・あの・・」
「どうかしました?」
「今日会ったことは誰にもコレで。」
貴女が人差し指をたてる。内緒にしてくれという意味だろう。やはり既婚者だけに用心深い。
にもかかわらず、人目の多い場所で、男と腕を組んだり大胆な行動をする。うーむ・・よくわからない女だ。
「もちろんです。」
俺は真剣な表情で約束した。(でもブログには書いちゃう。)
「着きました。」と運転手が言う。
貴女「ここは私が払いますから」
「え?いや・・」
貴女「いいんです。こんなおばさんにいろいろ付き合ってもらっているので、今日は私に払わせてください。」
・・夢でも見ているんじゃなかろうか?(もちろんおばさんでもない。)
車を降りると、目の前には天にも届きそうな高層ビルがそびえ立っていた。
「こ、ここで飲むんですか?」
到着したのは高層ビル。こんな所にBARがあるの?
俺たちは豪奢な高層ビルの麓にたどり着く。ホテル?それともマンション?そもそも東京のどこなんだろうか?
キョロキョロとまわりを見渡すと、人通りがない。さっきまでの渋谷とのコントラストが、まるで別世界のようで頭が混乱してくる。
貴女「どうしたんです?早くお店に行きましょ♪」
「は、はい。てか・・ここですか?このビルの中でお酒飲んだり、ご飯を食べるんですか?」
貴女「そうですけど?嫌だったかしら?」
「いや・・こんなところにBARがあるのかなって思って・・」
貴女「うふふ。とにかくついて来てください。」
ビルの中に入り、エレベーターホールに到着。ずらっと何台も並ぶエレベーターの1つに入る。
貴女が最上階のボタンを押した。音もたてずにエレベーターの扉がしまる。
異常なほど早いスピードでエレベーターは上階へと上っていく。俺が住んでいるマンションのボロエレベーターとは、なにか根本的に違う。
このエレベーターの階数ボタンには、不良住人が押し付けたタバコの跡すらない。
最上階のBARへ到着。そこは豪華なセレブの社交場
エレベーターの扉が開く。無駄に広い受付がある。
受付を済ませて、店員さんに案内されて長い廊下を歩く。
(な、なんだここは・・。)
これがバー?広い店内は内装や調度品など全てが高級そうだ。外国人がピアノを引きながら美声を奏でている。
バリっとしたフォーマルな格好のバーテンダー。上品な服に身を包んだお客たち。
そして一面ガラス張りの窓からは、東京の夜景が一望できた。まるでテレビで見るような高級バー。俺の行きつけの安居酒屋とは雲泥の差だった。
(これが東京セレブの日常のなのか?)
小心者のYUTAROの膝はガクガクと小刻み震えている。
二人はカウンターに並んで腰掛ける。
貴「YUTAROさんは何を召し上がります?」
「えっと・・それじゃあビールで。」
緊張のせいか酒のペースが早い。ビールを立て続けに3杯も飲むと緊張もほぐれてだいぶリラックスしてくる。酒とは偉大な発明だ。
オシャレな料理を口にしながら、貴女との会話がはずむ。まるで夢の世界だ。
人肌恋しい?セレブな人妻が出会い系を使う理由
全てに満たされているはずの彼女は、なぜ出会い系で不倫相手を探しているのだろうか?
