写メ交換できない子ってブス率高めなの?
(大人になって漏らしてもた・・・。)
筑紫女との再会の喜びに浸る間もなく、洗面所にあるボディーソープでパンツをジャバジャバと洗う。その男の背中は虚しい。
(でも・・・大のほうじゃなくて良かった。)
明日になれば、涙に濡れたパンツも、きっとお天道様が乾かしてくれるさ。
さて筑紫女と次に会うのは3日後。それまで福岡に滞在することになるだろう。そろそろ札幌に帰る日が近づいている。札幌にはもうすぐ本格的な冬が来る。
今頃は、雪もちらほら降り始め、道路も真っ白な雪景色に包まれていることだろう。
出会い旅延長で!
大阪子はどうしているだろうか?札幌の家を飛び出して、もうそろそろ1ヶ月になる。
その間、連絡は取っていない。
「やべえ!いろいろとやべえ!博多にいる場合じゃねえ!でも・・・帰りたくないのおお!」
午後4時頃に真っ暗になってしまう、北海道の冬はちょっと欝なのだ。
そして帰れば、いろんなことが待っているに違いない。絶対に。
俺は北に一人残されている(はず)の彼女を思ったが、向いている方角は南だった。
(うーん。このまま福岡に住んだろうか?・・我ながら名案。)
俺は、パンツとズボンを履き替え、フロントに電話をする。
「あの・・・あと三日間ここに泊まらせてください。」
幸い部屋に空きがあったので、三日間は宿に困ることは無さそうだ。
明日は誰と何をしよう。久しぶりに予定がない。
明日、明後日はなにしようか・・・?
まだ福岡で会っていないメル友が2人・・いや3人か。
それとも既に会ったメル友に、もう一度会ってもいいかもしれない。
TV「ヴィーナスギャラリ~!美術館じゃない~!」
テレビから聞こえてくる歌。なんだよこのCMソングw馬鹿にしてんの?
「・・・・・ZZZZ」
なぜかこの曲を聞いたとたん。まぶたが重くなってきて、いつの間にか俺は眠りに付いていた。
ごまかしが利かないほど、疲れがしっかりと溜まっていて、10時間以上は眠ったと思う。その間一度も目を覚まさなかった。
プルルル!プルルル!
フロントからの電話で目が覚めた。「掃除はどうするか?」という電話だ。
大きな音で無理やり起こされたせいか目覚めが悪い。バクバクと心臓が早く鼓動していた。
清掃のためホテルを出て、博多ラーメンを昼食にする。2時間ほど清川、高砂界隈をブラブラと散策し、カフェでコーヒーなんか飲んだりして、再びホテルに帰着。
しっかり部屋も綺麗になっていた。
俺はお漏らしパンツをそのまま干したままだった事に気がついて、童女のように赤面するのだった。
寂しいと出会い系やる病気にかかってる男。
夕方までワクワクで2,000円分のポイントを買って相手探し。平日の昼の急な相手探しなので、割り切り系が邪魔をしてウザい。
反応が悪い中、なんとか一人の女性のアドレスをゲット。2,000円で一人だけでも、贅沢は言えない。
相手は26歳の歯科衛生士だ。どうやら休憩時間に絡んでいただいたようだ。
「写メ送りたくない」て言う女はブス?
ちなみに写メはない。というか「顔は送りたくない」とのこと。
経験から言うと、「写メ無しはブスが多い」というわけじゃない。決めつけてかかると勿体無いかもしれない。
ただ写メがないと、ブスかどうか一目で判断できないからね。一応判断方法もあるけど、すげえ長くなるので別記事で書こうと思う。
しつこく顔写真をクレクレすると、嫌われて切られる危険大なので、ここはすんなり引き下がろう。
実際に会って見れば解ることだ。棒アイスから当たりを引くような一種の賭けだ。
「今日は予定があるけど、明日なら大丈夫♪」らしい。
さて・・・・どうする?既存物件に行くか?それとも新規アポに行くか?
ここが運命の分かれ道だ。
他の女の子にも保険でメール送っとく
でも・・保険って大事だよね~。出会い旅は限られた時間との戦いだ。
面倒くさいからと放置しておくと、アポには続かない。
とりあえず、他のヤラせてくれそうな女の子にコピペメールを大量に打って、返事待ちの状況。
すいません筑紫女。僕はきっとクソ野郎です。
日が西のほうに大きく傾いている。もうすぐ夜がやって来る。
既存のメル友からはまだ連絡はない。
もしかしたら今日は何もない日だろうか?
昼に食べた、ラーメンもすっかり消化されて、そろそろ腹が減ってきた。
予想外。返信が来ないという不安。
「そろそろ既存のメル友からのメールラッシュ!忙しくなるぜえ!」
と前向きに構えていた・・が全く返事が来ない。こういう事ってたまにある。
今回のように沢山の女の子を誘っても返事すら来なかったり、混んでる店が、今日はなぜかガラガラだったり。(例え下手)
「俺・・なんか悪いことしたかも?」
「メールから下心がにじみ出ちゃってるとか?」
「もしかしてネットに顔付きで晒されてる?」
そんなふうに不安になったりする。
いや、きっと何か想像もつかないような大きな力が働いているに違いない。
結局、返事が来たのは柔ちゃんからの「今日は無理」というお断りのメールのみ。
(・・こりゃ今日は誰も捕まらんわ。)
切り替えが大事。ガールズバーは逃げない。
(メールで捕まらないなら、現実で会いに行くってのはどうだい?)
思いついたのは、バー子。
バー子は今日はガールズバーに出勤に違いない。
現実の店舗(ガールズバー)に顔を出せば、相手は逃げる事ができない。まさにストーカーの発想だ。
気づけば午後8時。空腹も限界だ。
俺は逃げられない女に会いに行く。
続く➡一人でオッパイパブに行く事のデメリットが大きすぎて悲惨!
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