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久しぶりに会った彼女の姿が○○だった

「え・・ウソ!」見違えるほど変わっていた彼女。

▷変わり果ててしまった好きな人編の1話目へ

「来年までさようなら。」

エスカレーターを登っていく彼女(衛生女)の背中にそう告げて俺は博多駅を後にした。

筑紫女と会うにはまだ時間がある。彼女と別れたあと、チャリに載って一旦帰宅する。

「飛行機に乗り遅れないようにせねば・・。」

万全を期すためキャリーバッグの中身を確認した後、玄関へと持っていく。

そしてその上にFDA(フジドリームエアライン)の航空券を置いた。

「これでよし」

少し仮眠を取った後。シャワーで体を清める。

服を余所行きに着替えて、俺は家を出た。

待ち合わせ場所は、西中洲にある「力飯店」と言う店だ。

中華料理屋のような店名だが、実はちょっと焼き肉屋になる。

最初は天神で待ち合わせをする予定だったが、

「焼肉が無性に食べたい!」

という筑紫女のリクエストのもと、急遽店での待ち合わせとなった。

「やべえ・・ここ絶対に高いヤツやん・・。」

・・店構えが高級でござる。

ちなみにいつもは近所にある「ばかとあほ」というリーズナブル焼肉屋で煙だらけになりながら食っている。

やっぱり気楽なのが好きだ。

前もって筑紫女が予約してくれていたため、彼女の名字を告げると店員さんが案内をしてくれる。

「うわあ・・高いの確定やん・・。」

そう思いながら店内を歩くと、個室っぽい部屋に案内された。

 

筑「わあ!YUさんお疲れ様です!」

部屋に入ると筑紫女らしき女が声をあげた。

「・・・・筑紫女?久しぶり・・でも痩せたねえ・・。」

使い方が違うかもしれないが「見違えた。」

元々スリム体型(腹筋割れてる)で少し筋肉質だった彼女。

それが、さらに細くなり、引き締まった筋肉すら落ちてしまっている。

丸顔だったのに、頬はこけ落ち、顎のラインが尖っている。

・・・これはもうスリムというより「ガリ」だ。

いや「ガリガリさん」だ。

(え?え?なんかの病気?焼肉とか食べていいん?)

俺は不安になりながら彼女の目の前の席に腰を掛けた。

「ちょ・・ちょ!キミめっちゃ痩せとるやん!大丈夫?」

この際、早速聞いてしまおうと思った。デリカシーのなさが俺のウリ(短所)でもある。

筑「・・・実は・・。」

俺の目をじっと見て彼女が口を開いた。

・・きっとヘビーな話が待っていることだろう。

 

続く➡彼女をガリガリに痩せさせた原因はなによ?