その理由が知りたくて仕方がない。
「貴女さんは生活に不自由はなさそうですよね。こんなすごいお店に来れるんだし。なんで出会い系サイトなんかで会ったりしてるの?」
酒の勢いと好奇心からYUTAROは確信を突く質問をしてしまう。でも一番聞きたかったことだ。一瞬、彼女の顔が強張る。
(これは、まずい質問をしたかもしれない。)
俺ははっとしてビールを一口含んだ。これは結婚生活にワケありな気がする。
貴女「あの・・そうですね・・どうしようかしら?」
これまで凛としていた女があきらかに動揺している。
「すいません変な質問しちゃって。なかったことにしてください。」
楽しい雰囲気を一変させてしまったことをYUTAROは後悔した。
貴女「いや・・いいんです・・あの・・私。」
迷った表情で戸惑っている貴女。何か重い理由があるのだろう。
貴女「あの・・嫌いにならないでくださいね。」
「も、もちろん。」
これから発せられるであろう言葉に俺は身構える。
貴女「・・旦那の稼ぎもそれなりにいいし、私も専業主婦としていい生活をさせてもらっていると思います。」
彼女を見ていたら旦那の収入がかなり良いのは、容易に想像がつく。
貴女「ただ夫は仕事が忙しくて、夜帰ってくるのは遅いし、なにかと出張も多いの・・一か月に数日しか帰ってこない事もあって。・・寂しいの。」
「そうですか・・(想像した通り寂しい系かあ・・。)」
貴女「それに・・あの・・結婚してから・・私達一度もあれがないんです・・」
「あれとは?」
「結婚してから一度もセックスしてない。」孤独すぎるセックスレス
貴女「結婚してから夫との性生活がないんです・・」
「え?一度もですか?」
貴女「・・はい。」
彼女の色っぽい唇がふるふると泣いていた。
「ふぇー!どのくらいですか?結婚してどのくらい経つんですか?」
予想を超えたカミングアウトに総毛立つ。
貴女「もう結婚して四年目になります。」
四年もセックスしてないだと?しかも結婚してから一度も?
「よ、四年?その・・結婚式の後とか、新婚旅行中もしなかったんですか?」
コクりと貴女がうなずく。・・結婚したら子供を作るって意味でもセックスをバンバンすると思っていた。
貴女「何度かそういう雰囲気にはなったんですけど、夫のアレが立たなくて。」
彼女は赤面しながら言う。
「ま、マジですか・・。」
これだけ色っぽい女性にチ○コが立たないとは!あまりに悲しく惨い。
もしかして旦那はゲイ?ED?
とにかく彼女の旦那はインポを超えた、「超インポヤロー」である。
(旦那さんはもしかしてゲイなんじゃなかろうか?)
「言いにくいんですが・・旦那さん男性が好きとかじゃないですよね?」
貴女「それは無いとは思います。浮気とか、そっちの気があるかとか興信所使って調べましたから。」
「・・ヒェッ!」
「じゃあ旦那さんはEDなんじゃないですか?もしかして結構年上ですか?」
貴女「10歳程上です。」
「あくまで僕個人の意見なんですけど、それくらいの年齢(40代)なら、まだまだ立つはずだと思います。その・・バイアグラ的な物を飲んでもらっては?」
俺も夜はそれほど強くないので、バイアグラ的な勃起薬は常用している。
貴女「そうですね・・あの人EDなのかもしれません。」
「一度病院でカウンセリングを受けてみては?」
なに親切に相談乗っ取んねーん!
貴女「でもなかなか言い出せなくて、夫はプライドが高い人ですから。」
・・プライドじゃセックスはできねえよ?
満たされない人妻=不倫・浮気予備軍
「それでPCMAXをはじめたということなんですね?」
探偵口調でYUTAROがつぶやく。
貴女「はい・・私って女性として魅力がないんじゃないかと思って。他の男性から見てどう思われるのか知りたくて・・。」
すごい悲しそうな表情をする彼女。なんかこっちまで悲しくなってくるわ。
よりにもよってPCMAXとは・・。このサイトを使っているということは、既に誰かと浮気はしちゃってる可能性は高い。
結婚して一度も抱いてもらった経験のない彼女は、旦那さんに愛されている実感がないのだろう。
女としての自信を失ってしまっている。セレブな生活を送っていても満たされない。
そして出会い系に手をだして、浮気・不倫の予備軍になってしまっているという事か。
既婚者の2割程度が浮気や不倫の経験があるという統計
統計では既婚者の2割程度が浮気や不倫経験があるという。浮気不倫をする女性は40代が最も多く次いで30代となる。
女性の性欲が強くなるのは30代~40代と言われている。逆に男性は30代になると徐々に性欲が衰えてくる。男女の性欲の逆転現象が起こるわけだ。
そして30代~40代の夫婦ともなるとセックスの回数が減少傾向にあり、最悪セックスレスなっていることも多い。
セックスレスが原因で不倫に走る既婚者は少なくない。
重度のセックスレス。彼女ほどの女性がわざわざ危険を冒してまで出会い系に手を出すのもこれが原因だった。
- 子供ができたから
- 旦那や嫁を異性として見れなくなった
- 仕事や家事育児で忙しい
- マンネリでセックスがめんどくさい
そんな原因でレスに陥る夫婦が増えている。日本人既婚者のおよそ3割以上がセックスレスらしい。
セックスレス予備軍を含めるともっと高い割合になるのではないだろうか?
YUTAROの友人はセックスレスが離婚の原因になることある。夫婦は体の関係も含めて仲がいいことに越したことはないっすね!
当ブログを読んでる既婚者の皆さん・・・たまには嫁さん(旦那さん)と愛し合いましょう。
とにかく彼女のショッキングな話は、今後の俺の婚活にも支障が出てきそうでもある。結婚って怖い。
せめて今日は俺が彼女をエスコートしてあげたい。女としての自信を取り戻して欲しい。
カマグラでドーピングしてでも燃え尽きるまで、彼女を楽しませようじゃないか?
俺はついに人妻と一線を越えようと前進するのだった。
俺は不倫相手「間男」に堕ちていく?
東京の高級バーで飲むこと2時間。いよいよ酒もまわり、会話も弾んでくる。東京の夜景は密度が高く、とにかく綺麗だった。
貴女が髪をかきあげれば、いい匂いと共に、セクシーなうなじがのぞいた。すぐにそのうなじにむしゃぶりつきたい。
こんな素敵なレディーが、旦那にとっては性的な対象とならない。セックスレスを通り越した壮大な放置プレー。まさに今世紀最大の謎である。
人妻の誘い方がわからない。
そもそも人妻さんってどうやって誘ったらいいのか?女性との経験は多くても、既婚者とは経験値が少なすぎてわからない。
貴女がベッドで乱れている姿は、容易に想像できるが、そこまで持っていく方法がよくわからない。結局このままリリースしてしまうのか?
「あの・・もう午後10時なんですけど、まだ時間あるんですか?」
もうすぐ午後10時。貴女の旦那が帰ってくる頃ではないのだろうか?
貴女「今日は、出張て帰ってきません。」さらっと答える。
貴女「それに・・まだ、ちょっと飲みたりないです~。」
今、まさに間男が誕生しようとしていた
(よっしゃ!ナイス旦那!)
YUTAROの下心はぐいぐいとズボンを押し上げてくる。
「じゃあ場所をかえますか?」
貴女「そうですね。YUTAROさんはお時間大丈夫?私、行きたい場所があるの・・・。」
このままラブホへ直行なのか?俺は彼女のワンピースをたわわに膨らませる胸を触らないように、正気を保つのでやっとだ。
出会い系で知り合ったとはいえ、間男として彼女にできる限りのことをしよう。
それが俺の役目だ!セックスなしで四年間放置した旦那の罪は大きい!(クズ)
いよいよ二人はバーを出ることにした。
高級バーのお会計に仰天!・・情けないけどセレブ妻に奢って頂く。
さてお会計である。
店員「お会計21,000円(税込)になります。」
「(白目)」
(は?ビールもカクテルも三杯くらいしか飲んでないのに2万円越え?なにかの間違いじゃ?まさかハムとかチーズが1万円とか?)
田舎者が東京での驚きの価格設定に固まっていると、「ここは私が出しますよ。」と貴女が言う。よっしゃ!俺のヒモ精神が顔を出す。
(だめだ!男としてのプライドを忘れるな!)
「いやここは僕が払います。(震え声)」
貴女「じゃあ割り勘にしましょうか。私七割払います。」
「いいんですか?」
俺は提案を素直に受け入れる。なんて素敵な人妻さんなんだ。
二人は高級バーを出ると、再びタクシーに乗り込んだ。まだ地下鉄も動いている時間だ。セレブという人種は電車に乗らないのだろう。
貴女「付き合ってもらってるので、ここからは私が払いますね。」
「一生ついていきます!」
運ちゃん「どちらまで?」
貴女「六本木の交差点までお願いします。」
(六本木・・東京でも有名な街。六本木ヒルズはお金持ちの象徴だし・・あれ?それくらいしか知らないや。)
ともあれ人生初の六本木デビューだ。